2011/3/31  22:45 | 投稿者: akikoenat

2011年3月31日、本日をもって日本アンチ・ドーピング機構(JADA)公認 ドーピング・コントロール・オフィサー資格が失効し、IDカードをJADAに返納しました。

初めてドーピング検査に関わったのは1994年、広島アジア大会。
当時大学5年生で、スポーツドクターになりたくて仕方なかった私は、
広島アジア大会でドーピング検査のシャペロンをする、というのを聞いて、
お願いして仲間に入れていただいたのがきっかけです。

その後、卒業して、水泳連盟の日本水泳ドクター会議に入れていただいた後は、
ほぼ毎年の日本選手権、インターハイ(当時、水泳だけ教育目的に行われていた)などで
検査官をさせていただくとともに、アンチ・ドーピングの啓発活動にも関わってきました。

しかし、世界的にアンチ・ドーピングの機運が高まり、
それまで競技団体ごとに行われていたドーピング検査を、
「世界共通なものとして統一する」動きとして
1999年にWADA(世界アンチ・ドーピング機構)、2001年にJADA(日本アンチ・ドーピング機構)が設立されました。
「競技団体から独立した組織が公正にドーピング検査を行う」
という当たり前の体制が整ってきました。

JADA発足当初からそのまま検査官の資格を取得し、
最初の資格更新時は、必要とされる検査実施回数をクリアできましたが、
ここ2年はほとんど検査に参加することができず、
また「アンチ・ドーピング啓発に関わる医師」と「公正な検査を行う検査官」の立場の両立が不可能であるとの判断もあり、
ここで、検査官継続を断念することになりました。

どんなに公正な検査を行っても、世界的レベルで判断すると
「チームドクターが行った検査が公正かどうか疑わしい」
と思われるリスクがありますよね。これは選手のためにならないものです。

ようやく本来のあるべき姿になってきた、ということなのですが、
やっぱり、ちょっと寂しい感じはします。

ドーピング検査の机の両側に(検査官と選手側の立会人として)
座った経験のあるドクターは、これからはそうそう現れないだろうと思うと、
きっと貴重な経験をさせていただいたんですね。

また、これも新たなスタート。

今後はスポーツドクターとして、アンチ・ドーピングの啓発活動を引き続き行って生きたいと思います。

写真は、返納したDCO(検査官)認定証。
・・・自分の写真が若くてびっくり!


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2010/4/14  21:51 | 投稿者: 江夏亜希子

4月13日から6日間にわたり、
東京・辰巳国際水泳場にて競泳日本選手権「JAPAN SWIM 2010」が開催されています!

いや〜、今年は本当にノータッチで、
完全に「いち水泳ファン、いち視聴者」になっています。

というのも、もちろん開院でそれどころではなかったというのもあるのですが、
今年から、完全にJADA(日本アンチ・ドーピング機構)主導でドーピング検査を行うことになったから。

まあ、それが当たり前の姿ではあるんですけどね。

だって、考えてみてください。
選手たちの健康管理をするチームドクターを含むメディカルスタッフが、
ドーピング検査の検査官もやっている・・・これ、ホントはあり得ないでしょ?
(あくまでも各競技団体のメディカルスタッフは、
 アンチ・ドーピングの教育・啓発に関わり、「検査官」ではないのが本来の姿。)

でも、日本では2002年までちゃんとした検査機関がなかったので、
陸上、水泳を中心に、競技団体が独自に世界水準に合わせて
ドーピング検査を行ってきたという歴史があるのです。
で、私もメディカルスタッフの一員として、
1996年に医者になった年から、ほぼ毎年、
日本選手権他のドーピング検査に関わらせていただいてきました。

これはある意味、ラッキーなことなのかもしれませんね。
これからのドクターたちには経験できないことですから。

そんなこんなで、ちょっと淋しいような、でも肩の荷が下りたような、
複雑な気持ちで放送を見ています。

もちろん、大会救護などにはメディカルスタッフが参加しているので、
これからは、余裕ができたら救護で大会に参加したいな〜と思っています。

JADAの公認検査官(DCO)の資格も、一応来年3月まで有効なのですが、
恐らくこれから1年でノルマを更新できるほどの検体数をこなせないでしょうから、
返上することになるのでしょうね・・・なんだかさみしいなあ。
あと1〜2回は検査官としてどこかで仕事をしたいなあ・・・と思ってはいますが、
時間的に難しそうかな?
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2010/3/30  3:53 | 投稿者: 江夏亜希子

