今頃になって、パリは連日
35度を超える
猛暑となっています。
庶民の家には冷房などないので大変です。日本の夏ほどの湿気はないにしても、夜は
扇風機のお陰でなんとか眠ることが出来るという状況です。
でも、
日当たりの悪いお宅はかなり快適だそうです。室内は気温が10度ぐらいも低くなるのです。こちらでは日当たりの良い家は、同情されたりします。家具にも良くないとかで。
我が家は
日当たり良過ぎなので、
かなり暑いです。でも、実は私、
猛暑はイヤな一方で、
大好きです! どんなに暑くても日本の暑さを思えば耐えられるのは日本人の得な点。それに太陽の下に
ソファーのマットやクッション、毛布、布団などを干すのはなんと気持ちが良いものよ! もっと暑くなれ〜! と、突然働き者になって、

といっしょに
私まで燃えるのです。だって暑いほど殺菌効果大でしょう!?
それに!
ベランダの
キュウリもグングン育つし、
ゴーヤも太ってきたし、
諦めていた
トマトも
色づいてきました〜!
なんてありがたいんでしょう!
ところで、
前回の続きです。
今私は
キューバの
トリニダー(Trinidad)という町をご紹介しています。
トリニダード・トバゴではありません!(笑
前記事のとおり、スペインを思わせる美しい町で、ハバナの旧市街と同様、
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
前々回の記事でもご紹介しましたとおり、カリブ一帯は、
コロンブスのせいで、300万人ほどいた原住民はほぼ絶滅してしまいます。虐殺もあったのですが、実は絶滅は望んでいませんでした。
労働力として利用したかったのですから。ところが、過酷な労働を強いられたことに加え、
スペイン人が持ち込んだ疫病にやられて、免疫もなかったために多くの人が亡くなってしまうのです。虐殺と同じですね。
そこで、
新たな労働力が必要になり、思いついたことは、とんでもないことで、
アフリカから多くの人間を奴隷として連れて来ることでした。カリブ一帯の労働力としてだけでなく、後に南北アメリカにも売るようになりました。
15世紀から、19世紀に奴隷制度が廃止されるまでアフリカから連れて来られた人は1000万人を超えると言われています。
その奴隷貿易の拠点として、トリニダーは大いに栄えたのです。
違和感というか、驚く言葉でした。そんなことで繁栄したって・・・
自慢にならない繁栄です!
そんな町なので、その当時、
奴隷として連れて来られた人たちにサトウキビを作らせ、巨万の富を得た農園主の屋敷のすぐ傍らに教会があるのも違和感だったのです。
では、私たちがトリニダーで宿泊しました、
カーサと呼ばれる
民宿をご紹介します。
安宿なので、期待はやめとよう!と思っていました。
早めの夕食を終え、私たちは宿に戻りました。
門の鍵をしっかり閉めます。檻状態になっているので、ちょっと安心ですね。おしゃれな檻です。格子の檻だったら、かなり印象が違うでしょう。(笑
この日の午後、チェックインをした時は
この宿のご年配のご主人がこちらでくつろいでらして、娘さんを呼ばれました。お孫さんかな?
狭いですが、
小奇麗な廊下です。この先の左に
2つ部屋があります。突き当たりは
お庭なようです。
左にこんな談話室みたいなのがありました。
かわいい〜! 私たち用の
ミネラルウォーターが冷蔵庫に用意されいてました。
振り返ると、
部屋は
ちょっと狭いです。ベッドカバーはシーツのようにペラベラですが、厚い立派なカバーより、洗濯されているので清潔です。
こんな感じで
扇風機がありますが、なんと
冷房もありました!
特に家具というものはなく、こんな棚があるだけです。
椅子はお隣の談話室にあります。ということみたいです。
シャワールームは清潔で、なんと!
お湯がちゃんと出ました〜!
まずチェックインをするために、突き当りのお庭に行きました。
そのお庭が、
ロマンチックなんです〜!
素敵〜!!!
あら!
「そっぽ向いてないでご挨拶なさい」
「あっ どうも いらっしゃい 」
トリニダーの地図をくれて、いろいろ親切に案内してくれました。お互い片言英語ですが。
この階段すごく気になりますね。上らせて頂きました。
明日はあそこで朝食を頂きます。
細長いお宅なので、
屋上も細長いです。
お隣の瓦が落ちているの!?
右、
左

翌朝
私たちの
朝食のテーブルです!
この
マンゴとマンゴジュースは最高に美味しかったです!
手作りジャムはマンゴじゃなかったですね。
卵料理も付きます。チーズ入りです。何の卵料理が良いか?聞かれました。
「またいらっしゃいね」
今回のお客は私たちだけだったようです。朝食付きで2人で30ドルでした。(今3000円ちょっとかな)
お客さんを喜ばせようという心が嬉しい宿でした。
予約した
タクシーが迎えに来ました。これから、3時間ほど乗って、キューバ最大のリゾート地に行きます。バスが予約出来なかったのですが
、バスの半額でした。50ドルぐらい。(白タクみたいな感じだったけど)ご主人と知り合いのようでした。
私たちの他に
男性2人がいました。トルコ人とオーストリア人。お友達だそうです。
かつては奴隷たちに作らせた
サトウキビ畑。
キューバの田舎の素朴な景色です。
果物屋さん?
やっぱり
アレが気になりましたね。
男性のお二人はある素敵なホテルで降りられました。調べたらカップルしか受け付けないリゾートホテルでした。なるほど。
私たちが予約したのは、家族連れも多いこのホテルです。
チェックインの時、いきなりこんな
腕輪を付けられました。ハサミで切らなければ取れません!
なんか囚人になった気分(笑
この辺のホテルはほとんど、
オールインクルーシブで、ホテル内のレストラン、バー、さまざまな施設の料金が宿泊代に全部込みになっているのです。財布を持ち歩かなくても行動できるんです。だからこのブレスレットは
宿泊客という証明なんです。
荷物を置いて、
さっそく海に!
ここは
ロビーみたいですが、
夜は(昼も)
バーでもあり、
好きなカクテルを飲み放題! 飲める人にはかなりお得なシステムです。
さぁ海に行きますよ〜!
次回に続く。