2013/8/29 | 投稿者: pdo

「あまちゃん」の後、能年玲奈がどんな作品に出るのかに日本中が注目している。

打ち上げや記者会見では主役の能年玲奈が事あるごとに「あまちゃん2をやりたい」とNHK側にリクエストしていた…が、能年が続編にこだわるのは、「ほかに大きなオファーがないからでは?」とスポーツ紙記者。

「ドラマや映画のオファーが届いても、あまりいい条件のものがなかったという話は聞こえていますね。どれも主役クラスのものではなく、脇役か男女複数の共演といった類いのものばかり。実のところ、朝ドラ主演後の方向性って意外に難しくて、例えば『純と愛』の夏菜も一本気なキャラクターがイメージとして定着してしまって、後の仕事がトーンダウンしていますし」(同)

「能年の所属事務所は、とにかく主役級の仕事を取ろうと強い営業をかけているそうですが、人気で能年がリードしても、仕事では橋本が恵まれるという感じになってしまうかもしれません」(同)

(日刊サイゾーより)


小泉今日子や薬師丸ひろ子、宮本信子や古田新太、その他錚々たる役者陣と共演し、海女からアイドル、女優まで八面六臂の演技を見せた能年だが、正直ポテンシャルの底がまだ見えない。

「素」と地続きの役を演じるのではなく、いったん自分をリセットして、器になりきって役に入るという彼女のスタイルは、どんな役でも演じることができる資質を示している。

実質的なデビュー作品『動物の狩り方』、演技が評価された賞を受けた『カラスの親指』、そして『あまちゃん』のそれぞれの演技を見れば、演者としての幅の広さは明らかだ。

そして、『あまちゃん』で全面開花した、天性の突き抜けるような透明感がある。

これから能年玲奈がどんな役を演じるのかを想像するのは楽しい。

その1

高倉健の孫娘の役。

田舎の山奥で寂しく二人で暮らす祖父と孫娘。なんだか訳ありの様子。
それなりに幸せに暮らしている二人。
ある日、麓から村人たちがやって来て、ややこしい話をしようとする。
役人や警察も出てくる。
引き離される二人。



あ、これって『ハイジ』の現代版か。

その2

周囲から理解されない孤独な少女。

どこに行っても浮いてしまう。

絵を描くことに生き甲斐を見出す。



本人そのまんまじゃんか。


その3

周囲のすべてが狂ってしまった世界で一人だけ正気を保つ女。
(コメディだがあくまでも演技はシリアス)



その4

神のような超能力を持つ女。

もう一人の超能力者(北川景子希望。橋本愛でも可)と世界征服を巡って壮絶なバトルを繰り広げる。
(笑いの要素は一切なし)








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2013/8/23 | 投稿者: pdo

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能年玲奈ではありません。

鳥居みゆきです。




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鳥居みゆきではありません。

能年玲奈です。






こっちが玲奈で

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こっちがみゆきです。

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2013/8/20 | 投稿者: pdo

最近、買った本を最後まで読まないことが多くなった。

仕事の移動時間の時間つぶしに『短編工場』 (集英社文庫) というのを買ってみたがまだ最初の2編しか読んでいない。『かみさまの娘』(桜木紫乃)という最初の短編は面白かった。この作家は最新の直木賞を受賞したと後で知った。

「あまちゃん」で時の人になっている宮藤官九郎の『いまなんつった?』(文春文庫)というコラム集も途中まで読んだ。さすがに面白い。伏線とか小ネタとかが評価されているようだが、この人の作品の生命は対象を把握するスピード感とテンポ(間)にあると思った。
それにしても「あまちゃん」の震災編はどうなるんだろう。ちょっと不安もある。

現実のリアルな事件を扱ったフィクションには特有の問題がある。

それを強く感じたのが『永遠の0』(講談社文庫)という話題作だ。妻が買って来たのを読み始めたら面白くて一気に読めた。

読後、面白かった部分はどうやら既にある戦記物ノンフィクションからの引用で、感心しなかった部分は著者のオリジナルだったようだと分かり、さもありなんという感じ。

神風特攻隊という現実の存在を限りなくドキュメンタリーに近いフィクションとして描くことの難しさを考えさせられた。

同じことは、先日書いた映画『風立ちぬ』を観ても思った。神風特攻隊というテーマはエンターテイメント作品の中で扱うには余りにも・・・

7月の発売直後に買った『タモリ論』(新潮新書)は、思ったよりスカスカで、昨年の『前田敦子はキリストを超えた』(ちくま新書)のようなハッタリ臭を感じた。

8月に読んだ坂口恭平の『幻年時代』は、まだ自分の中で評価が定まらない。自分でも意外なのだが、どうも入りこめなかった。自分のコンディションの問題とかがあるのかもしれない。






