2008/7/30 | 投稿者: pdo

「死とともに生きることは可能でしょうか? なぜわれわれは、死を生から区別したのでしょうか? 死はわれわれの生の一部であり、われわれの存在の一部です――死ぬことと生きること、生きることと死ぬこと、両者は切り離すことができません。嫉妬、怒り、悲しみ、寂しさ、われわれの味わう楽しみ、それをわれわれは生と呼ぶのですが、それとこの死と呼ばれるもの――なぜそれらを区別するのでしょう? 両者を何キロも遠ざけておくのはなぜでしょう? われわれは老人の死は認めます。それは自然です。しかし若いひとが事故や病気で死ぬと、われわれは反発します。それは不公平だ、あってはならないことだと言います。ですから、いつも生と死を区別しているのです。これはわれわれが探究し、理解しなければならない問題です。あるいは、問題として扱うのではなく、偽りなしにその関係を知ることです。」――J・クリシュナムルティ


 7月に単独ライブをやるという話題が出た時、「7、8年前、お笑いやり始めてすぐの時にも『狂宴封鎖的世界』というタイトルで私の葬式をやったんです。私が死んでるところから始まって生き返ってネタをやる。お客さんにも喪服で来てもらいました」とおっしゃったのでびっくりしました。
 19,20歳のそのころから、「死」など人が目をそむけたくなる側面をテーマにネタを考えていた事になるんですね。

 「そういうことはやっぱり考えなきゃいけません。生きてる以上。死を考えることで生きてることの重さを知る。今の、死を隠蔽しすぎる風潮もよくないと思う。隠蔽したって死ぬものは死ぬんだから。軽々しく言っちゃダメとは思いますけどね、死に対して熱く何かを作ればいいと思います」――読売新聞pop styleより



引用に深い意味はないんですが、mixiのニュースとかで単独ライブが取り上げられていて、葬式(告別式)をテーマにお笑いをやるのは不謹慎だとかなんとか結構な数の反応があるようなので。

死者に鞭打つような真似は止めろ!

鳥居みゆきほど死について真面目に考えていた人間はいないんだから。

だからこそ自己の死を一世一代のパフォーマンスに仕立て上げたのだ。

あのライブを、ドリフのコントやとんねるずの葬式パロディ番組と一緒にしないでほしい(あれはあれで面白いけど)。

鳥居みゆきの真剣で重大な問題提起を軽々しく片づけないでほしい。

あのライブで鳥居みゆきは本当に死んだのだ。

死とは何なのかをわれわれに教えるために。


「あらゆる美と色彩をそなえたその落ち葉を眺めると、ひとの死というのは、それも生の終わりにではなくごくはじめから、どんなものでなくてはならないのかを、たぶん非常に深いところから理解し、気づくだろう。死とは何か恐ろしいものでも、逃げたり先に延ばしたりするものでもなく、日の明け暮れとともにあるものなのだ。そのことから、想像を絶した無限の感覚が訪れるのである。」
(クリシュナムルティ『最後の日記』より「死とは何か?」)
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2008/7/29 | 投稿者: pdo

寂しがりやな人でした。
いつも孤独な人でした。
それは一体誰かって?

わたくし、鳥居みゆきです!


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個人的にもいろいろあって、昨日は本当に疲れた。

念願の鳥居みゆきのライブも見ることができたというのに、ぐったりして途中で寝てしまい、記憶も途切れ途切れという始末。こんなことならエスタロンモカを飲んでおくんだった・・・

それにしても、生鳥居みゆきの初体験が昨日の単独ライブだったというのはあまりにも贅沢すぎた。

いくらブレイクした人気芸人とはいえ、ここまでやるか? というくらい凝った演出。相澤会長も直々に参列するなど、サンミュージックが今鳥居をいかに大切にしているかが分かった気がした。というか、これをやるために鳥居みゆきは頑張ってテレビの仕事をこなしていたんだな、というのが伝わってきた。

内容は、いろんなところでネタバレしてるみたいだし、DVDも出るので具体的には書かない、というよりも先述のように記憶が曖昧なので書けない。

ただ全体の印象としては、今の人気ならもっとデカい箱でやることも十分に可能なだけに、あえて観客数を抑え(客席が喪服というビジュアル面での演出も加えて)、DVD化を意識した1個の映像作品として作られている気がした。

間に挟まれたVTRは完成度が高く、彼女が自分の魅力を知り尽くしている卓越した演技者であることを改めて確認できた。

「死刑執行」のコントも時事ネタっぽくて面白かった。「ダルマ落とし」のオチは、西欧人なら爆笑できるだろう。あれを笑えないのは日本人の民度が低いからではないか(決してあの場にいた人が低いという意味ではなくて、笑いの文化的土壌の問題)・・・

そんなことを朦朧とした頭で考えていた僕は、最後の「チンドン屋」を舞台で演じる鳥居を見ながら、なんだか崇高なものに触れている気がして、不覚にも目に涙が滲んで来た。

お笑いライブにあるまじきこと!

