世知辛〜い世の中にオツカレだよね
泡風呂にでも入ってのんびりしていってくださいな。
人生、イロイロあるよね。まっ、笑っていきましょ☆
2006/7/18
『思い出のアルバム』が好評だったので、調子こいて続きを・・・
修学旅行の写真が出来たので、見せようと思っていたのに、なかなか会う時間がなく、気づくと12月になっていた。
メリクリのデートのお誘いを心待ちにしていたのだが、そのお誘いもない。
テニス部も冬だが室内コートでの大会や、遠征があって忙しかった。
先輩が引退し、私たち2年生が主体のチームになったので特に忙しかった記憶がある。
ま、私はメンバーじゃないので、後輩のお世話とかしていたんだけどね。
遠征のときも、ほとんど居残りチームだったので、練習が終わってから後輩とお好み焼きを食べに行ったり、ケーキを食べに行ったりして遊んでいた。
タメには内緒で後輩と遊んでいたので、キャプテン(3年生が引退したので同じ年のコ)に『あんまり後輩と仲良くなると秩序が乱れるのでやめてください』って怒られちゃった・・・。
卒業の寄せ書きにも、みんなは『○○先輩のあの試合のプレーには感動しました』とか『○○先輩のスマッシュは誰も取れませんっ!』とかなのに、私だけ『nao先輩と行ったバイキング、美味しかったです』とか『nao先輩と練習後に色々語ったことが一番の思い出です』とかだったんだよね。
いいのか悪いのかビミョーだけど・・・
ま、そんなことはさておき・・・
そんな頃、「ポケベル」が流行りだした。
だが、うちの両親は「必要ない!!」との一点張りで買ってくれなかった。
私も、最初は仕方ないな、と思っていた。
でも、みんなが持っているとほしくなるのが人間で、勉強を頑張るから、とかなんとか言って買ってもらった。(・・・と、思う)
当時のポケベルは20文字くらいしか送れないうえ、だれから来たかわからないので、それぞれサインのように一文字だけ決めていた。
部活も3年生はすでに引退しているので、2年生が部活を仕切っていた。
なので、私も彼とのお付き合いはあんまり気を使わずにいたのだ。
練習後も早く帰れるし、誰にも隠れずに遊びにいけたのでラクになってたのがいけなかったのだ。
今度は監督にバレたのだ・・・
いきなり呼び出しをくらってしまった。
また怒られるのかー、と思いつつ進路指導室へ向かう私。
足取りはもちろん重い。暗い廊下をとぼとぼ歩き、監督の待つ部屋へ。
先輩にバレた時みたいに、『部活と彼氏、どっちとるのよぉぅ?』って言われると思っていたのでかなりビビリ・・・。
すると、監督は『悪いことしない程度になっ』と一言。
だが、数年前に監督にその話をしたが、一切覚えていなかった。
その後、ポケベルにメッセージが送られてきて『メリクリは映画を見に行ってからウチで遊ぶ』っていうプランで決定した。
その日は冬休み中だが練習があったので、部活が終わってから会うことに。
駅前で待ち合わせをして、マックを食べて映画館へ行った。
映画も終わり、手をつないで彼の家に行った。
途中でジュースとお菓子を買ったので、家ではそれらを食べながら、修学旅行の写真を見せた。
そのうちの一枚を、私が去年のメリクリであげた写真たてに飾ったり・・・。
きゃーっ!!
この先はご想像におまかせします
それから年を越し、新年になった。
初詣に行って、また映画を見に行った。
たしかサンドラブロックの「あなたが寝てる間に」だったと思う。
サンドラブロックが可愛かった。
3年生が卒業し、私たちも3年生になった。
あとは、彼の甲子園予選と、私のインターハイ予選が終わると楽しい楽しいラブラブ生活が待っている!!
・・・はずだったのに、色々あって別れを迎えることになってしまった。
春、サクラの季節は出会いの季節とともに別れの季節でもあることを身をもって感じた18の春だった。

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2006/7/14
『勝負はメリクリで』が好評だったので、調子こいて続きを・・・
いよいよ修学旅行の日がやってきた。
行き先は、王道『京都・奈良・広島』をめぐる4泊5日。
当時はデジカメがない時代だったので、使い捨てカメラを5個も準備した。
もちろん彼とのツーショット写真をゲットするためだ。
しかし、観光はクラスごとに分かれているため緒にまわることはない。
・・・なので、私はせっせと『隠し撮り』するしかなかった。
今だったら「あいつ、ストーカーじゃねぇの??」って言われるくらいパシャパシャ撮りまくった!
