2013/10/31 | 投稿者: pdo

1970年代を代表する歌謡曲(演歌)のスター藤圭子が衝撃的な死を遂げたのが今年の8月22日。

今の世代には、宇多田ヒカルの母親と言った方が分かり易いだろう。

その死を契機に、藤圭子に関する2冊の重要な書物が刊行された(1冊は復刊)。

1冊は、彼女の大ブレイクを演出した作詞家、石坂まさをの自叙伝『きずな』(文芸春秋社)。もう1冊は、ジャーナリスト沢木耕太郎による藤圭子28歳の引退宣言直後のインタビューを収めたノンフィクション『流星ひとつ』。

この2冊を面白く一気に読んだ。

読んでいるうちに、藤圭子、石坂まさを、そして沢木耕太郎というそれぞれの稀有な個性と才能が浮き彫りになってくる。特に、藤圭子というのはひとつの時代を象徴するだけの特異な才能の持ち主だったことが分かる。

感想は改めてじっくり書きたい。
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2013/10/28 | 投稿者: pdo

ルー・リード氏(米ロック音楽家)、米メディアによると、27日、ニューヨーク州ロングアイランドで死亡。71歳。死因は不明だが、今年5月に肝臓移植手術を受けていた。

 42年、ニューヨーク市生まれ。ロックバンド、ベルベット・アンダーグラウンドを65年に結成。ボーカルやギターを担当、作詞・作曲も手掛けた。デビッド・ボウイや「U2」など多くのアーティストに影響を与えた。70年にバンドを脱退して以降は、ソロとして活動した。

(時事通信) 2013年10月28日 06時44分


学生の頃、先輩がやっていたバンドの演奏を聞いて、「ええ曲やな〜」と感心していたら、あのヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲だと知って驚いたことを覚えている。

それは当時の自分が勝手に描いていた「パンクでアナーキーで退廃的なおっかないオッサン」というルー・リードのイメージからかけ離れた曲だった。

ルー・リードは、本当は繊細な詩人という表現がぴったりで、ソロになってから「ベルリン」とか「ワイルドサイドを歩け」などの渋い曲をたくさん書いた。

VU(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)時代は、物凄くキャッチーなポップソングをたくさん作っている。この頃の作品が大好きだ。

そんなVUの1st(アンディ・ウォーホールのバナナのジャケットがあまりにも有名)から、地味だがとても光っている名曲。




I'll Be Your Mirror

君の鏡になろう

ありのままの君を映そう 君はそれを知らないかもしれないから

僕は風になろう 雨や日没にもなろう

君の扉の灯りにもなろう 君が家に着いたことが分かるように


君が内心ではひねくれて不親切だと

夜が君の心を見透かしたように思うとき

僕は君のそばに立って 君には何も見えちゃいないことを教えてあげるよ

どうか手をおろしてほしい

僕には君が見えているから


君に分かっていないなんて信じられないよ

君が美しい人だってことを

僕を君の眼にしてほしい

暗闇の中を導く手にしてほしい 君が恐れないように


君が内心ではひねくれて不親切だと

夜が君の心を見透かしたように思うとき

僕は君のそばに立って 君には何も見えちゃいないことを教えてあげるよ

どうか手をおろしてほしい

僕には君が見えているから


僕は君の鏡になろう

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2013/10/23 | 投稿者: pdo


北野武監督の「アウトレイジ」と「アウトレイジ ビヨンド」を見た。

両方とも面白かった。北野映画で一番好きかも知れない。

脚本、撮影、キャスト、演技、音楽、どれを取っても非の打ちどころがない。

エンターテイメント/ヤクザ映画として、一度見てすぐ忘れるにはちょうどいい映画だと思う(決して批判的な意味ではない)。

これからもこの路線で行くならそれはそれでいいし、「キッズ・リターン」や「菊次郎の夏」や「あの夏、一番静かな海」みたいな作品もまた見てみたい気がする。

「みんな、やってるか」とか「監督ばんざい」とか「Takeshi's」の路線は、もう見る気がしない。



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2013/10/17 | 投稿者: pdo

あの「アキちゃん」が不良少女に!? 国民的ドラマ「あまちゃん」の主演女優、能年玲奈(20)の次回作が、少女漫画「ホットロード」の実写映画版に決まったことが16日、分かった。

 原作は1986年から別冊マーガレットに連載され、単行本は全4巻で700万部が発行された人気作。能年は家庭で孤立し、暴走族のリーダー、春山洋志に心をひかれていく14歳の少女、宮市和希を演じる。万引で補導されたり、金髪にするなど「あまちゃん」のアキちゃんとは180度違うキャラクターだ。

 しかし、原作者の紡木たく氏(49)が自ら脚本を監修する中で「彼女がいたから実写化できる」とほれこんで起用。能年も「皆さんに楽しんでいただける作品になればと毎日願っております。一生懸命尽くしたいと思います」と全力投球を誓っている。

 監督は「ソラニン」「僕等がいた」の三木孝浩氏(39)。11月にクランクインし、来年4月に完成、同年夏の公開を予定している。春山をはじめとする共演陣は、今後発表していく予定だ。 :SANSPO.COM(サンスポ・コム)




そうきたか。

というか、この話は「あまちゃん」の前に決まっていたらしい。

「カラスの親指」での河合まひろ役の演技を見て、原作者がアリだと思ったのかも。

原作は未読だけど、サントラは尾崎豊とかMODSとかストリート・スライダーズとかになるのか。当時の音楽を使ってほしい気がする。

個人的には浜田省吾の「ラストショー」て曲が大好き。

しかし、原作は伝説的と言ってよいほどのベストセラー漫画で、キャストに能年玲奈ほどの素材を使って凡庸な作品になってしまうと「全部監督のせい」ということになってしまうから制作陣は相当なプレッシャーだね。


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2013/10/11 | 投稿者: pdo

昨日の読売新聞に、小泉今日子が「あまちゃんを終えて」というなかなかいい文章を寄稿している。


「若者達が夢を持ちにくい時代なのだと何かで読んだ。

ひとりの大人として申し訳なく思う。

だから、最終回で、アキちゃんとユイちゃんがトンネルの向こうに見える光に向かって走り出した時、やっぱり私は泣いてしまった。

夢なんかなくても、夢に破れても、何者にもなれなかったとしても、若者はのびのびと元気でいて欲しい。

それだけで私達大人にとっては希望なのだから。

明るい光を目指して走り出す二人は美しくて、たくましくて、眩しかった。

さあ、あまロス症候群のみなさん!

老いも若きも二人に負けないように明るい光を目指してまた走り出しましょう!」



小泉今日子はSWITCHという雑誌(10月号)にも「アキと春子と私の青春」と題する「能年玲奈への手紙」を掲載していて、これもいい文章だ。

高峰秀子や岸景子を筆頭に、昔から名女優には名文家が多いが、小泉今日子にもこんな文才があるとは知らなかった。






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