ここ
マドレーヌ寺院は今工事中です。
そんな場合、美観を損ねない様に、その工事を覆う布には
工事なんてしてないよ。とばかりな、その建物の絵が騙し絵として描かれていたりしますが、
これはもう
ルイヴィトンのコマーシャル以外の何ものでもありません。
このコロナ禍でびくともしないどころではなく、フランス政府はルイヴィトンに頭が上がらなくなった。
などと言われてますが、なるほど。
マドレーヌ広場と言えば、まずあの建物。
いつも観光客が絶えなかった、その名はしっかり日本にも轟いている
高級食品店の代名詞だった、
あのお店はもうありません。
かつてここに創業(1886年)以来あった
フォーションです。
幸いフォーション自体が倒産というわけではない様ですが、現実の厳しさを見せつけられます。
そのすぐ近くのここにあったお店はここ数年、プランタンデパート内にも店舗が入り大人気だった
ロシアのレストラン、お菓子屋さん
カフェ・プーシキンでした。エレガントな内装でお菓子も気品があって美味しくて、優雅なひと時を楽しめる場所でした。
フォーションには脅威だったお店でしたが、
共倒れです。
一応臨時休業ってことにはなってますが。
また再開して欲しいです。
プランタンの中のお店もなくなりました。
本家
モスクワのお店は健在です。
でも
ここはご健在です!!
フランスで新年を祝うお菓子
ガレットデロワを買いました。
後でご紹介します。
天下の
ラデュレでした。
マドレーヌ寺院からコンコルド広場に向かうこの
ロワイヤル通りに
あんな
パッサージュがあります。
もみの木で製作された
クリスマスイリュミネーション。
今は
新年を祝うクマさんに変身!!
ここは
高級ブランド店が集合してるパッサージュですが、
観光客まだ少ないのでやはり閑散としていました。
この向こうに、
人々の話題、記憶からとっくに消え去ったかの様なお店がありました。
健在していました!!
このコロナ禍でも生き残っていました!!
お若い方は聞いたこともないかもしれないお店
マキシムです!
おまかせコース110€!!
窓の中の植物が風でユラユラ揺れていました。
人工風を当てるという珍しい演出。
この
アール・ヌーヴォーなついたての上から覗くと中の様子がちょっと見えます。
ベルエポックなパリを思いっきり感じたい人には嬉しいお店だと思います。
料理はメチャ
クラシックで量も多めだそうで、賛否両論です。
料理まで時代から取り残された感。
よく言えば時代に迎合しない。
そう思うとこのレストラン、とても貴重な存在に思えてきました。
ともかく、この伝統あるレストランは、食品ブランド、
マキシムが存在する限りここにあるでしょう。このレストランを失くすわけにはいかないのでしょうから。
土産屋やスーパーで
マキシムブランドのお菓子を見かけるとつい買ってしまう
そんな観光客もまだいそうですから。
ところで、
ラデュレで買った新年を祝うお菓子、
ガレットデロワですが、
こんな袋に入れられました。
冠付きです。
2〜3人用の小さいサイズですが、このお店のはちゃんと中に
フェーヴが入っています。
その分お高いですが(15€)
中の
アーモンドクリームも厚めで細かい
胡桃が入って
他とはちょっと違う感を出していました(笑 美味しかったですよ。
で、中に入っている
フェーヴはどんなの!?
美しいです!!
さすが
ラデュレ!
皆で切り分けた時、運良く自分のにこの陶器のフェーブが入っていたらその人は
王様(または王妃様)になって
冠を被せられ、
今年は幸福な年になると祝福されるのです。
因みに
フェーヴは
そら豆のことで昔は実際そら豆を入れていたそうです。
今は
陶器製の何かです。
このお菓子ガレットデロワは今月末までほとんどのパン屋さん、お菓子屋さんで売られています。
私はあと何回買うのかな?
大好きなので
きっとまたご紹介します。
ロワイヤル通りはこの辺です。