奈良公園で、クラス写真を撮るためにひな壇みたいなヤツに順番に並ぶ。
私のクラスは彼の次だったので、カメラマンの横でちゃっかりパチリッ☆
カメラマンが『はい、いきま〜っす』の声とともにシャッターを切った。
そして、彼のクラス全員が入った写真をゲットしてしまった。
もちろん担任のじいさんもしっかり入っている。
写真が出来上がると、じいさんはしっかりカメラ目線だった。
こりゃ、鹿もビックリだわな・・・。
その後、鹿せんべいを与えている彼をパチリッ☆してると、私が鹿に食べられてしまった。
制服がよだれまみれになって、とってもクサい。
バスに戻ると、隣の席のコに「どっかから鹿のニオイしない?」って言われたけど、「わかんない・・・」ってしらばっくれた。ごめんよ、トモダチッ!
京都の寺では、自由時間に一緒に撮ることが出来たので嬉しかった☆
清水寺では、おんなじお守りを買ったり、おんなじ色の数珠を買った。
秋田に帰ってきてからもこっそり持っていたが、ひとりでチャリで事故った時に壊れてしまった。
その後、行く先々で撮りまくったのだが、なかなか一緒になることがなくて淋しい思いをしていた。
そのとき、ひらめいたのだ!!
ごっ、合成写真だっ!
つまり、カメラの前に私が立って、その後ろに彼が入るように撮ってもらう作戦だ。
・・・でも、彼は全然カメラ目線じゃないんだよね。
ま、いいや。ってコトで、トモダチに協力してもらい合成写真を撮りまくった。
そんなことをしていたので、使い捨てカメラはすぐになくなった。
ホテルでは、夕飯の後の「お楽しみ会」があって、彼が司会をしたのだ。
やるな、彼氏☆
もちろんココでもパチリです。もちろん合成もやりました。
彼は歌ったり踊ったりして、とっても楽しませてくれました。
お楽しみ会も終わり、あとはお風呂に入って明日に備えることに。
私は毎日、お風呂あがりにはコンタクトをはずしてメガネになるのだが、その日もフツーにコンタクトをはずしてしまった。
そして「煮沸消毒」のために、コンセントにレンズをセットしておいた。
トモダチが、『野球部のみんなが、ロビーにいるから行こっ』と誘ってくれた。
アウチッ!コンタクト、はずすんじゃなかった!!
煮沸中のランプが明々とついている・・・。
さらに、ランプが消えたら中和液に浸して消毒するタイプのレンズだったので、明日までレンズを使うことが出来ないのだ。
ガーン・・・メガネかよっ。
私はまだ、彼の前でメガネ姿を披露したことがなかったので、なぜか恥ずかしかった。
今だったらフツーにメガネでも行けたのに、なぜか行けなかったのだ。
でも、彼とツーショットになる最高のチャンスなのでメガネをかけずにロビーに行った。
もちろん、ぼんやりと黒いジャージがうじゃうじゃしてるだけにしか見えない。
この中から彼を見つけるなんて、ほんと無理っ!
アレかな〜と思いつつ、目を細めたりしちゃったりしてっ!
結局、彼が近づいてきてくれたので何とか話をすることが出来た。
もちろん写真も撮ったし、イスに座ってお話も出来たし、ちょっとだけ手をにぎることもできたのでシアワセなひと時だった。
その後、順調に日程をこなし、秋田への帰路を急ぐのであった。
出来上がった写真は、ほとんどが彼を隠し撮りしたものか合成写真かであんまりコレといった思い出が写っていなかったので、親にみせることも出来ないままに・・・。
でも、わたしにとって大切な『思い出のアルバム』が出来たのである。
秋田にも冬がやってきて、2年目のクリスマスがやってきた。
今年こそ、勝負の年になっちゃうのかなぁ、なんて甘い期待を胸に抱き、デートのお誘いを待っていた。
そんなとき、事件は起こったのだ・・・。

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2006/7/9
『二者択一』も好評だったので、調子こいて続きを・・・
結局、そんな事件もあって会う時間が取れなくなってしまった。
どこかで「見られている」様な感じがしていたので手紙のやり取りも難しくなってしまった。
12月、季節は冬。ついに私達の空にも雪が降ることに・・・
なんとなく自然消滅っぽくなってしまった。
「そろばん」を返そうにも遠のいてしまった彼になぜか声をかけられずに。
あっという間に冬休みになってしまった。
練習は毎日あったので、学校ではチラっと見かけるんだけど声をかけられないもどかしさ。
クリスマスというイベントもあるっちゅうのに・・・
電話をかけようか、迷っていたとき彼から電話がかかってきたのだ。
高鳴る胸、久しぶりのドキドキ感♪
彼 「クリスマス、どうする?」
私 「ン〜そうだね。どうしよ?」
彼 「外に出掛けるのってイケると思う?」
私 「危険っぽいよね。さすがに二度目はナイっぽいし・・・」
彼 「だよね・・・」
私 「だよね・・・」
彼 「じゃぁウチ来る?」
私 「へっ?」
ま、まじっスかぁーーー!!
