2010/11/14 | 投稿者: pdo

助言 

ラングストン・ヒューズ/木島始 訳
 
みんな、云っとくがな、
生れるってな、つらいし
死ぬってな、みすぼらしいよ───
んだから、掴まえろよ
ちっとばかし 愛するってのを
その間にな。


Advice

Folks, I'm telling you,
Birthing is hard
And Dying is mean
So get yourself
Some loving in between.

- Langston Hughes



歌名:チェインギャング
歌手:ブルーハーツ

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利
編曲:THE BLUE HEARTS

生きているっていうことは カッコ悪いかもしれない
死んでしまうという事は とってもみじめなものだろう
だから親愛なる人よ そのあいだにほんの少し
人を愛するってことを しっかりとつかまえるんだ


古い話で恐縮だが、あのブルーハーツの代表曲の一つ『チェイン・ギャング』の歌詞の一節は、上記の通り、アメリカの黒人詩人ラングストン・ヒューズのフレーズの丸パクリである。

この詩は、たしか当時の高校の教科書なんかにも載っていたりしたので、マーシーはたぶん意識して引用したんだと思う。

でも、この曲についてこの点を問題視する声を、少なくとも僕は聞いたことがない。

ちょっと前に、松本零士が「銀河鉄道999」に出てきたフレーズについて槇原敬之を著作権侵害で訴え、槇原側が逆に松本側を名誉棄損で訴えるという事件があった。後者については、判決で名誉棄損が認められたようだ。

ラングストン・ヒューズはとっくに故人だし、相続人もブルーハーツの曲について知る由もないだろうが、「チェイン・ギャング」が万が一アメリカで流行ったりしていたらきっと問題になったと思う。もっと言えば、「チェイン・ギャング」というタイトルそのものがサム・クックの同名曲のパクリで、これはマーシー自身認めている。

最近はヒップホップなんかでは「リスペクト」の名のもとに過去の音源をパクリまくることが公然と行われている。そのへんにどういう了解があるのか、最近の事情には疎いので僕にはよくわからない。

これも10年以上前の話だが、オザケンや小山田、フリッパーズ・ギターを筆頭とする「渋谷系」の音楽では、過去の名曲からのフレーズの引用、というかパクリが堂々と行われていた。

法律論として「引用」か「盗用(パクリ)」かという議論はあるにしても、非常に微妙で、紛争化するかどうかは、結局のところ引用元が怒るかどうかという点にかかっている。

「論文」と「評論」の違いという問題、あるいは表現活動にとって影響を受けた作品の引用の持つ意義、という点まで考えれば、一筋縄でいく問題ではない。

今回の「東京ポッド許可局」の騒動を見て、なんとなく頭に浮かんだことを記しただけで、具体的にあの件についてどっちがどうというつもりは毛頭ないので念のため。

ちなみに、この記事のタイトルも、The Persuaders の名曲のタイトルからの「パクリ」です。

2

2010/11/8 | 投稿者: pdo

このブログでも何度か話題にしている「東京ポッド許可局」の最新回が、彼らが当事者として「お笑い評論家・ラリー遠田による盗用事件」を暴露するという内容になっていて、早くもネット上で静かな騒動を巻き起こしている。

もう一方の当事者であるラリー遠田氏もツイッター上で真っ向から盗用を否認しており、目が離せない展開になってきた。

紛争の経緯を簡単に言うと、2年ほど前の「東京ポッド許可局」の中で、サンキュータツオ氏が語った「お笑いにおける手数論」を、ラリー遠田氏が「サイゾー」のコラムに、その具体的な数字まで含めてほぼそのまま、あたかも自説であるかのように書いたということが発端であるという。

「手数論」というのは、簡単に言うと、限られた時間内にどれだけ笑いを生み出すボケを繰り出せるかという観点から漫才(主にM−1出場者)を分析する「理論」のこと。

サンキュータツオ氏が独自の分析的手法で考案したこの「手数論」を、「おわライター」であるラリー氏が、出典を明記せずに自分のコラムの中で「盗用」した、というのがタツオ氏の言い分だ。

ちなみに、ラリー遠田氏が「手数論」について触れたくだりを下に引用しておく。


(引用開始)

 「手数重視」とは、要するに「ボケの数が多い漫才が有利」ということ。4分という短いネタ時間の中に笑いどころを極限まで多く詰め込む、というのは最近のM-1で勝ち抜くための基本戦略となりつつある。

 例えば、昨年の王者であるサンドウィッチマンが、漫才の冒頭で即座にネタに入っていたのも、余分な間を空けずにボケの数を増やすための工夫だったのである。

 そして今、「手数重視」の現代漫才の象徴とも言える存在が、今回のM-1で優勝候補の筆頭と言われたナイツである。ナイツが今年のM-1決勝の1本目で披露したネタでは、たった4分の間に33回ものボケが詰め込まれていた。ツッコミで笑いを取る箇所も含めると、実際の笑いどころはさらに多い。これは恐らく、4分の漫才に入りきるボケの回数のほぼ限界に近い数字だ。短い時間にボケをぎっしり詰めた密度の濃い漫才を披露してこそ、M-1で優勝を争えるようになるのである。

(引用終わり)

今手元に「東京ポッド許可局」の書籍が無いので、同書籍からの引用は後ほど。ただ、私が個人的に聞いた印象では、上記引用部分は「ポッド」で語られていた内容ほぼそのまんまである。

さて、問題はここからなのだが、これ以降の経緯については、興味のある方は実際に「ポッド」を聞いて判断していただきたいと思う。
2

2010/11/2 | 投稿者: pdo

CEO -10th Anniversary Deluxe Edition

早速手に入れました。

素晴らしい。

days of heliotrope は超名曲。

disk2はライブ音源が多くて、同じ曲が多いので少し物足りないが、最後の

like a rolling stone が良い。

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2010/11/1 | 投稿者: pdo

これってもう発売してるのかな?

CEO -10th Anniversary Deluxe Edition-

幻のバンドによる幻の大名盤。

詳しくは弊ブログの yes mama ok? のカテゴリーをご覧ください。

金剛地武志さんは、田代マーシーみたいになる前に、ミュージシャンに復帰した方がいいと心底思います。
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2010/11/1 | 投稿者: pdo

3回目の出演。

相変わらずネタが凄い。

正直凄すぎて引くくらい。

今回は“批評芸”を超えて、ロッキン・オンなどの音楽批評をさらに批評芸のネタにするところまで行った。

興味を持った方は、ぜひダウンロードしておくことをお勧めします。
期間限定なので。


第165回「マキタスポーツのラジカントロプス2.0」
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