2008/5/30 | 投稿者: pdo

1998年放映の伝説のNHKドラマ『結婚前夜』を、念願かなってようやく見ることができた。感無量。

感想というと、相変わらず「夏川さん綺麗…」ということになってしまうのだけど、これが本作と同じ野沢尚がシナリオを書いた『青い鳥』から一年も経っていないことからすると、その演技力の向上に目を見張る。というより、『青い鳥』はわざと棒に振舞ったとしか思えない。結果的にそれが最大の効果を上げたのだから、計算とすれば完璧ということになる。

ユースケがイメージ通りの軽薄な若造を演じているが、むしろこの役が彼のイメージを決定づけたといえるのではないか。この後に再び夏川さんと共演する『あなたの隣に誰かいる』というドラマでも息の合った夫婦ぶりだったので、いつかまた共演してほしい一人だ。

そして、結婚相手のユースケの父親である50過ぎの中年作家を演じているのが橋爪功。彼が下町の内気なガラス職人の娘だった奈緒(夏川さん)にイイ女になる教育を施し、未知の世界を体験させてくれた奈緒がすっかり男に入れ込んでしまうという設定。

橋爪功は『菊亭八百膳の人びと』での夏川さんのお父さん役の印象が強かったので、恋の対象としては多少の違和感があったが、今の『無理な恋愛』よりは遥かに無理がなく見れた。

それは、「ムリレン」の正午(堺正章)は娘のような年下の女を本気で思慕していて、どうしても気持ち悪さがつきまとうが、高杉楯夫(橋爪)はあくまでも奈緒を一歩引いた立場から保護者的な眼で見ているから、見ちゃいけないものを見ているような生生しさを感じないからだと思う。

正午と楯夫はちょうど逆だ。正午は、表向きはかえでのよき理解者であるかのように振舞いながら、内心ではかえでを女として激しく欲している。楯夫は、プレーボーイ風に奈緒を女として扱っているように見えても、心の奥では諦念を抱いていて、いまさら人生に急ブレーキをかけることは無理だと悟っている。

どっちが男として正しいかどうかは分からないが、少なくとも正午の満たされない欲望は見ていてキモい。60過ぎて10代の少女に本気で恋をしたゲーテのように、はたまた実の娘に欲情する危険な父親ゲンズブール並みに、芸術的衝動に昇華でもできれば話は別だが、大衆の欲望を相手にするだけのテレビドラマにそんなものは望めないし。


けっきょく、奈緒は高杉雅人(ユースケ)との結婚前夜に、家を抜け出して楯夫に会い、彼の愛を要求して、激しく迫る。これから見る人がいるかもしれないのでネタバレは避けるが、シナリオ的にはここからがこのドラマの最大の見どころである。夏川さんの演技も冴えていて凄味がある。

しかし個人的には、メガネっ娘の奈緒が息を呑む美女に変身していくマイフェアレディ・プロセスが楽しかった。第3話でのドレス姿には、ため息と同時に感激の涙が出た。

その他にも余貴美子との女の闘いなど名シーンも目白押しで、まさに野沢尚という逝去された優れたシナリオライターの代表作といって過言でない。

これほどいい作品が未だにDVD化されていないことが残念でならない。

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2008/5/24 | 投稿者: pdo

パイプ椅子に無理な姿勢で座り続けたせいか、尾てい骨のあたりが痛い。

年を取るってこう云うことなのね・・・

ところで、昨夜2ちゃんねるの鳥居みゆきスレッドを覗いてみたら、彼女の夫が元芸人の「姥棄て太郎(通称?タロフ)」ではないかとまことしやかに話題になっていた。

それだけなら別にどうということはないのだが、さらに憶測が憶測を呼び、彼女のネタを夫が書いているのではないかとまで疑われている始末。

彼のブログを読んでみると、確かに独特の狂気を感じさせるセンス、言葉遣いなどの点で共通項を感じないでもない。もっとも、お笑い&アーティスティック志向のアングラ的世界観の持ち主が書く文章なんて基本的に似たり寄ったりだから、このブログが鳥居みゆきのネタに直結するという根拠はない。

仮に、タロフ氏が彼女の夫で、かつ彼女のネタの制作に携わっていたとしても、パフォーマーとしての鳥居みゆきの評価は変わらないし、僕にとって彼女自身の魅力が失われることもない。

