5月21日(火)の26
10年前のブログ
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白須賀 潮見坂下の「夢街道 東海道」道標の写真を撮っていたら、「旅の人、旅の人」と呼び止められました。
手に食べかけの林檎を持ったおばあさんが、「いい物あげるから」と手招きしています。
まさかこんなおばあさんが人拐いな訳がないので、付いていってみると…
おばあさんが載った新聞記事(中日新聞地方版「Happy Days」)や、元サッカー日本代表の岩本輝雄さんがNHK衛星放送の企画番組で東海道五十三次を歩いた時に岩本さんとおばあちゃんが一緒に撮った写真とか、全国たくさんの人からおばあちゃんへ届いたお礼状(6000通!)を見せてくれました。
おばあちゃんは端切れと縄で作った小さな草鞋一組をくださいました。(写真3)
「リュックの見えるところに付けて歩くと、魔除けになるから」と。
宇津ノ谷峠の鬼除け団子を思い出しました。あれは本当に効き目があった!
おばあちゃんは、小林末子さん、93歳(2008年当時)。(写真2)
テレビや新聞に何回も出ているから、実名出しても問題ないよね。
おばあちゃんの宝物は、全国から寄せられた6000通のお礼状。これがおばあちゃんの元気の源。
とってもおとなしい飼い犬君は、「ポチたま」の旅犬だいすけ君が来た時など、既に4回もテレビに出た犬です。
小さな草鞋一足をリュックにぶら下げ、おばあちゃんに見送られて、Happyな気分で潮見坂へ。なんだか嬉しくて嬉しくて、きつい坂も楽しく上れました。
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絵手紙は、10年前のブログ用に描いたもの。写真2と3は10年前に撮った写真です。
この草鞋のお守りは、今もリュックに付けて歩いています。
白須賀宿以降の東海道も、その後歩いた中山道も、今回の2回目の東海道も、この草鞋のお守りと一緒です。
私も、翌年の年賀状に、無事に東海道を完歩し、今は中山道を歩いていることを書いて送りました。
今回、あのおばあちゃんの家はどこかな、おばあちゃんがたとえいらっしゃらなくても、それらしい小林家はないだろうか、と探しながら歩いたのですが、見つけられませんでした。
本日の27に続く


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