そ、それって、つまり・・・!!
行きたいけど、すぐに「ウン♪」って言ったら軽い女だと思われてしまうから、一度は断るか・・・
でも行ってみたいしな、っていうか会いたいしなぁ・・・
私の頭ン中でグルグルと何かが回っていた。
私 「ん〜どうしよっかなぁ〜??」
彼 「イヤならいいんだけど・・・」
あっ、決してイヤじゃないのよ。ただ、ホラ、一応、言ってみただけなのよ。
彼 「じゃ、映画でも行く?危険だけど。」
私 「・・・・」
彼 「本当は来たいンだろぉ。オレだって2人になりたいし。」
私 「・・・」
彼 「じゃぁ、決定な。駅まで迎えに行くから。」
私 「わかった、じゃぁそうしよ♪」
というワケで、メリクリは彼の家に行くことになった。
そうなったら話は早い。
まず、服を買いに行かねば。それからプレゼント。あと勝負パンツ!!
そのための資金繰りはどうしよう・・・
当時、おこづかいを月いくらっていう額でもらっていなかった私は、いつもお金がなかった。
…というか使う時間がなかったので、お昼のデザート代くらい持ち合わせていたら大丈夫だったのです。
しかたない、もう最終手段だ!!
私 「お母さん、来週、珠算検定なんだよね。受けようか迷ってるんだけど」
母 「何でも資格はあったほうがいいんじゃない?就職にも役立つだろうし」
・・・お母さん、ゴメンっ。
ありもしない『珠算検定』を開催し、落ちたことにしてお金だけGETするような娘を演じた私はホントに悪い子です。
結局、そのお金で(3000円)でプレゼントを買いに行った。
写真立てを買った。渡した時2人の写真を飾ろうね、なんて言ったと思う。
服とパンツは買う余裕がなかったので、有り合わせでなんとかした。
駅から彼の家までテクテク歩いたのだが、心臓は飛び出ていたと思う。
手をつないだぐらいにして…
雪がちらほら落ちてきて、この世には二人しかいない、ぐらいの妄想の中で、肩を寄せてみたけど、「ちょっと歩きにくい・・・」と言われてしまった(泣)
私はお土産にケーキを買っていったので、彼の部屋でケーキを食べたりお菓子を食べたり。
テレビを見ながら、中学校の卒アルをながめて「カッコイイ」とかなんとか。
でも、心はどきんちゃんなのだ!! 来るなら来いっ!!
彼が「ちょっとトイレ行ってくる」なんて部屋を出て行った時なんて、日焼けして黒い顔を何度も鏡で見てはリップを塗ったくらいにして。
彼が戻ってきてからも色んな話をして楽しい時間をすごした。
結局、その日は何もないまま終わったんだけど、後日話を聞くと、勝負しようか迷っていたとのこと。
私は「まだ、ちょっと恥ずかしいから…」なんて言ったけど、変なパンツはいてる日に勝負にこられてもその方が困るので、「心の準備があるから、一応予告だけはしてね」と言った。
その日以来、またこっそり会う日が増えたのでよかった。
初詣に行ったり、映画を見に行ったり、またクレープを食べたり楽しい毎日が戻ってきた。
年賀状に『今年もnaoと一緒にいるから』とキザな言葉を書いてくれた。
・・・親も見るのにバカッ
と、思いつつ、それはそれで嬉しかった。
春が来て、2年生になった。
部活も本格的に忙しくなってきて、また会える時間が少なくなっていった。
そして秋を迎え、高校生活『史上最大のイベント『修学旅行』がやってくるのであった。

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