報告が遅くなりました。
3月28日(日)、神田の「エスポートミズノ」にて、
スポーツライター増島みどりさんがコーディネーターとなり、
ミズノトラッククラブ所属の室伏由佳さんと私の対談を中心としたシンポジウムが
NPO法人JWS(スポーツに関わる女性を支援する会)主催で開催されました。

室伏さんは、25歳頃から婦人科系のトラブルに苦しみ、
昨年3月に卵巣チョコレートのう胞(子宮内膜症)が破裂。
11月に腹腔鏡の手術を受けたばかり・・・。
12月に増島さんと室伏さんが会われた時に「こんな会をしたいね」と
急に決まって、JWSに企画を持ち込んでいただいたそうです。
JWSとしても、今年度の予定・予算をすでに組んでいる中、
年度末になって急に加わった企画で、
さらに3月最後の日曜日・・・ということもあって、
メンバー集めも含めてなかなか運営も大変だったようですが、
小笠原理事長の熱意もあって、もちろんコーディネーター増島さん、
そして室伏さんの所属するミズノトラッククラブの皆様のご協力により
なんとか「第1歩」ともいえる会が開催。
ここに参加させていただいたことは本当にありがたいことでした。

シンポジウムの様子は、増島さんのHPに紹介されています。詳しくはこちらを読んでいただくとして。
室伏由佳さんによる、今回のシンポジウム開催のきっかけになった自分の病気の経緯と競技への影響について話があり、
その後、私から室伏さんの身体に起こったことの解説と、
基本的な「女性のからだ」についての講義、
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そして増島さんを交えてのフリートークという流れで約2時間。
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あっという間に終わってしまいました。

室伏さんは、世界と闘うトップアスリートなのに(という表現も変?)、
とても温かく、柔らかい雰囲気の方で、さらにとてもスマート(賢いという意味で)。
本当に素敵な女性でした。

私の父が亡くなったばかりということを、温かく気遣ってくださいました。
伺えば、お父様(「アジアの鉄人」室伏重信さん)は、亡くなった父と同じ年!
・・・そういえば、中学生の頃だったか、夜中勉強しているときに
テレビでみたニューデリーのアジア大会(調べたら1982年だって)で、
室伏さんが金メダルを取られたのを見て、
「この人、お父さんと同じ年!すごいな〜」
と思ったことを思い出しました。

もしかしたら、父がこのご縁を結んでくれたのかな?なんて、
出会いに感謝の一日でした。
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2010/3/27  23:02 | 投稿者: 江夏亜希子

いよいよ明日になりました!
陸上・投擲の室伏由佳選手との対談シンポジウム
rvwe.pdf
今まで、コーディネーターである増島みどりさんと、室伏さんと、
メールや電話で打ち合わせてきて、
ようやく今、パワポ作りにとりかかっている次第・・・。

ま、いつものことだけど・・・このギリギリにならないと仕事しない私、
なんとかならんもんでしょうか?
今回は、他にやることがありすぎて仕方ないっちゃ、仕方ない?
今日も夕方は銀座に結果報告書作りに行ってたし。

で、PCに向かって頭から湯気を出す私の横には、
やっぱり「この人」が。。。

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ごめんけど、お母さんには君と遊んでいる暇はないっちゅうに!
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2010/3/10  7:10 | 投稿者: 江夏亜希子

さあ、気を取り直して、仕事しますよ〜!