でも、本当の喜劇はいつも涙と隣り合わせなんだと思う。「鳥居みゆきが面白くない」という人は、『ライムライト』のチャップリンとキートンの二人舞台の場面を見て「笑えない」という人のようなものではないか。それはお笑いとして正しいかどうかという以前に、人間として不幸だ。

「チンドン屋」が終わった後の鳥居みゆきの一瞬の表情を、DVDで確認したい。涙で曇って見えなかったから。

ライブが終わって、ひとりひとりが献花しながら別れを告げる場面で、僕は棺の中にいる白いガラスの人形のような鳥居みゆきに接吻したい密かな衝動に駆られながら、セリーヌの一節を思い出していた。



 列車が駅にはいった、機関車を見たとたん、僕はもう自分の冒険に自信がなくなった。

 僕はやせこけた体にあるだけの勇気をふるってモリーに接吻した。こんどばかりは、苦痛を、真の苦痛を憶えた、みんなに対して、自分に対して、彼女に対して、すべての人間に対して。
   
 僕らが一生通じてさがし求めるものは、たぶんこれなのだ、ただこれだけなのだ。つまり生命の実感を味わうための身を切るような悲しみ。…

 …しかしともかく、僕は現在まで自分の魂を守りつづけてきた。そしてもし死が、明日にでも、僕をひっ捕まえにやってきたとしても、僕はこれだけは言いきる自信がある、僕の死体はほかの奴らほどは冷たくもなく、浅ましくもなく、鬱陶しくもないだろう。それほどたくさんの優しさと夢を、モリーはこのアメリカでの数ヶ月のあいだに僕に与えてくれたのだ。

(『夜の果てへの旅』生田耕作訳)




鳥居みゆきは、この数ヶ月のあいだに、たくさんの笑いと夢を与えてくれた。

鳥居みゆきは、これからも僕たちの心の中に永遠に生き続ける。

合掌
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2008/7/28 | 投稿者: pdo

え〜っと、、、


最高だったよ、鳥居みゆき


おまえは俺の心の中に永遠に生き続けるだろう。
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2008/7/25 | 投稿者: pdo

鳥居みゆきの単独ライブが近づいてきた。

「告別式」というテーマでの単独ライブは、彼女の芸能活動の初期の段階ですでに一度行われている。

その模様は、ライブを見に行った人が書いてくれた記事でおよそつかむことができる。今となっては、たいへん貴重なレポートである。

当時のライブのサブタイトルが、今回と同じ「狂宴封鎖的世界」であるというのは偶然であるはずもない。彼女の中では、5年以上前の初ライブと、大ブレイクを果たした後の今度の単独ライブとは、確かなつながりを持つものとして位置づけられているのだろう。

葬儀あるいは告別式というテーマ設定は「自分自身を葬りたい」「魂と一致していない自分を連れて樹海にでも行ってみたい」という彼女の欲望にストレートに忠実である。もしかしたらこのテーマは彼女のライフワークになるのかもしれない。

しかし、このように書くと、鳥居みゆきが「お笑いライブ」をやろうとしているのだということを忘れそうになる。もっとも、鳥居みゆきの単独ライブに、純粋に「笑い」を求めて行く人はどれくらいいるのだろうか。

個人的にはそろそろ安定期に入りかけた鳥居みゆきのイメージをぶち壊すものになることを期待している。

たとえば吉本新喜劇みたいなベタベタな人情劇コントとか(ry
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2008/7/24 | 投稿者: pdo

アメリカ人にありがちな自己肯定ソング、自己応援歌は、時に自己陶酔的でウザいが、人生の中でそんなメッセージが必要な時もある。

中でも、シナトラのMy Wayと並んで、この2曲は決定版であり、究極、至高。





The Greatest Love of All / George Benson sung by Whitney Houston

子どもたちは私たちの未来だと私は信じている
よい教育を与え 自分で自分の道を進むことができるように
彼らが生まれ持った美徳をすべて示してやるがいい
彼らがもっと楽に生きられるように
自尊心を与えてやるがいい
子どもたちの笑いが 私たちがかつてそうであった様子を思い出させてくれるように

誰もが英雄を必要としている
人間には尊敬する人物が必要なのだ
でも私にはそんな欲求を満たしてくれる人は誰もいなかった
私はいつも孤独だった
だから私は自分自身を頼りにした

遠い昔に私は決心した
決して誰の影の下にも歩むまいと
失敗しようと成功しようと
少なくとも私は自分が信じるように生きるのだ
彼らが私から何を奪おうと
私の自尊心 dignity を奪うことはできはしない

なぜなら私は最も偉大なる愛に目覚めたから
私は自分の内面に最も偉大な愛を見つけたのだ
それを手に入れるのはたやすいこと
自分自身を愛するようになること
それが最も偉大な愛なのだから

そして もしも夢見ていた特別な地位を手に入れることができて
それが孤独へと導いたとしても
愛の中に力を見出すがいい




HERO / sung by Mariah Carey

英雄(ヒーロー)は存在する
君がハートの中を覗きこめば
君は自分が何であるか恐れる必要はない

答えは存在する
君が自分の内なる魂に達すれば
君の知っている悲しみは消え去ってしまうだろう

そして英雄がやってくる
進み続けることのできる力を携えて
君は恐怖心を取り払って
自分がやっていけることを知る

だから希望が消えてしまったと感じたなら
自分の内側を見つめ、気をしっかり持つことだ
そうすれば君はついに真実を知る
英雄は君自身の中にいるのだと

道のりはとても長い
世界にたった一人で立ち向かうとき
君に手を差し伸べてくれる人が誰もいないとき

でも君は愛を見つけることができる
自分自身の内側を探求することによって
そうすれば君の感じていた空虚な思いは消え去るだろう

夢を追い続けることはとても辛い
でも君の夢を奪うことを誰にも許してはいけない

しっかりし続けるんだ
明日はきっと来る
そのうち道は見つかるから

そして英雄がやってくる
進み続けることのできる力を携えて
君は恐怖心を取り払って
自分がやっていけることを知る

だから希望が消えてしまったと感じたなら
自分の内側を見つめ、気をしっかり持つことだ
そうすれば君はついに真実を知る
英雄は君自身の中にいるのだと


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