シャンゼリゼ通りの中間あたり、
シャンゼリゼ・クレマンソーというメトロを出ると、
ドゴール将軍の像が印象的です。
まだまだ冬景色が続きそうなパリですが、
え!? あれは

? って思わせる
春を告げる
アーモンドの花が早くも咲いていました。
右は
グラン・パレで左は
プチ・パレ。 パレは宮殿という意味ですが、どちらも一世紀ちょっと前に
パリ万博のために建てられ、現在も
エクスポジション会場として使われています。
右のグランパレで最近
2つの興味深い展示会があって、久々に行って来ました。
まず、この展示会です。これはマスタード、
マイユの商品なようですが、
これは
オリーブオイルの試飲?販売なようです。よくある食品見本市の風景です。
柚子の果汁が入ったオリーブオイルもありました。柚子は今人気です!
チーズのお店も当然のごとくあって、
これは!?
和食品、
UMAMI。
これは、携帯のおしゃれな肉切りナイフ。この方、このポスターのお兄さんかしら!?
でも、こんなナイフ使うかな〜?
この方はかなりの
有名人! 2つ星レストランのシェフ(パリのマンダリンホテル)ですが、監獄で囚人たちに料理を教えたり、その他料理関係で幅広い活躍をされている
チェリー・マルクスさんです。
このお店は行列が出来てますが、ミシュランの2つ星レストラン、
MAISON ROSTANG メゾン・ロスタン です。
メインの帆立の料理がちょっと美味しそうだったので並びました。
一つ食べてしまいましたが、もう一つ帆立がありました。
アンディーブと帆立のロースト、栗のソース。レモンの香りも効かせています。
たまたまいっしょに居合わせた、フランス人の婦人が
「栗の香りがあまりしない」って言ってましたが、こんなもんだと思いました。
実は今回の展示会はフランスで活躍される
17人のシェフたちが
それぞれのお店の料理を披露する,
LE FESTIVAL DES CHEFS! でした。
前菜、メイン、デザートの3品をそれぞれ5〜12ユーロという値段設定で提供しています。
一流の料理を手ごろな値段で楽しめるのが魅力です。ミシュランの星を獲得しているお店がほとんどですが、星がなくても注目されているようなレストラン。というのもありました。
これは3星レストラン、
ギー・サヴォワの鶏のコンフィ、ポテトピュレ添え(8ユーロ)美味しいけど、こんなお皿じゃなかったら、もっと感動したに違いない。
このお店も
大人気! 3つ星レストランです。女性のコックさんが多いですね。特に手前の女性は
笑顔一杯、元気一杯でとってもチャーミング!
それだけではありません。有名シェフはこの会場にいない場合も多いのですが、ここは
シェフ自ら、張り切っていたのも好印象を与えたようです。
ル・プレ・カトランの
フレデリック・アントンさんです。
禿げてますが、なかなかの男前!サイトでご覧下さい。

をクリックしてちょっと待って下さい。
タピオカのトリュフ・リゾット、フォアグラ乗せ。
タピオカというのが個性的な発想ですが、
リゾットはやはりお米の方が良いかな。って思ってしまいました。でも、この料理が
ゴージャスな雰囲気の店内でおしゃれなお皿に盛られて出てきたら、ずっと神々しく感じさせることでしょう。さすが3つ星レストラン!って。器や雰囲気。盛り付けって凄く大事だし、騙せるな〜って思いました。
(笑
こんな
刺青、こちらでは単なる
ファッションですから。
このお店は星はないのですが、注目を浴びているお店です。このシェフはフランス人と韓国人のハーフ、
Pierre Sang さんです。
ここのデザートが一番美味しそうだったのです。
この女性がとってもチャーミング!
チョコレートケーキが主体ですが、ナッツやゴマのビスケットなどが添えられていて、美味しかったですよ!
気になったのはこの、知名度ナンバーワンぐらいのシェフ、
アラン・デュカス(ご本人はいませんでした)のお店ですが、入り口からすぐで最も良い場所なのに、なぜか人気がなく、行列がほとんど出来てませんでした。
購入した料理はこんなテーブルに持ってきて、食べられますが、
立ち食いの場所もあります。
片っ端から料理を試したいことろですが、不可能です。胃の容量、予算に限度がありますし
(笑 いかに悔いのないように、料理を選ぶかが勝負!
ベストな方法は、
*
立ち食いをしている人に近寄り、感想を聞く。
* 食べている人の表情をじっと見る。
というのがお勧め。
実は、
2人の日本人シェフも参加しているのです!
でも、私はそのお店では頂かないことに決めていました。
だって、つい先日そのお店に行ったばかりですから。
結婚記念日に行ったあのお店、
パージュです。 あの時、
「ミシュランの星取れるかも」って言いましたが、あのすぐ直後星を獲得されて、今回晴れて
1つ星レストランとして参加されたのです。
なんと
シェフのお顔が隠れています・・・後ほど撮影させていただこうと思ったけど、時間がなくなってしまいました。
こちらの
手島竜司さんのお店です。
もう1人の日本人シェフは
ケイというレストランの
小林圭さんです。このお店には、2年ほど前に1つ星を取られる前に行きましたが、
とっても美味しかったです!
もちろん、日本人でミシュランの星を獲得されている日本人は
この他にもフランスでは何人かいらっしゃいます。フランスのフレンチの世界で、日本人の活躍は注目されています。嬉しいですね!
ところで、この会場に入場するには
15ユーロ払います。私は招待券を頂いたので無料でしたが、タダで入れても多くの人が中で
予想以上の出費をしてしまう。ことになります。
でも、この直後にあった
もう一つの興味深いエクスポジションは
入場無料でした。
グランパレの全員無料の展示会なんて、ビックリ!なんという太っ腹! 1時間以上並びましたが。
ある企業が全面的に費用を負担しているからです。
今回、実はその企業で働いている友達(日本人)から連絡があって知ったのです。
その会社って、この不況下で
笑いが止まらないほど儲かっているフランスの企業なのです。もちろん、その会社の
商品の宣伝を兼ねているのですが、商品の即売会は一切ありませんでした。とっても、
面白いエクスポジションでしたよ。それは次回にご紹介します。
お楽しみに!