2021/1/12 | 投稿者: pdo

森功著『高倉健 隠し続けた七つの顔と「謎の養女」』 (講談社文庫) という本を読んだ。

江利チエミと離婚した原因が、チエミの異父姉による横領事件だったことや、高倉健が死ぬ直前に養子縁組した養女が全財産を相続して好き放題やっていることなど、知らなかった事実が色々書いてあって興味深かったが、それらの「闇」の真相を解明するまでには至っておらず、煮え切らない読後感のみが残った。

ところで、コロナ禍とSNSと現代社会の種々のストレスからなる相互作用で、色々なところで精神的奇病ともいうべきものが発症している。

今興味深く見ているのが、町山智浩と菊地成孔の件だ。

個人的な備忘録として書くので、どうでもいいという人は遠慮なくスルーして下さい。

事の発端は、今年の1月8日に、映画評論家の町山智浩が、2019年6月4日付で菊地成孔が書いたウェブ連載記事「トランプを支持する(皮肉ではない)」を自分のツイッターにリンクさせて、「現場では白人至上主義とかネオナチの匂いがしますよ」とコメントしたこと。

それを第三者から知らされた菊地は、自身の有料メルマガの中で町山に対し反論を書き、さらには1月10日付メルマガで町山に公開討論を申し込んだ。

町山はこれについて応じるつもりはないと水道橋博士とのユーチューブ配信の中で言及。

今この段階で、これ以上進展する可能性は低いが、なぜ興味深いかと言うと、町山は少し前にも哲学者東浩紀にツイッター上でかみつき、「東浩紀は腹が据わってない。危なくなるとすぐ逃げて上手くいかないと誰かのせいにする」などと一方的に批判していて、東はこれに対しては相手にせず直接的な反論を行わなかったのに対し、同じように一方的に「晒された」菊地が「正義派ヅラしたSNSジャンキーに鉄槌を降す」べく正面から受けて立ったからだ。

もちろん菊地も東同様に「相手にしない」という選択肢を取ることも可能だったのだが、菊地と町山の間には過去に映画「セッション」を巡ってウェブ上で激しく「やり合った」経緯もあるので、「すわ第2ラウンド開始か」と僕のような野次馬が盛り上がっている(?)。

僕は菊地成孔の本はほとんど全部読んでいるが、町山智浩の本は読んだことがない。

サブカル界隈(?)では信奉者(?)も多く、アメリカ在住(?)で政治的にはリベラル(?)な立場から鋭い(?)発言をし続けている人、という印象しかない。

ここはひとつ、菊地成孔とがっつり正面から対話してもらって、かみ合わないならかみ合わないでいいから、「SNS小児病」にどっぷり冒されたネット観衆の前で、「大人の喧嘩の流儀」というものを(菊地成孔に)見せてもらいたいと期待しているのだが。
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