ここは
パリの南の郊外。
以前は毎年この時期には来ていたのですが、最近ちょっとご無沙汰してました。
この門の先は
気が遠くなるほどの広大な庭園、
ソー公園です。
ちょっと
ベルサイユ宮殿を思わせる様な
運河が印象的ですが、
それもそのはず、
どちらも庭園の設計は
ルノートルによるものです。
新芽が吹き始めた、運河沿いのなんとも清々しい
ポプラ並木。
こんな気持ちの良いベンチにずっと座っていたい気分ですが
それはもったいない!!
やはりまず、
あの場所に行かなくては!
そこはかつて、あたかも
パリ在住の日本人たちのために存在する様な
秘密の花園でした。
ここからそう遠くない位置に、今回も裏切られることなく、
その
花園はありました!
平日のわりには、人が多かったです。
イースターのバカンス時だったので。
実はその
秘密?の香りを今や、知ってしまったのです。
フランス人だけでなく多くの外国人たちも、
桜の下での癒し、幸福感を。
それは束の間の様で、
生涯いつでも鮮やかに蘇るひと時。
恋人どおし、友達どおし、家族連れ、一人。
でも、いつのまに、いったいなぜ!?
なぜこんなに人気に!?
漠然と
日本人がフランス人の友達や配偶者と花見を楽しんでいるうちにこうなったのだと思っていました。
それもあるかもしれませんけど。
桜の精!?
新郎新婦の撮影でした。
が、
ヒマそうな新郎(笑) カメラマンは新婦の撮影に必死で。
あ あちらがお母様なようですが・・・・
私は次の瞬間、理解したのでした!
いまさらながら。
そうか〜!!
そう言えば、先日も。
多くの家庭で観れる(インターネットとセットになっているので)ケーブルテレビの
日本のアニメチャンネルを何気なく見ながら理解したのです!
そうだったのか〜!!
と。
いまさらながら。
フランスのラーメンブームの火付け役はきっと
「ナルトにちがいない〜!!」
と。
ナルトは
フランスの大人気日本アニメです。
ラーメンをすする場面がたびたび登場するのです。
子供のころ
日本のアニメを観ながら、和食に憧れ、日本の大衆文化に憧れた世代は今立派に成人しています。
フランス人だけじゃないでしょう。
きっと世界中からそんな大人たちが今日本に押し寄せているのです。
一部の爆買いだけが目的の外国人は別かもしれませんが(笑
アニメと花見、無関係なはずはありません!
恐るべしアニメのチカラ!
私は以前フランス人につたないフランス語で
「お花見」
を説明しようとしたら、
「つまり桜の花の下でピクニックをするのね!」
って言われてしまい、それはそうなんだけど・・・(笑
時は流れ
かつて、日本人の社交場だったはずの、ソー公園の花見メッカは、
今や日本人の姿を探すのが難しいほど。この日は見かけませんでした。
私が想像していたよりも、実はフランス人たちは
花見を理解していたのかもしれません。
ここの
八重桜たちもすっかり
年季が入って来ました。
もしかして私も!?(笑
ここは
我家の近所ですが、
ランチが気になるカフェ、
マシュポテトの上にポークとチョリソがのった料理でたっぷりのスパイシーなトマトソースといっしょにいただきます。
けっこうなボリュームでしたが、栄養をしばらくとれなかったわが身には、
大満足〜!
ということで、ご心配ありがとうございました。
すっかり復活です。