2016/12/7 | 投稿者: pdo

こういうのを見ると、この映画に込められた情熱と考証の深さに圧倒される。

呉市の地理と歴史を知り尽くしている監督。原作者のこうの先生も一緒に歩いている。

こんなに作り手の思い入れの籠った作品は滅多にあるもんじゃない。

第1回この世界(セカ)探検隊 Part1
大和ミュージアム〜灰ヶ峰
開催日:2013年10月14日




第1回この世界(セカ)探検隊 Part2
西畑〜つばき会館 ※スペシャルゲスト・こうの史代さんと一緒に探険!
開催日:2013年10月14日



第1回この世界(セカ)探検隊 Part3
つばき会館〜大和ミュージアム
開催日:2013年10月14日



片渕須直監督コラム「すずさんの日々とともに」

この映画を作ろうと思ったとき、大正14年生まれのすずさんは85歳だった。86歳くらいのすずさんの存在は十分思い描くことができた。すずさんはもちろん架空の人ではあるのだが、彼女が存在しているのだという感触は大事にしたかった。

今は90歳になったはずのすずさん。ずいぶん待たせてしまってほんとうに申し訳ない。

86歳の頃、妻の父はまだまったくぴんぴんしていた。年齢の近い妻の父がベッドに横たわるのを見つめながら、この何年間かの時間をあらためて噛み締めてしまう。

施設を出ると、そこは妻たち兄妹が子ども時代を過ごした町だった。兄は、大衆食堂に入ると、おはぎを注文した。子どもの頃食べなれたおはぎだったのだろう。

今回のクラウドファンディングにはたくさんのご高齢の方、故人となってしまった方のお名前が載ることになるのだろう。そのこと自体が、映画の中で描かれた世界が、今のわれわれの世界とまったくの地続きである証拠となるはずだ。

この映画にはたくさんの方々の想いや気持ちと、時の流れが重なってしまっている。

2015年6月3日
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