昨日の朝は、放射冷却現象の影響により、各地で冷え込みが厳しい朝となりましたが、今朝は少し冷え込みが和らいだ朝となりました。
しかし、間もなく11月を迎えるので、朝晩の冷え込みが徐々に厳しくなる毎日ですので、皆さんも引き続き体調管理には十分注意しましょう。
さて、今日は、「行政文化」ということについて書きたいと思います。
私も議員となり、約13年が経過しましたが、いつも感じていることは、行政の分野にしかない独特の「文化」があるなあ・・と思います。
もちろん、良い文化も数多くありますが、一方で、「これはまずいなあ・・改善すべき」と感じることも多く感じています。
この件に関して、上田清司埼玉県知事も、ご自身のブログ「知事の太鼓」で取り上げていますので、以下、引用させていただきます。
私は、かねてから「行政は最大のサービス産業である」と申し上げてきました。その一つとして、行政手続きのスピードアップも重要な要素だと思っております。
例えば、私の就任前は知事への提言や手紙が届いてから相手に返事が届くまで1か月ほどかかっていたようですが、現在は4日以内に相手に届くような状況になっています。全ての事務において、行政手続きをスピードアップすることが県民の皆さんへのサービスの向上につながるという考えで、これまでも相当スピードアップしてきましたが、平成25年度からは特に全国最短にできないかということを意識して取り組んでいます。
県民生活や企業の皆さんの事業に密接に関わる75の許認可事務について何日かかるのか調査したところ、例えば、NPO法人の設立認証が90日、貸金業の登録が15日など、13事務が昨年度までに全国最短となっています。
加えて、今年度新たに5つ、全国最短の事務が増えます。第一種動物取扱業の登録は11日かかっていたものが7日になります。通訳案内士の登録は8日だったものが7日に。開発区域内での建築の認定は11日かかっていたものが6日に。開発許可地における建築等の許可は15日が7日に。土地区画整理法に基づく建築行為等の許可が14日から8日に。これで、本県が全国最短の事務は18になります。
この他にも、全国最短にはなりませんが、旅館業の営業許可など40事務についても短縮することが決定しています。
さらに、建設業の許可など17事務についての短縮も検討しています。
もちろん、いくらスピードが早くなっても、肝心の審査がいい加減になってしまったら本末転倒です。審査はこれまで同様しっかりと行うことを大前提に、事務処理の工夫でどこまでスピードアップできるか、その限界に挑戦しているところです。
行政手続きが全国最短かどうか調べるために各県に問い合わせをすると、「埼玉県は変なことをしているな」と不思議がられます。これが俗に言う「行政文化」ではないかと思います。むきになって短縮しようとしないところに、むしろ行政文化の課題があるのではないかと私は思います。
埼玉県として、職員が率先してこうした事務手続きを短縮することに熱心に取り組み、なおかつ同じやるなら全国最短にしようといった高い目標値を掲げたことは、とても意義あることだと思っております。
私たちは常に県民のために何ができるか、何をしなければならないかということを考え、実績が上がるように努力していきたいと考えています。
(終了)
「行政は最大のサービス業である」という言葉、とても説得力があると思います。
さて、本市の「スピード感」はどの程度でしょうか・・。
では、また。

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