10月12日(月)晴れ
昨日今日、中山道を歩いています。
昨日は加納宿〜河渡宿〜美江寺宿〜赤坂宿、と美濃路(岐阜県)を、 35,609歩、21.76km歩きました。
今日は、赤坂宿〜垂井宿〜関ヶ原宿〜今須宿〜醒井宿と、美濃路から近江路(滋賀県)に入りました。今日は47,545歩、29km歩きました。
本当は絵手紙の左右の端にちょこっと描いた、彼岸花としゃもじ塚、または、コスモスと石仏を描こうと思っていました。
が!
今日の最終宿場、醒井(さめがい 滋賀県)にまさに入ろうとした時、
「梨汁ブッシャー事件」が起きました。
ふなっしーや、果物の梨には一切関係ありません。私の脳内で、
「梨汁ブッシャー!」
と叫んだのです。
昨日から足裏、親指の下の、肉球的な辺りに豆が出来始めていたのですが、踏み潰しながら歩いていました。
それがここへ来て、右足の豆が潰れたのです。その瞬間の衝撃は、まさに
「梨汁ブッシャー!」
でした。
歩けない。よたよた道の端までたどり着き、リュックをお尻の下に敷いて座り、膝の角度を90度に近い状態にして、左足の膝の上に負傷した右足を置き、靴下を脱いで、傷絆創膏を貼りました。
左足の豆は潰れてはいなかったのですが、痛み緩和と潰れないように予防に左足にも傷絆創膏を貼りました。
絵は、左足の治療中です。
絆創膏を貼っても、歩き始めは痛かったのですが、だんだん慣れました。
添付の3枚の写真は本日のお気に入り。
写真2は私の好きな秋明菊(名前は菊ですが、キンポウゲ科です。)白もきれいですよ。
写真3は、昼飯(ひるい)大塚古墳。前方後円墳です。
写真4は、醒井宿の水路。
醒井という地名は、伊吹山で白い猪(実は神)と戦って遭難したヤマトタケルがここの泉で元気を回復した故事から、居醒めの泉と呼ばれる泉から来た地名と言われています。
醒井には他に、西行に一目惚れした娘が、西行の飲み残したお茶の泡を飲んだら子どもを授かり、再びこの地を訪れた西行がその話を聞いてお経を唱えると、子どもは泡にもどって消えた、という西行と泡子の伝説もあります。
私は、泡子はそのまま生かしておいてやったらよかったのでは?と思ってしまいます。
今夜、夜行バスで帰ります。


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