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2013/8/6 | 投稿者: pdo


家族一緒に、ジブリ最新作、宮崎駿監督の『風立ちぬ』を見た。

以下ネタバレあり














子どもたちが見たがるので、過去何度もジブリ映画には足を運んでいるが、そのたびに「う〜ん、これは・・・」という微妙な感想が続いている。

『崖の上のポニョ』然り、『借り暮らしのアリエッティ』然り。

で、今回の『風立ちぬ』についても、やはり
「う〜ん、これは・・・」
「な〜んか、違う」
というびみょーな感覚だった。

なるべく予備知識を入れない状態で見た。
見た直後、感想は「特になし」としか言いようがない気分だった。
一般のレビューを見ても、やはり賛否両論のようだ。

まず、いつものことながら、物語の筋道がよく分からない。いや、今回は主人公堀越二郎の生涯を描くという大まかなストーリーはあるのだが、肝心な所が堀越の夢のシュールな描写で誤魔化されている感じがする。ちなみに、堀越二郎という人物はゼロ戦の設計者堀越氏と小説『風立ちぬ』の作者堀辰雄という二人の実在の人物をミックスさせた、架空の人物(?)である。実話とフィクションを悪い意味で曖昧に描いているようなこの処理にも正直違和感がある。

堀越の夢の中にイタリアの飛行機エンジニア(主人公の憧れの人物?)が繰り返し登場し、「日本の若者」である主人公にいろいろとアドバイスをくれたりするのだが、彼の言っていることがいまいちピンと来ない。

一番違和感があるのは、堀越は結果的に日本軍の戦闘機の開発に従事させられ、彼の開発した零戦が第二次大戦で玉砕攻撃に使われるという歴史があるわけだが、そこをラストシーンのイタリア技術者との対話の中でなんだかムニャムニャと言及して済ませたところ。

この程度の取り上げ方で済む問題なのかという違和感。この映画にメッセージがあるとするならここは核心部分にあたるはずなのだが、意外にあっさりと処理したなという感じ。

前半に関東大震災の描写があり、これが非常に迫力があって生々しい。311の後でこの描写がエンターテイメント映画の中でなされることに対する違和感。

堀越の妻との恋愛・結婚、そして妻の結核による死(暗示されるに留まる)という物語の重要な一部はそれなりによく描かれていたと思う。

ただこの部分は堀越二郎ではなく完全に堀辰雄の話なので、映画全体のバランスの中では不自然に浮いたストーリーになっている気がしないでもない。

前に『おおかみこどもの雨と雪』を見たときにも感じたが、エンターテイメントとしての軸がぶれているんじゃないだろうか。

カルト映画ならまだしも、全国の子どもの見る王道たる作品(ジブリ作品というブランドは今やそういう価値を付加されている)としてのクオリティは満たしていない気がする。ちょっと作り手のエゴがはみ出過ぎではないか。

「特になし」という感想を無理矢理言葉にするとこんな感じ。

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タグ: ジブリ 宮崎駿

2013/8/1 | 投稿者: pdo

能年玲奈一推しの作家木地雅映子の小説『氷の海のガレオン/オルタ 』(ポプラ文庫ピュアフル)と『あたたかい水の出るところ』を読んだ。

『氷の海のガレオン』という小説は、今の社会からはみ出してしまう個性を持った人たちがどうやって世界と関わることができるか、という問題意識を背景にしつつ、過度に深刻になることなく、丁寧に人間の心の襞を描いた作品。……といってもこんな無骨な説明では何も言ったことにならない。とてもいい作品だと思った。能年玲奈のブログの文章にも通じるものがあるような気がした。

『オルタ』は、今は「アスペルガー症候群」という名前でラベリングされる子どもたちが学校という制度に適応することの困難さを母親の目線で描いた、割とへヴィーな作品。小説と呼べるほどのストーリーがあるわけではなく、明らかに大人向けの内容だ。なんでこれがティーン向け小説に分類されているのだろう。

『あたたかい水の出るところ』は、2012年の書き下ろし作品で、上記の初期作品よりもはるかにエンターテイメント寄りになっている。ストーリーも明快でとても読みやすい。とはいえ、お気楽そうな文体を用いて描かれている作品世界は実際にはお気楽なものには程遠い。主人公の女の子が頭の中で能年玲奈のイメージに重なった。「あまちゃん」の天野秋と通じる能天気な部分もあり、彼女の主演で映像化されるのを待っているかのような作品だと思った。

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タグ: 木地雅映子




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