2013/2/25 | 投稿者: pdo

水道橋博士のメルマガ『メルマ旬報』購読を申し込んだ。

月額500円で月2回発行だが、毎号のボリュームが凄い。今申し込むと、過去のバックナンバーがすべて無料でついてくるので、現在までのメルマガをすべて読むことができる。

色々な執筆者がいる中でやはり面白いのは水道橋博士の書く『博士の愛した靖幸』という岡村靖幸との交友録と、博士の日記をそのまんま公開したような『博士の異常な日常』という濃密な日誌のコーナーだ。

これだけでも十分お腹いっぱいになるのだが、さらに濃い執筆陣による濃い連載が山盛り。疑いなく現在の日本で最も1文字あたりの単価が低い出版物であるだけでなく、その内容の面白さからして最も費用対効果の高い定期刊行物ではないか。

e-pub版をダウンロードすればiPadなどでいつでも読むことができる。外出先で時間を潰すのに丁度いい。

なんだか彼のメルマガの宣伝のようになってしまったが、昨年発表された『芸人春秋』という著書について、まだ感想を書いていなかった。

水道橋博士はルポタージュの古典である竹中労の作品に影響を受けているということで、現代の芸人たちの様々な意匠を切り取っていく手腕は見事だ。現代社会の宗教はマスメディアであり、「現代社会の神々」であるテレビ界のスターたちの姿を至近距離でかつ客観的に描く彼の文章が面白くないはずがない。

特に今回の作品は、人間の持つあらゆる業――笑いだけでなく、哀愁や慟哭まで内包している。最後のいくつかの章は、涙が出てくる。

一部でこの作品を「文学的偉業」などという言葉で過剰に評価する動きには疑問を感じるが、読み物として最高に面白いのだからこれ以上何も言う事はない。


ところで、話は変わるが、以前自分は岡村靖幸についてかなり穿った記事を書いた。そこで書いた気持ちは今も基本的に同じままだが、水道橋博士のメルマガを読んで、彼が周囲の支えや環境的好条件の中で、もちろん自身の努力によって、一人のアーティストとして見事に復活を遂げつつある様子が確認できた。そのことは嬉しい。








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タグ: 水道橋博士

2013/2/13 | 投稿者: pdo


本屋で平積みにされていた新潮文庫の安部公房『壁』の帯に鳥居みゆきの写真とコメントが載っていた。

「自分のコントの原点です」みたいなことが書いてあった。

あまりこういうことをやりそうにない人だけにオヤッと感じた。

ただそれだけ。
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2013/2/5 | 投稿者: pdo

スキャンダルに見舞われるアイドルの話というので、綿矢りさの『夢を与える』という小説を読んでみる。

ちなみに彼女の作品はこれまで読んだことがない。

一気に読み通したが、感想と言えるほどのものが出てこない。

AKBの件を考える上で、参考になる部分とならない部分がある。詳しくはまた改めて。


今週の文春には柏木由紀の記事が出るそうだ。

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2013/2/1 | 投稿者: pdo


峯岸みなみのスキャンダルが週刊文春に報じられて、彼女が頭を丸めて謝罪する動画がAKBの公式ページに挙がった。

若い女性が坊主頭で泣きながら謝罪するという画のインパクトが強烈なため、大きな話題になっている。

処分としては、峯岸は研究生としてAKBに残留できることになった。
同様のスキャンダルでグループを去って行ったメンバーも多い中で、彼女としてはうまく命拾いしたといえるかもしれない。

丸刈りはたぶん彼女の言葉通り自主的にやったことだろう。運営が強制したとは考えにくい。仮に強制していないにしてもそれを許すこと自体の是非はあるにしても。

その動画が出たすぐ後に、峯岸が前田敦子や高橋みなみ、板野友美らの一期生と一緒に笑顔で撮った写真が板野友美のツイッターに挙げられた。

高橋らの古参メンバーは、ツイッターやブログを通じて、峯岸をこれからも仲間として受け容れ、支えていく旨を発言している。
卒業した前田敦子までが同様のコメントを書いている。

これらの動きのいちいちに対して、いろんな立場からいろんな意見があるだろう。
そしてそれらの意見はどれも一面において正しいだろう。
この件に関して100%正しい見方というものはないと思う。

自分個人の見方を言えば、峯岸はできるだけのことをやったと思うし、運営はできるだけの考慮をしたと思うし、たかみな達はそうするしかなかったのだと思う。このことに複雑な思いを抱くメンバーがいることは当然だと思うし、ファンが怒るのも当然だと思う。

これからは恋愛禁止というルール自体の意義が問われることになるだろうし、峯岸がこれからも活躍できるならルールはますます形骸化し存在意義を失うことになるだろうし、またそれでいいと思う。

AKBプロジェクトを「アイドル」という既成概念への挑戦だとするなら、AKBは「アイドルは恋愛をしてはいけない」という既成概念に挑戦すべきなのかもしれない。

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