2018/8/27 | 投稿者: pdo

今回は将棋の話ではありません。

囲碁の話です。

でも僕は囲碁のルールを知らないので、碁は打てません。

ではなぜ囲碁の話かというと、

台湾の美人女性棋士黒嘉嘉(ヘイ・ジャージャー)七段について、昨日テレビで取り上げられていたから。

クリックすると元のサイズで表示します

そのモデル並みのルックスとスタイルで、台湾では超有名人とのこと。

将棋の世界にも美人な女流棋士はたくさんいるけれども、黒嘉嘉七段との最大の違いは、彼女は「女流」棋士ではなく「女性」棋士であるということだ。

将棋の世界では未だに、奨励会三段リーグを通過して四段に昇り詰め、プロ棋士となった女性は存在しない。

先日(8月24日)に藤井聡太七段と公式戦初対局で話題になった里見香奈女流四冠も、昨年三段リーグを年齢制限により無念の退会となった。

女流棋戦では圧倒的な勝率を誇り、男性棋士と実力的には遜色ないと思われる里見女流ですら、三段リーグの厚い壁を突破することはできなかった。

しかし、里見さんがプロになる可能性はまだ開かれている。

プロの公式棋戦において、「10勝かつ良いとこ取りで6割5分以上」という条件をクリアすれば、プロ編入試験を受験することが可能になる。

過去にこの規定で唯一プロ入りを果たしたのが、先日NHK杯で藤井七段に勝った今泉健司四段だ。

というわけで結局将棋の話になってしまったが、今日も里見さんは浦野真彦八段と対局している。

応援したい。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2018/8/19 | 投稿者: pdo

お盆の帰省のついでに、実家にあった『将棋世界』1992年10月号「大山康晴追悼号」を読んだ。

面白かったので少し書き写しておく。

弟子の有吉道夫のインタビューより。


―現在、東京都大阪にある将棋会館は大山先生の尽力でできたそうですね。

有吉 ええ、そうです。先生は東京の将棋会館を作られた後、すぐ大阪の将棋会館の建設に回られたんです。連盟はお金がないですからファンや財界の基金でできたんですが、大山先生がその機関車役でした。

東京の将棋会館を建てるときは、たまたま高輪に日本棋院の空き家があって、そこを臨時に借りて私たちも対局してたんですが、大山先生は朝9時に来られて職員と二人で資金集めに出かけられました。

夕方6時に戻ってきて反省会をやり、明日はどこどこへ行こうと決められて。そういうお姿によくお目にかかりました。

先生は手空きの時は一生懸命、外を回っておられたんですよ。それで東京の会館ができてから1年もしないうちに、「今度は大阪をやろう」と言われたんです。みんなビックリして「これは大山先生、少し指しすぎじゃないか」と。というのは東京がすんで大阪といっても、将棋ファンというのは東京も大阪も同じでしょう。東京の時は日本で一つの会館ということで賛同を得やすいけど、大阪は二つ目ですからね。

当時、私は周囲から「大山先生に、もう少したってからのほうがいいんじゃないか、と言ってほしい」と言われたことがあります。それで先生に「いまは景気もあまりよくないし、東京の会館が建ったばかりだから、どうなんですか」と聞いたことがあります。

そしたら先生は、「大変なのはよくわかっている。時期が悪いって言ったら、いつだっていい時はないんだ。やろうと思ったときが一番いい時期なんだよ。自分が元気な間でないと、大阪に会館はできないよ」と言われました。

私は、「先生がそこまでおっしゃるなら」と言うしかなかった。それでおやりになったんです。

でも、やるといってもお金がないわけでしょう。土地もない。しかし会館がどこに建つか曖昧模糊としてたんじゃ仕方がないというので、まず土地を確保しようということになった。それと並行して土地を買う資金を何とかしなきゃならんと。つまり二つの難題があったんです。

―土地探しから始めなければいけないのだから大変だったでしょう。

有吉 お金はなかなか集まりませんでした。そこで大山先生が「記念免状を発行してまかなおう」というアイデアを出されたんです。木村、大山、中原の三名が署名した特別記念免状ですよ。

