前回の続き
中央アジアにいる私達は
キルギス共和国の首都、
ビシュケクから4時間ほどバスに乗って、予約したゲストハウスの近くに下ろしてもらえた
はず。でしたが、
宿が見つかりません!
夫は荷物を置いて一人、探しに行きました。
一人残された私は、このあたり一帯に点在する空き家を眺めながら、その
不気味さと
心細さと
不安に耐えながら、夫を待ちました。
でも、
実は
宿のことは忘れてました。
私の目の前には
息を呑むほどの美しい風景があったからです!!
天山の真珠と呼ばれる
イシククル湖です。
琵琶湖の9倍の広さです。
湖の向こうに連なる山々は7000m級の
天山山脈で、
あの向こうは
中国です。
この湖底には
集落が沈んでいるとのこと。いつ?なぜ?
謎だそうです。
深さは最高で
約600m
この辺は冬はマイナス20度にもなるのに
湖面は凍らないらしいです。なぜ?
謎だそうです。
因みにイシククル湖はキルギス語で
「熱い湖」。
ここには
三蔵法師も立ち寄ったと云われています。
なんて神秘な湖・・
ソ連時代は
幻の湖とも呼ばれました。
それは単に、外国人が近寄れなかったからですが。
それはなぜ!?
それは後ほど。
そんなことに思いを馳せながら、この美しい湖に見とれていたら、
夫が戻って我に返りました。
予約した宿はそう遠くない場所にあるそうです。
浜辺にいた若者たちがスマホで検索して教えてくれたそうです。
なんだかのどかな雰囲気!
もう少しです!
ここですね!
泊まり客の洗濯物が乾してあったりで、
庶民的なイメージの敷地内には建物が二つあって、
私たちの部屋はこちらだそうです。
まぁ!
広いことは広いですね。
シーツとタオルが積んであって、
勝手にベッドメーキングをどうぞ。
という、そんなお宿なんですね。
清潔だし、
WiFiはあるのでまぁいいか。
部屋からは
お隣の畑が見えました。
湖は右端にほんのちょこっと
青いのが見えるでしょう!
もっと近いと思ったのに・・・
さっそく湖に泳ぎに行きます!
ここはちょっと賑やかでしたよ。
モーターボートに引っ張られて、
あれすごく楽しそう〜!!
けっこうなスリルですよ〜!!
私たちも泳ぎに行こうとして、
水に近づいたら、
なんて透明〜!
因みに
透明度は世界で5位!!
でも・・・
この
石々が
痛くて・・・・
水は熱いどころか、
ちょっと冷たいかな。
でも、なんとか
泳げました!!
イシククル湖の痛さと冷たさをしっかり肌で感じながら。
もう幻の湖でないことが心地良くて。
今は外国人も地元の人たちもいっしょに遊泳を楽しんでいます。そんな光景は
平和でいいな〜とつくづく感じました。
なぜなら、
なぜここは
ソ連時代立ち入り禁止だったかというと、
この湖は
魚雷
の開発に使われていたから。だそうなんです!
夕食はどこで食べようか? 探し回りましたが、結局近所になくて、あきらめてゲストハウスでいただくことにしました。
レストランがあるんです。
悪いけどここは避けたい! と思っていた、宿のレストランです。
これは生オニオンやハーブが乗ってますが、
肉じゃがです!!
メッチャおいしい〜!!
牛肉の汁なしラグマン。焼きうどんですが、
これがまた
メッチャ! おいしいぃ〜!!
醤油が入っているみたいな味付けで。
今回で
ベストなラグマンでした〜!!
デザートはこれにしましたが、
これがまた感激! フランスの棒アイスはかならずチョコレートで覆われているんです。
こうゆうのないんです〜!!

翌日
またバスに乗って首都に戻りました。
あの
白い転々は!?
遊牧民の家、この
ユルトが海の家みたくなっていたのですね。
だんだん雲行きが怪しくなり、激しい雨が降り出しました。
幸い、ビシュケクに着いたころ雨は止みました
この標識をあちこちでみかけました。
CTOпって何!?
ロシア語で、
C は S 、TはT、OはO、п はP
つまり
STOPです。
ここは
大統領府です。
国立歴史博物館の前では、
衛兵の交代が行われていました。
この
騎馬像はキルギスで1000年以上も前から語り継がれている、
叙事詩のヒーロー、
マナス王です。以前ここにあったのはは
レーニン像でした。
公共の建物はソ連時代からのも少なくありません。
比較的豊かでない地域では、共産国時代はありがたいこともあったのかもしれない。
とふと思いました。
こちらの建物は予約したホテルです。公園の隣の静かな環境でした。
キルギスの伝統的なデコレーション、雰囲気がとっても素敵です!!
温かみもありますし。
ワクワク!したのですが・・・
なんと!
私たちの部屋がないそうです。
そんな〜!!
そこで、
お願いされました。
同じ値段でいいから、
シングルの部屋、2部屋を利用してほしいと。
え!?
そうゆうの・・・・
わるくないかも
私の部屋です。
いいじゃない!
けっして高級というホテルじゃないんですが。
このランプは
トルコっぽいですね〜!!
だって、
これは 我が家にある、
トルコで買ったランプです。
因みに
夫の部屋です。
上階にはこんな
イスラム文化? が香る素敵なスペースがありました。
なんだか不思議!
私は今どこにいるのだろう!?
ちょっと中国っぽいし、ヨーロッパぽくもあるし・・・
それが
キルギスなんですね。
で、朝食は
キルギス風(上)か、
トルコ風(下)でした。
やっぱりトルコの影響もあるんですね。
フロントのおねぇさんです。
キルギスは
東洋系の穏やかで美しい女性が多いんです!
去年、ジョージアで出会ったフランス人ご夫妻が目を輝かせて言ってました。
「キルギスは景色が美しいし、人々が優しくてトップ!(最高)」と。
早めの夕食を頂いたレストランです。
ここもどこにいるか?
わからないような雰囲気です。
馬の絵が印象的です。
ここにも
馬が! ピラフじゃなかった、
プロフです。
味が濃いめで
ウマい! (笑
マンティと呼ばれる肉まん(牛)です。揚げてあるのがちょっと珍しいです。
中のスープが流れ出て、
ウマじゃないけど、かなり
ウマい〜!!
三種チョコのケーキと ナッツたっぷりの
ロシア風ミルフィーユ。
まぁまぁ
ウマい〜!!
まだ開いていたので、このデパートに行きました。
懐かしいような素朴な雰囲気です。
キルギスの
民芸品です。
ここにも
馬がいっぱい〜!
すぐ近くで、これを見つけました!
チャンス! と
買いました。食べてみたかった
トウモロコシ!
ふぞろいですが、甘くて瑞々しくて、
ウマい!
これから
夜行バスで
お隣の国に行きます。
これがまぁ かなり過酷で!
楽しいこともありましたけど。
続く

では
最近行った、
ノルマンディー地方の
セーヌ川の下流です。
レ・ザンドレの町を見下ろします。