2011/9/4  23:40 | 投稿者: 江夏亜希子

四季レディースクリニックを初めて受診された方は、
まず「問診の長さ」にびっくりされる方が多いです。

私は、初診は「お見合い」のようなものだと考えています。
それなら問診票は「釣書」(就職時の面接なら「履歴書」かな?)。
問診票って、けっこう「その人」が出るんですよ。

これまでどんな症状があって、どんな治療を受けてきたのか、はもちろん、
月経について、どの程度の知識があるのか?
自分が受けてきた医療についてきちんと理解して説明できる方なのか?
自分の体や症状ときちんと向き合って治したいという姿勢がある方なのか?
・・・などなど。

だから、その問診票を元に、私は年齢を追っていろいろ質問を進めていきます。
既婚か、未婚か。未婚や独身なら、現在パートナーがいるか?
パートナーがいれば、すぐの妊娠を希望するのか、今はむしろ避妊したいのか?
初潮は何歳で、月経周期は順調か?不順なら、どの程度の幅があるのか?
初潮からずっと不順なのか、ある年齢から急に不順になったのか?
不順になった頃、生活環境や、体型に変化がなかったか?
月経痛はあるか?あるなら、何歳くらいからあるか?ひどくなる傾向があるのか?
月経血量は?(自分で普通と思っていても、よく聞くと多めだったりする・・・)
これまでに何かの症状で婦人科を受診したことがあるか?
あれば、何歳頃、どんな症状で受診し、どう診断され、どんな治療を受けたのか?

・・・結構、覚えていなくて答えられない人も多いものですが、
もし、そうなら、こちらは今日これから説明するときにいかにきちんと説明して理解していただくか、気をつけなければいけないわけで。
(だから、答えられないことを責めている訳じゃないんですよ。
 ただ、「自分の体に興味はないんだな〜」って、残念になり、
 いかに理解してもらうか、かえって燃えるくらいで・・・(笑)。)

最近、気になっているのは、以前症状があって、どこかの医療機関を受診し、
「大丈夫と言われたから・・・」って、その後、全く受診していない人が多いこと。

典型的な例を挙げてみましょう。
10代から月経痛が強く、高校生の時に電車で倒れて救急車で婦人科に運ばれた。
そのときの診察では「問題ない」といわれ、鎮痛剤を処方された。
そのまま、同じ鎮痛剤を内科で処方してもらい、内服しているが、
婦人科にはそれきり、行っていなかった。
月経痛はあるけれど、鎮痛剤を飲めば仕事には行け、高校の時のように倒れることはない。
婦人科検診は自治体(市区町村)の検診や会社の検診で受けており、異常なし。
昨年結婚したが、なかなか妊娠しないので、相談のために受診した。

結構、よくあるケースですが、こういう場合に診察で見つかるのが「子宮内膜症」。
10代の時から月経痛が強いが、そのまま我慢している人。
20代とかある年齢くらいから急に、または産後に月経痛が強くなった人は要注意!

子宮内膜症という病気は、排卵・月経の回数が多いほど起こり、進行する病気です。
もともと月経痛の強い人にはその素因があるのでは?ともいわれており、
そういう人が妊娠せずに毎月排卵・月経を繰り返せば・・・?
そりゃ、20歳で診察(内診・エコー)を受けても何も所見がなくても、
5年、10年と時間が経つにつれ、卵巣が腫れ(チョコレートのう胞)たり、
子宮が腫大(子宮腺筋症)したり、はっきりとした所見が徐々に現れるものなのです。

数ヶ月前から月経痛が急に強くなった」と初診された方。
初診時には内診・エコーでは何の所見もなかったのに、
2〜3ヵ月後の再診を指示してもういちどエコーをすると、
子宮内膜症(卵巣チョコレートのう胞)ができていた!ということもよくあるのです。

内膜症も筋腫も、卵巣などの腫瘍も、もちろんガンだって、
「今日なかったから、1年後大丈夫!」
という保証は全くないのです。

年一回の子宮ガン検診を受けるのは、まず「当然」ですが、
実は、市区町村の検診や人間ドックで行われているのは
「子宮頸ガン検診だけ」がほとんど。
また、そのような検診でされる内診(医師が膣に指を入れ、反対の手はお腹の上から子宮を挟むようにする診察)では、正直なところ、「筋腫や卵巣腫瘍や癒着など、ある程度大きくなった進行した状態」でしかわかりません。

超音波検査(エコー)を一緒に受けられるかどうか、確認しましょう。
もし、追加で受けられない場合は、お近くの婦人科を受診すれば受けられます。

超音波検査も、お腹の上から当てる「経腹エコー」ではあまり意味がありません。
内診台に上がり、親指大の細いエコーの器械(プローべ)を膣から入れてみる「経膣エコー」か、性交経験のない方には肛門から入れる「経直腸エコー」を受けましょう。
経腹で見えない細かな異常がみつかることが多いものです。

特に子宮内膜症の場合は、エコーでも写らないような初期病変があります。
これは、低用量ピルを使うことにより、
排卵を抑え、女性ホルモン(エストラジオール)が低く保たれるために、
内膜症の悪化・進行を防げる可能性が高いと考えています。
だからこそ、今すぐの妊娠希望がない月経痛の方には、積極的にピルをお勧めするのです。

なんだか熱弁!になってしまいましたが、
・初診の時には問診票を丁寧に書き、これまでの症状や受けてきた治療を整理しましょう。
・受診したら、医師の指示通りに定期的な診察をうけましょう!
・次回の受診指示がなくても、少なくとも年一回はエコー(経膣・直腸)を受けましょう!
・市区町村や人間ドックで受けられる婦人科検診は、基本「子宮頸ガン検診のみ」。 
 月経痛などの症状がある人は、かかりつけ医を見つけ、定期的にエコーを受け、
 必要なときに早めに治療を受け始めましょう!

これが、今日、私が言いたかったことです。

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2011/9/4  7:00 | 投稿者: 江夏 亜希子

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9月3日 つぶやきまとめ


15:30
開業医の月1の宿命、レセプト残業なう。
2011/09/03 Sat 15:30 From web

09:59
出勤時、ついつい競歩風に歩いてしまって、汗だく!これで50??って・・・! ??足が地面から離れない??後ろ足が地面に直角になるまで膝を曲げない。・・・かな??りインナーマッスルに効きそう!私の場合、膝??大腿の内側がピリピリする。日頃使えてないから贅肉つくんだな??。
2011/09/03 Sat 09:59 From web

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