―現実には、それで土地を買うお金ができた。建物の時はどうしたんですか。

有吉 ファンの浄財はもちろんですが、財界とか、そういう大口のところも大事ですわね。一つのエピソードですが「だれのところに一番最初に行こうか」となったとき、大山先生は「大阪で一番お金の出そうでない人のところへ行こう。その人が出せば、他の人も、あれが出すんだからしょうがないや、ということで出すだろう」と言われました。

それで最初に行ったのが、大阪マルビルのオーナー、吉本晴彦さんのところでした。

―「大日本どケチ教」の教祖ですね。

有吉 私と大山先生でマルビルの事務所に行ったら秘書の方が麦茶を持ってこられ、吉本さんの第一声が「あなたたちは特別待遇のお客さんです。いままで、お茶なんか出したことは一回もないですよ」でした。

大山先生が、「福島区に将棋会館を建てます。吉本さんがお金を出してくれたら非常に集めやすいから、名前がほしい」と言ったら、吉本さんは、「名前は書いてもいいけど、お金は出しませんよ。私の教義に反する」と。でも大山先生も「そこを何とか」と譲りません。

結局、吉本さんは「しょうがない。それじゃあ10万円出しましょう。ただし奉納帳にそう書くだけで、お金は出しませんよ。私が10万円出したと書けば、あのケチが出した、ということで、50万円にも100万円にもなりますから」。

大山先生は笑い出しましてね。「それで結構です」と言ったら、吉本さんは「絶対にお金を取りに来ちゃこまりますよ。有吉さん、証人になって下さい(笑)。」

―ケチが徹底してますね。(笑)

有吉 まあ、そういうことで、大山先生は暑い時でも寒い時でも、あちこち回って資金集めに奔走されたんです。

―それで関西将棋会館ができた。

有吉 大山先生は終生、大阪のことが頭から離れなかったですね。12歳で小学校を卒業してから20歳ころまで木見金治郎先生のおうちにおられましたから。自分が修行した大阪という場所に生涯を通じて特別な感情を抱いておられました。



0

2018/8/1 | 投稿者: pdo



オードリー若林の3泊4日のキューバ旅行記。

新聞の書評で興味を持ち、早速本屋で買って、とても面白く読んだ。

こんなに面白く読めたことが自分でも意外だった。



いきなりネタバれで申し訳ないので、未読の方は読まないでほしいのだが、



(以下ネタバレあり)

































若林の父親が亡くなった2016年の4月は、プリンスが亡くなった時期でもあって、その頃から自分の人生は余生に入ったと勝手に思っているので、そんなことからも興味深かった。

ちなみにフィデル・カストロが死んだのは2016年11月である。

0

2018/8/1 | 投稿者: pdo

たまには将棋以外の話題もと思って。

芥川賞候補作にもなった北条裕子さんの『美しい顔』っていう小説があるじゃないですか。

そっちの件については、まあいろいろな論点についていろいろな見方があると思うので、ひとまず置いておくとして、

講談社のHPで全文無料公開されていたのをダウンロードして読んだんですよ、っていうか、今、読んでる。

ていうか、読み始めて、すぐに読めなくなった。

ああいうことがあったのを抜きにしても、自分にとってこの作品は、リアリティがなさすぎた。

正確に言えば、今この作者がこの作品を書いたことにリアリティが感じられなかった。

同じような気持ちは、今年の芥川賞を受賞した高橋弘希のデビュー作『指の骨』を読んだときにも感じた。

どちらも、よくできた小説だなあと思う。特に高橋弘希は文章力もすごいし、描写も巧みだ。

北条裕子については(全部は読んでいないが)テーマ設定や視点や素材を扱う仕方がとても巧みだと思った。

しかし、巧みであればあるほど、VR(ヴァーチャル・リアリティ)感覚が強化されていくのはどうしてだろう、という課題と向き合うのがいまや大切なのではないか。

AI(人工知能)に小説を書かせて、その技量をどんどん向上させていけば、このレベルまで到達するのではないか。

どうしても将棋の話になるが、AIどうしの棋譜には、やはり魂がこもっていない。

というよりも、単に今自分が将棋以外のことに対してリアリティが持てないだけなのだ、ということに気づかされた。
0




AutoPage最新お知らせ