気になるのは、いまだに彼女が地上波でキワモノ芸人扱いされ、ハイテンション芸を強いられ続けていることだ。22日の「アメトーク」がそのいい例で、正直見ていられなかった。こんな調子では、小島よしおと一緒に一発屋として消え去る運命から逃れられまい。

7月の単独ライブはそんな鳥居みゆきにとってひとつのターニング・ポイントになるべきイベントのような気がするのだが、相変わらず仕事は忙しそうだし、準備の方は大丈夫なんだろうか。

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2008/5/22 | 投稿者: pdo

両国の「ベニサン・ピット」という劇場に阿佐ヶ谷スパイダースの舞台『失われた時間を求めて』を見に行って来た。当日券があってよかった。

(以下若干ネタバレ?あり)

いわゆる不条理劇というか、抽象画のような話だったので、ストーリーとか台詞よりもひたすら奥菜さんの表情を追いかけていたが、相変わらず輝いていて美しくて可愛くて奥菜恵そのものだったので安心した。

こんな小さな小屋で間近に奥菜さんを見たのは「アンネの日記」以来で、もう10年以上前のあの頃のことを思い出したりしていた。

あれから10年の「失われた時間」の中でも、あの舞台での奥菜さんの記憶は失われようがないほど今でもリアルに輝いている。

奥菜さんが「舞台の上で台詞の練習をしていて思わず涙が出てきた」と語っていたセリフが何だったか、なんとなくわかったような気がした。

それから、「服を着ていてもあなたの目には透けて見えるのかも」というセリフを言いながら奥菜さんがこっちを見て目が合ったような気がしてドキっとしてしまった。

ぼ、ぼくは、奥菜さんをそんな目で見たことは、な、ないとはいいませんが、僕は、服を着た奥菜さんが好きですし、服を脱いでほしくないとは言いませんが、積極的に脱いでほしいなんてことは思いません・・・。なにを言い訳しておるんだ俺は。

ああ、なんか思い出しただけでドキドキするよ。別にやましいことなんかないのに!

はい、妄想終わり。

まだ感想というか失われた時間をめぐっての追憶は続く。

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2008/5/21 | 投稿者: pdo

録画していた夏川結衣主演NHK連ドラ『トップセールス』第4話〜第6話をまとめて見た。

正直、当初はベタすぎて見るのがきつかったのだが、回を追うごとによくなっていると思った。ベタなのは相変わらずだが、へんに奇を衒わずに王道の直球勝負に徹しているのが、却って好感が持てる。

特に第5話での蟹江敬三との絡みは、色んな意味で素晴らしかった。夏川結衣のこれまでの全作品の中でもベストの一つといえるのではないか。

それにしても、このドラマでの夏川さん泣きすぎ。俺も泣かされすぎ。

そして大好き。

あと残すところ2回か。終わるのがもったいないなあ。
30代半ばから40代の演技が一番見たいのに。

さあて、次は、録画してた『無理な恋愛』をまとめて見るか。

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2008/5/20 | 投稿者: pdo

ここ数日テレビが見れない環境にあったので、昨夜録画した「うぇぶたま」を久しぶりに見た。

鳥居みゆきが、ケンコバやバナナマンといい感じに絡んでいたのを見て、なんだか安心した。

これから徐々に安定飛行に移っていって、そんなに出ずっぱりにもならず、かといって消えることもなく、着々と信者を増やしつつ、独自の世界を開拓していく、そんなイメージが芽生えてきた。

噂では7月からケンコバと深夜にカルト的な番組を始めるとか始めないとか。

これからも楽しみ。

さて、時間に余裕ができたので、いよいよ奥菜恵さんの舞台を見に行けるかな。

当日券があるといいのだけれど。


あと、別にどうでもいいのだが、今発売中の「CUT」という雑誌のインタビューで、松本人志が、いかに今のテレビで面白いことをやるのがキツイかを語っていた。クレームの数が半端ないという。笑いのレベルは上がっているのに、編集のせいでどうしようもなくなっている、これからの芸人たちは大変だと思う、などと半ば引退した芸人のように言っていた。まあ実感としてそうなんだろうな、と思う。

だからもういいよ、鳥居みゆきは、無理にテレビに出なくて。

ダウンロード芸人としてトップに立ってくれればいい。

なんか、先に書いたことと矛盾したことを言っているような気がするけど。


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