2007/12/26 | 投稿者: pdo

『打ち上げ花火』の原型となったシナリオを、主演の二人が朗読。

こういうのもいいよね。

奥菜さんの仕事の中でも個人的にはかなりお気に入りです。




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2007/12/25 | 投稿者: pdo

今夜はブルース・スプリングスティーンの『サンダーロード』の歌詞(拙訳)を紹介します。
アメリカを代表するロックンロールアルバム『明日なき暴走』の冒頭を飾る不朽のナンバー。
高校時代の心の歌でした。

メアリーはプライドが高く、主人公を密かに愛しながらも、何も言ってくれない彼に心を閉ざしがちです。放っておけば修道女にでもなりそうな高潔な女性です。

ぎこちないやり方で思いを交わし続けてきた二人ですが、主人公は賭けに出ます。

主人公は雨の夜、薄汚れた車で彼女を誘い出しにやって来ます。
もう若くない二人。これが最後のチャンスかもしれない。
未来はどうなるかわからない。でも何かをつかむためには、この町を飛び出すしかない。一緒に来てくれないだろうか。

アルバムでは軽快なロックンロールですが、ライブでのピアノ・バージョンの方がドラマチックで好きです。




Thunder Road / Bruce Springsteen

網戸がばたんと閉まり
メアリーのドレスが揺れる
まるでラジオの音に合わせて
彼女がポーチを横切って踊り出したかのよう
ロイ・オービソンが孤独な人のために歌っている
ああ、それは僕のことだ
そして僕が欲しいのは君だけ
どうか僕を家に帰さないでほしい
もう一人きりではとてもやっていけやしない

君も家の中に逃げ込んだりしないでくれ
僕がなぜここにいるか 君はわかっている
君は怖がって
僕らはもうそれほど若くないなんて考えている
少しは誠実になってよ、夜の中には魔法があるのさ
君は美人じゃない だけど素敵さ
僕には十分だよ

君は自分の殻に閉じこもって
自分の心の痛みについて考えることができる
愛する人たちから十字架を作り出すことも
雨の中にバラの花を投げ入れることもできる
いつか救い主がこのストリートから現れることを祈って
夏を虚しく過ごすこともできる
僕は英雄じゃない それはわかっている
僕が贖うことのできるものはみな
この薄汚れたフードの下にある
でもなんとかうまくやっていけるチャンスはある
車の窓を開けて 君の髪を風になびかせる以外に
今の僕らに何ができるだろう?

夜が大きな口を開けている
この二車線道路が僕たちをどこへでも連れていってくれる
僕たちはこの車輪を翼に換える最後のチャンスを手にしているんだ
さあ、おいでよ、天国がこの先に待っている
さあ、僕の手をとって
今夜、約束の地に向かって走り出す
雷鳴轟く道を
まるで日なたを走る殺人者みたいに
もう遅いかもしれない
でも走れば間に合う
しっかり僕に捕まって 雷鳴轟く道を走ろう

僕はこのギターを手に入れて
どうやってこいつに語らせるかを学んだ
僕の車は裏庭にある
君が、君の家のポーチからこのフロント・シートまでの
長い道のりを歩いてくる気持ちがあるのなら
ドアは開けておく
けどただで乗れるわけじゃない

僕が語らなかった言葉のせいで
君が孤独だったことは分かっている
でも今夜僕たちは自由だ
すべての約束は破られるだろう

君が振った男たちの目には亡霊が見える
奴らは汚れた海岸道路で 
燃え尽きたシボレーの骸骨に乗って
君の名前を叫び
君のガウンを踏みつけるだろう
でも僕のエンジンの爆音が聞こえたら
奴らは夜明け前の冷気の中に消えてしまう
だからおいで、メアリー
僕たちはこの負け犬だらけの街から抜け出して
勝ちに行くのさ
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タグ: bruce springsteen

2007/12/24 | 投稿者: pdo

気まぐれに自分の好きな曲やなんかについてタラタラ書いていくというコーナーを新たに設けます。

今日は、カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの『ブルー』というアルバムから、 A Case of Youという曲の訳詞(拙訳)を載せます。

ジョニ・ミッチェルは洋楽好きなら知っておかなければならない重要人物のひとりですし、実際素晴らしいアーティストですが、僕にとって正直心から好きと思える作品は、アルバムとしてはこの『ブルー』しかありません。

でもその分、このアルバムは、純度一〇〇%で心身に染み渡ります。特に超名曲A Case of Youは堪りません。七〇年代フォークにはいい歌手やいいアルバムがたくさんありますが、ひとつ次元が違う感じです。

タイトルは、てっきり「あなたの場合」てな意味かと思っていたら、「あなた」を酒に見立てて、一ケース分ていう意味だとわかったときにはちょっと驚きました。「あなたを一ケースのんだって私は立っていられるわよ」だなんて。なんという女性でしょうか。こんな女性に惚れられるとはなんという男性でしょうか。深い含蓄のある歌詞と独特のメロディーと歌い回しが相まって、いつまででも味わい足りない曲です。






A case of you/ Joni Mitchell


わたしたちの愛が終わる前あなたはこう言った
「僕の心は北極星のようにいつも同じところにある」
だからわたしは言ったの
「いつも暗闇の中にいるってこと? 
あなたが私を欲しいなら私はバーにいるわよ」

テレビのスクリーンの青い光のなかで
マンガのコースターの裏にカナダの地図を書いた
そう、カナダの地図
その上にあなたの顔を二度重ねて描いたの

ああ、あなたは私の血の中を流れる聖なるワイン
とても苦くて、とても甘い
あなたなら、ひとケースだって飲める
それでも私はちゃんと立っていられるわ
きっとこの足で立っていられる

私はひとりぼっちの絵描き
絵の具箱の中で暮らしている
私はとても怖がりだから
恐れを知らない人に惹かれてしまう
あなたがこう言った時のこと、よく思い出すの
「愛とは魂にふれること」
そう、あなたはたしかに私の魂にふれた
だからあなたの一部がときどき歌になって
私の中からあふれ出す

ああ、あなたは私の血の中を流れる聖なるワイン
とても苦くて、とても甘い
あなたなら、ひとケースだって飲める
それでも私はちゃんと立っていられるわ
きっとこの足で立っていられる

女のひとに会った
あなたによく似た口元をしていた
彼女はあなたの人生を知っていた
あなたの内側にいる悪魔も、あなたの行いも知っていた
そして言ったの
「彼のところに行けばいい
できるものなら、一緒にいればいいわ
でも血を流すことは覚悟しておいてね」

ああ、あなたは私の血の中を流れる聖なるワイン
とても苦くて、とても甘い
あなたなら、ひとケースだって飲める
それでも私はちゃんと立っていられるわ
きっとこの足で立っていられる


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タグ: joni




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