2016/12/6 | 投稿者: pdo

いろんな感想がネットやラジオや紙媒体に流れているけれど、感想を読んだだけで泣けてくるのがある。

[映画批評] この世界の片隅に [物語の解釈講座・番外編](ニコニコ動画)

映画『この世界の片隅に』感想 〜誰かが誰かの居場所になること【ネタバレ】

映画『この世界の片隅に』から学ぶ「我々はなぜ生きるのか」


これらの分析や感想はそれぞれ素晴らしい。しかし、言葉だけではどうしても伝えきれないものが在る。

公式アートブックと絵コンテ集が欲しくて、あちこちの書店を彷徨ったが、入手できず。

代わりにと言っては何だが、本日発売の、こうの史代×のん特別対談収録の「漫画アクション」と、こうの史代『夕凪の街 桜の国』を買う。



アクションの対談は、読む価値あり。のんが片渕監督が変えたセリフを原作通りに戻させた(?)エピソードなど、新たな発見があった。のんが監督に送った箇条書きびっしりメールの中身が読みたい気がした(笑)

『夕凪の街 桜の国』は、ある意味『この世界の片隅に』の続きの物語としても読める。

美しくて、哀しくて、言葉にできない感情でいっぱいになる。

漫画アクションといえば『じゃりン子チエ』で、はるき悦巳を愛する自分としては、こうの史代の描く世界にも『チエ』(初期)に似た抒情性を感じる。

しかし、こうの史代作品の抒情性は、静かだが激烈である。そして深すぎる余韻を残す。

そしてそれはたとえようもなく豊潤で美しい。

『夕凪の街 桜の国』の感想は、とても書き切れない。

『この世界の片隅に』の映画を「とにかく見ろ」というしかないのと同じで、「とにかく読め」としか言えない。読まない人はその分人生を損したことになる。

『夕凪の街 桜の国』も、実写化されているようだ。この作品も片渕監督と「のん」でアニメ化してくれたらと願わずにはおれないが、原作のまま残すべき作品のような気もする。

この作品こそ、北川景子の主演でもいいと思った。
でもそれはとても残酷なことかもしれない。
彼女自身の人生を投影してしまうような作品だから。
(『この世界の片隅に』の実写ドラマ版は未見。)
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