今日は先代犬ベルが亡くなって2年の命日。
今まで遺骨を埋葬する気になれず、
ずっと家に置いてあったのですが、
やっと手放す決心ができました(大げさかな)
ペット霊園にお願いするか、
それとも我が家の庭に埋めようか〜
大変悩んだのですが、
庭で見守ってもらう事に・・・
雨の降る中でしたが、
土を掘り埋葬しました。
もう2年も経つのに、
その時の事が走馬灯のように思い出され、
また新たな悲しみが・・・
あかりちゃんの日記なのにスミマセン。
今日だけは先代犬ベルの事を
ちょっと自慢させて下さいませ。
ベルの生まれた場所は
何と恐れ多くも
日光東照宮の裏山です。
Mix♂ 両親不明
このあたりは、結構狩猟に来る人が
多いらしいのですが、
何と信じられない事に、
その中には自分の猟犬を
置き去り(捨てて)にして行く〜という
とんでもない悪い人間もいるらしい。
それで、「野良犬が後を絶たないのよ〜」と
その近くに住む友人は心を痛めていました。
その友人は勿論たくさんの捨てられたワン達を
避妊&去勢したり、具合の悪い子は病院に連れて行ったり、
里親を探したりと頑張っているんですよ。
それで我が家もちょっと悩んだのですが、
その中の子を1頭迎え入れる事に
でも、一度も顔を見ていないので、
正直不安はありましたが・・・
何と受け取りは、日光と野田の中間点
「新栃木」駅のホームでしたが、
初対面で、あまりの可愛さに感激したのを
覚えています。
電車の中でもおとなしく、
オシッコの失敗もせず、
「な〜んてけな気なんでしょう」と
もうすっかり母親になった気分だったわ。
生後2〜3ヶ月位で、
まるでゴールデンレトリバーの子犬のようでした。
だって、獣医さんも「あっゴールデンですね」って
間違ったくらいですから〜
名前はベル、正しくはヴェルが本当!
でも発音難しいかも(笑)
我が家に来てからは、もう皆のアイドル☆
ただ、どんな大きさになろうと
家の中で飼おう〜と思っていましたから、
トイレのトレーニングは励みましたね。
あとは、どこを触っても怒らないように〜とか、
いろいろしつけたかしら・・・
でも、もともと気立ての良い子で、
人間大好き、無駄吠えはいっさいなし◎
我が家に来てから、初めて吠えたのは、
確か1ヶ月もたった頃のように記憶しています。
ハンサムなのに悪声にびっくり(笑)
ピアノ教室を開いているので、
レッスン中に吠えられる事が
一番の心配だったのですが、
いつも隣の部屋で
生徒さんのピアノをじっと我慢して?
いや、見守って聴いていました。
信じられないでしょうが、
一度も吠えた事がないんですよ。
どんなヘタクソなピアノでも(笑)
我慢強いでしょ♪
その子がめきめき大きくなり、
体重18キロまでに成長したのには、
ちょっと
想定外(笑)
まぁおとなしい子なので、
ひとつも苦になりませんでしたが・・。
そのベルが4歳の頃からでしょうか、
ある事がきっかけで(その話をすると
あまりに長くなるので省略)
老人ホームや障害者の施設などを訪問する
ボランティア犬になったんです。
この仕事をするために生まれて来た子〜
と言ってもいい位、もう張り切って
自分の役割をちゃんとわかって活動しましたね(エヘン)
そうこうするうち、CAPPの会員にもなり、
都内の病院でも活動しました。
動物介在介護犬として、
手足が不自由な方の
リハビリのお手伝いもしましたね。
私より偉かった〜
そんなベル君が4月中頃から、
後足をびっこひくようになったんです。
4月初めには新秋津の病院で活動していたというのに・・・
私は捻挫でもしたのかな?と思い
すぐかかりつけの病院に連れて行きましたが、
先生もレントゲンで骨は異常ないし、
捻挫ですね〜との診断でした。
でもだんだん悪くなって、食欲もなくなり
3日に一度くらいは病院に行っていたかしら・・
12歳だったので、「年とっている分、
治るのにも時間かかるんですよ〜」
と言われて、
私もそうなのか〜と思っていたんです。
ゴールデンウィークの頃でしたね・・
それから悪くなる一方で、
これは普通じゃないと思い
病院を変えたのですが、
やはりその病院でも
何の病気なのかはわかりませんでした。
ただ、はっきり言えるのは、
捻挫ではない〜という事
だけです。
そしてもうどうしようもなくなり、
都内赤坂にあるA動物病院に
ペットタクシーを呼んで、搬送しました。
本当に辛い時期でしたね・・・
A病院に昼過ぎ着きましたが、
検査には時間かかるので、
自宅に帰って結果を待ちました。
夜11時ごろやっと連絡が〜
<残念ながら悪性の腫瘍で、手術不可能>
頭が真っ白になりました。
翌日朝早く赤坂まで行きベルを迎えに・・
火曜日でした。
とにかく最後は苦しまず〜とお願いして
お薬と大きな酸素ボンベにマスクも頂きました。
家に帰ってからはほとんど
24時間そばにいたかも〜
群馬に就職した息子が
「今度の日曜日に行くからね」と電話。
木曜日でした。
私は「それまで無理だと思うわ」と答えました。
まさかそれ程とは思っていなかった息子は、
驚き、その日の夜飛んで帰って来ました。
その夜はベルに添い寝していたっけ・・・
そして翌朝ベルにお礼を言って、
群馬に帰ったのです。
そしてとうとう金曜日の夜8時
ベルは苦しむことなく(と思っています)
私の腕の中で息を引き取り、天国に旅立ちました。
そして私の心にはぽっかり穴があいてしまいました。
毎日ショパンのノクターンを聴いて過ごしていたっけ〜
それから日光の友人が送ってくれた、
新井 満さんの「千の風になって」のCDを聴いて
ただただ毎日泣いていました。
私のお墓の前で泣かないで下さい
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています
秋には光になって畑に降り注ぐ
冬はダイヤのようにきらめく雪になる
朝は鳥になってあなたを目覚めさせる
夜は星になってあなたを見守る
私のお墓の前で泣かないで下さい
そこに私はいません
死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています
千の風に 千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています
そんな暮らしのうち、ひょんな事から
犬猫の里親募集のサイトを見つけ、
リンクしているうち、
「CATNAP小さな命を救うネットワーク」
のページに辿り着いたんです。
それが昨年1月ごろ。
そして2月にはクララの里親に。
そして今元気に(結構よれよれかな?)
一時預かりのボランティアを〜
ベル君が導いてくれたと思っています。
亡くなる1ヵ月半くらい前の写真ですが、
信じられないでしょ?
本当、いつ見ても世界一可愛いわ☆
皆さん長い長い文にお付き合い下さり、
有難うございました。
あかりちゃんの応援も
どうぞよろしくお願い致します。

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