前回の続き
田舎道を抜けて、山の中腹辺りにこんな広場がありました。突然出会った沢山の観光客たち。
ヨーロッパでも大人気な
シャウエンという町。
ここは
モロッコ(北部)です。
さらに上に向かいますが、ここから先は車では行けません。
この町は世界でもなかなか珍しい、
ある特徴があります。
その特徴って、
「ニャンだ!?」
まず、こんな所に来ました。
道行く人たちを眺めながら、
ランチ!
野菜の
タジン鍋と
魚の
パスティラ。(モロッコの代表料理で、アーモンドやシナモンでちょっと甘く味付けされたパイ)
凄いボリューム!!
2人でも食べきれませんでした。
食後の
ミントティー。ポットにはたっぷりのミントの葉が詰まってます。
例のごとく、こちらの好みなどおかまいなく、
あま〜い!
でも消化には良さそうだし、美味!
では、ふたたび。 この町って
「何が珍しいんニャ!?」
「わかったかニャ!?」
「まだわからニャイニャラ、かニャリ」
「ボケだニャ〜!!」


そうです。
とにかく・・
青いんニャ!
青いんです!
でも、
すご〜く青だったり
水色っぽかったり、
白や茶が混ざっていたりします。
「 ちょっと待ってニャ!」
「はい ポーズ!!」
カンコーキャクにはきぃつかうニャ〜
🐈が多いのも特徴です。
ところで、山にへばりついたこの
シャウエンの町は
こんなにも
なぜ青いのでしょう!?
諸説あるようですが、スペインから迫害を逃れてこの町に住みついたユダヤ人たちが、
ユダヤ教にとっての神聖な色、青を家に塗ったのが始まり。その後イスラエルが建国されるとほとんどのユダヤ人は出ていったけど、青く塗る習慣は受け継がれたようです。
という説に一票!
なぜなら、我が家の近所はユダヤ関係の商店が多いですが、
とにかく
青なイメージ!なんです。
吸い込まれそうな青い道
これは
水道!?
そう言えば、先ほどランチの前、ここには人だかりができていました。
イワシ売りのおにぃさんがいたんです。
観光を盛り上げる大事なパートナー? の猫にもあげていました。
ここでは、このストライプの柄の服も良く見かけました。
と、この
幻想的なブルーの世界にすっかり夢中になっていたらマジで道に迷ってしまいました。
助けを求めたら、
「私に付いてらっしゃい!」と
この親切な頼もしいおばちゃん。
お陰様で無事運転手さんとの約束の場所にたどり着きました。
さぁ帰ります。
シャウエンをあとにして
白い他の町を眺めながら
大西洋と地中海に面した町、
タンジェに戻りました。
これは今は使われていない
闘牛場です。
この町はかつて
スペイン領だったのです。
30年前に来たモロッコとは別世界!
だと思いました。
あの頃は町を歩く女性たちをほとんど見かけませんでした。
渋滞に巻き込まれました。
イスラム教の寺院をあちこちで見かけました。
運転手さんとイスラムの戒律、
ラマダン(毎年1ヶ月間、日の出から日没まで続く断食)の話になり
「ラマダンって辛くないですか?」って聞いたら
「僕はラマダンは大好きだよ! 胃の中に一定の時間食べ物を入れないのはとっても健康に良い! 体の調子が良くなるんだ」
それはわかる気もするけど、
飲むのもダメっていうのはどうなんだろう?
でも、妊婦さんと病人はラマダンをしなくて良いそうです。
ラマダンは
イスラム教徒どおしの団結を強めるにはとても役立ってる。と感じました。
次に
「イスラム教徒は豚肉食べれないんですよね?」
って聞いたら
「豚は何でも食べる動物だから病原菌が一杯! 食べない方が良い。でも外国人のために豚肉は売られているから買うことができるし、食べるイスラム教徒もいる。2〜3%だけどね」
それには私はビックリしたので😲
「そういう方は真面目なイスラム教徒ではないんですね」
って言ったら
「そんなことはない! 真面目なイスラム教徒だ!」
と意外にも擁護。
モロッコの魅力は? と聞いたら
「どんな外国人とも仲良くできる国なんだ。隣人に住むのがユダヤ教徒でも我々は仲良くするよ!世界でもっとも平和を大事にする国なんだ」
と、とても誇らしげに答えられました。
ブルーでホットな思い出ができた、束の間のモロッコ滞在でした。
タンジェはもっともスペインに近い町です。