Price You Pay

2021/6/17 | 投稿者: pdo

最近作家の中原昌也先生と交流を深めている坂口恭平さんがネットに無料で読める大量のテキストをnoteに挙げていて、直接リンクしてもいいんだけど、長文なので特に共感した一部のみを引用します。

でも不思議です。ネットで新聞を読もうと思っても、ここから先は有料です、みたいな関所あるじゃないですか? 

あれ何が楽しくてやっているんですかね? あれ、もしかして有料ですってことにした人は、ありえないと思いますけど、もしかして儲けると思ってやってるんですかね。ほんと頭大丈夫なんですかね? 

それでニュースのつもりなんですかね。ニュースって知って欲しいんじゃないんですか? 社会の問題はこれかもしれないって思って記者たちは真剣に調べて、それで人々に伝えたいんじゃないですかね。俺の勘違いですかね? それを有料って? 

・・・ニュースですよ、社会の問題ですよ、諸悪の根源を突き止めている俺が書いた社会の闇を暴いたこの原稿をですよ、有料です、って。馬鹿なんでしょうか。・・・ま、ほんと法律ってのは頭悪すぎるんで、みんなも小学生のバカまじめみたいにただひたすら守ったりしなくていいですからね。笑い飛ばしてガン無視してくださいよ。そうしないとみんなが小学生の馬鹿真面目みたいなやつに成り下がっちゃいますよ、それで何がかっこいいんですか? それどこが洒落てるんですか? それモテるんですか? 

(坂口恭平note「お金の学校(8)文藝春秋にとっての王とは何か?」より)


この文章に真面目に反論すると、有料でニュースを提供する側は、ニュースを知ってほしいとは思っていなくて、単に商品と思っているだけなので、それに対価を求めることは彼らの論理としては正当なことなのだと思います。

それに社会の闇を暴いてそれを世の中に知らせたいと思っているジャーナリストがいたとして、そのジャーナリストにも生活があるので(新聞社やメディアに所属していないフリーのジャーナリストであればなおさらのこと)、それを生活の糧にしている以上は、情報提供を有料にするのは仕方がないと思います。

当然、坂口恭平氏は、そんなことは分かったうえで上記のような主張をしているのでしょうし、その主張に共感する自分もそんなことは分かっています。

個人的には、大手新聞社のサイトなどによる「ここから先は有料です」みたいな記事は絶対に読まないようにしています。

理由は、お金がもったいないのと、何となく腹が立つのと、どうしても読みたければ新聞なら図書館に行けば読めるからです。

大手の新聞社が赤字で苦しんでいるというニュースをよく目にします。新聞を購読する世帯がどんどん減っていて、皆ネットニュースで済ませるようになっているのでしょう。だからネットニュースは有料にしないとやってられないのかもしれません。

「新聞がなくなると困る。政治権力の暴走が止められない」という意見もありますが、自分はそう思いません。今の大手新聞社に政治権力の暴走を止める力なぞないことは、国民の大半がウンザリしているオリンピックが強行されようとしていることにまともな反対記事ひとつ出せなかった現状からも明らかです。

さまざまな既得権益にがんじがらめになっている新聞社なぞいっそ解体する方がよいのです。だから僕は、新聞社のネットニュースで「ここから先は有料です」という記事は決して読まないのです。理由は、お金がもったいないのと、何となく腹が立つのと、どうしても読みたければ新聞なら図書館に行けば読めるからです。


The Price You Pay / Bruce Springsteen

おまえは心を決める
手にしたチャンスに賭けることを選ぶ
おまえはハイウェイが終わり
砂漠が始まるところまで車を走らせる

開けた道を車で走る
夜、支払うべき対価とともに
眠ることを学ぶその日まで

彼らは両手を高く上げて
開けた空に手を伸ばした
最後の一息をついて
進む道を造った
死ぬまで車を走らせた

夜通し車を走らせる
それでも自由になることはない
支払うべき対価がたえずおまえを束縛する

ああ 支払うべき対価
ああ 支払うべき対価
おまえは逃げることはできない
おまえが支払うべき対価から

彼らは行くところまで行くだろう
それでずっと待っているだろう
それでしまいには
何もかも駄目になる夢に捕えられてしまう

夜の闇が明るい昼を引き留めるところ
おまえは立ち上がり
支払うべき対価のために戦わねばならない

ああ 支払うべき対価
ああ 支払うべき対価
おまえは逃げられない
おまえが支払うべき対価から

過去のことは忘れろと言う連中もいる
振り返るなと言う奴らもいる
でも一息つくたびに
おまえは道を外れていってしまうんだ
それはフェアじゃないさ
すべての笑顔の裏には誰かの涙があるんだから
支払うべき対価がある限り

岸辺に立つ少女がいる
可愛い小さな赤ん坊を腕に抱いている
あんたは覚えているかい?
約束の地の物語のことを

奴は砂漠を横断した
だが選ばれた土地に入ることはできなかった
奴は川べりに留まって
支払うべき対価に直面した

だからゲームを始めよう
走ったほうがいい
ちっぽけでワイルドなハートを持って
おまえは走れるさ
夜のあいだも昼のあいだもずっと

だが郡の境界線のところには
かつてそこを通った誰かが立てた看板がある
そこには支払うべき対価のために
堕ちて行った人の数が書かれている

なあカワイ子ちゃんよ、
この日が終わる前に
俺はそれをぶち壊して投げ捨ててやるさ!

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