まずは3月28日(日)。
いつもお世話になっているNPO法人JWS(スポーツに関わる女性を支援する会)のシンポジウム。
陸上・投擲の室伏由佳選手と私の対談を中心に、
女性の身体について考えるシンポジウムが開催されます。

彼女は昨年、新聞報道もあったようですが、子宮内膜症で手術を受け、
その他にも様々な婦人科疾患で苦しみながら競技に打ち込んできたそうです。
その体験を、後に続く後輩たちに語り、
きちんと自分の身体を管理する大切さを伝えたいという思いから、
スポーツライターの増島みどりさんがコーディネーターとなって
実現した企画です。

詳細はJWSのホームページから。
参加申し込みも行えます。

以下、転載です。
▽「女性の身体と競技を考える」シンポジウム
〜室伏由佳選手と江夏亜希子ドクターとの対談〜

JWSはこれまでも正会員・江夏亜希子ドクターの講演を中心に、スポーツに関わる女性の身体についてセミナーを開催して参りました。

今回は陸上女子ハンマー投げ、円盤投げの第一人者、室伏由佳選手(ミズノ)が、体験談を語ります。

また、体験談に基づき、江夏ドクターから女性の身体の変化のメカニズムや、これに対処する方法について解説をしていただきます。

コーディネータはスポーツジャーナリストの増島みどりさんです。

女性にとって婦人科系の病気は身近なものです。しかし、スポーツの現場で選手は、競技者同士、或いは指導者ともオープンに話し合うことはほとんどありません。

このような現状のなか、本シンポジウムでは、競技者、指導者、メディアの皆さんに、女性の身体と競技について考えていただきたいと考えています。

■主催:NPO法人ジュース(JWS)
■協力:ミズノ株式会社
■日時:2010年3月28日(日) 午後2時〜4時
■場所:「エスポートミズノ」(東京都千代田区神田小川町3−1)
8階イベントホール
http://www.mizuno.co.jp/s-port/access/index.html
■参加費用:1,000円
■出演者: 室伏由佳(ミズノ)
江夏亜希子(産婦人科医/スポーツドクタ−/JWS正会員)
■コーディネーター:増島みどり(スポーツライター)

参加申し込みは以下のサイトからお願いします。
なお、定員(80名)になり次第閉め切らせていただきます。
http://my.formman.com/form/pc/swQHg3GZY2BMRAC3/
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2010/2/13  23:44 | 投稿者: 江夏亜希子

さあ!寒ーい東京に戻って、仕事しごと!!
お父さんもすこし調子よいみたいで、ほっと一安心。

で、今日からついに始まりました、バンクーバー冬季オリンピック!

で、オリンピックが始まったといえば、こちらも始まりました。
ほぼ日イトイ新聞―観たぞ、バンクーバーオリンピック!

ほぼ日刊イトイ新聞」の名物コーナー。
オリンピックの楽しさを何倍にも増してくれる企画!
私はこの企画の最初のアテネの頃から、
実際の試合観戦以上にこちらを読むのを楽しみにしています。

これから半月の間、どんなドラマが生まれるのか、楽しみ〜!


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2009/11/28  23:44 | 投稿者: akikoenat

明日、11月29日には、私も正会員として参加している
スポーツに関わる女性を支援する会NPO法人「JWS」
の、「女性スポーツサミット2009」が開催されます。
これまで、2回ほどシンポジストを務めさせていただきましたが、
その御恩返しの意味も込め、スタッフとして参加させていただきます。

今回は設立10周年の記念の会!
お時間のある方、是非お越しください。

■ 日時:2009年11月29日(日)13:00-16:30

■ 場所:女性と仕事の未来館 4階 ホール(JR田町駅下車徒歩3分)

■ 主なプログラム内容

13:20 基調講演「日本のスポーツ界のこれから(仮題)」

【講演者】民主党・参議院議員 谷岡 郁子氏

世界一強い女子レスリング部と日本一弱い硬式野球部を持つ大学(中京女子大学)の学長として注目を集める。専門分野は高等教育論。

14:00 パネルディスカッション「日本のスポーツ界の現状とこれから」

【コーディネーター】間野義之氏(JWS理事・早稲田大学教授)

【パネリスト】
● 谷岡郁子氏(民主党参議院議員)
● 山本真由美氏(ラフバラ大学オリンピック研究センター研究員/嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター)
● 和久貴洋氏(国立スポーツ科学センター・スポーツ情報研究部・副主任研究員)

■ 参加費 一般:2,000円 JWS会員・学生:1,000円
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