なに〜!? あの建物!?
あの建物の下は
いつも
鳩さんたちの
たまり場になっています。
巨大な彫刻!?
凱旋門でした〜!
でも、ちょっと違う!?
はい、あの
有名な凱旋門よりも、古い凱旋門です。
この
サンドニ門と呼ばれる凱旋門から出ている通り、
サンドニ通りはあまりに
庶民臭溢れるために、好き嫌いが分かれますが、そんなことはものともせずに、存在し続ける
レストランがあります。
ジュリアンというお店です。
久々に来ました。
先日パリに
生地関係のお仕事を兼ねて1カ月滞在してらして、何度かパリに来られ、このブログにコメントを下さる、
もえさんご夫妻と。
以前こちらに留学されていたもえさんには
とっても印象深いお店だったようです。だからぜひご主人をお連れしたかったようです。
このレストランは料理を注文するよりもまず、
店内をキョロキョロしてしまいます。
アールヌーボー様式の華麗なデコレーションで、
あたかも、
ベルエポックの時代に
タイムトリップしたかような錯覚をします。
さらに鏡効果で、
無限に広がる空間に来たかのような錯覚もします。
これだけで満足してしまって、料理の印象はちょっと薄くなるかもしれません。
前菜は
ヤギのチーズが乗っているトーストと生ハムのサラダです。ここは凄くクラシックな料理かと思っていましたが、わりとポピュラー料理ですね。
仔牛のキノコソース。
特に期待しなかったわりには悪くないかな。
お腹一杯になったので、デザートはパスで
外に出て、
もえさんご夫妻が宿泊しているアパルトマンの近くをお散歩しました。
パリの夏は、
オープンテラスに人が溢れます。日本はそんなの無理ですよね〜
暑過ぎて。
でも、最近気温が35度にもなった日がありました。湿気が少ないので日本の35度とは違いますが、それでも流石に暑くて
冷房完備のお店に行きたがる人が多かったようで、私も扇風機をかけまくりました。
もえさんが滞在されていたアパルトマンで頂いた、スイーツ、
アリババ。
ラム酒たっぷりのサバランの器の中にカスタードクリームが入っているという個性的なお菓子です。私は初めて頂きました。アルコールがキツイですが、一度食べたら、また食べたくなる日が来ます。
ストーレという
、1730年創業の老舗パティスリーのお菓子です。
もえさんは今回、海外旅行は初めてというご主人といっしょに
モンサンミシェルに電車で行くことになっていました。あちらに2泊してまた電車で帰る予定でした。ところが、この出発の日は
ストライキをやっていたのです。
モンパルナスの駅に行ったら、
半分の電車は動いていませんでした。でも、ラッキーなことにもえさんが予約した電車は動くようなので、出発できます。でも、
問題は二日後の帰りです。その日までストライキは予定されていたので、駅員さんから、
「帰りの電車は保障できません」って言われました。
でも、もえさん
「大丈夫よ〜!」とばかりに出発してしまったのです。私もけっこうそうゆうノリで出発してしまいます。
でも、もえさんの場合は
二日後に帰らなけらば大変なんです〜!
命にかかわるんです〜!
それなのに出発してしまった・・・・
駅員さんに事情を説明すれば、動いている電車になんとか乗せてもらえるとは思いましたが。
全面ストップなわけではないし。
果たして・・・
もえさんの電車は帰りもラッキーにも動いていたらしく、
何の問題もなく帰れて、その日、予約していた病院に無事行けました。
そんな病人が旅行!?
無謀です。
ムチャですよね〜
たしかに・・・
実はもえさんは
透析を受けているんです。
透析患者さんなんです。
患者さんなイメージはありませんが(笑
1週間に3回は病院に行って、
透析をしなければならないのです。海外だからって
ようしゃなくそれはしなければならないのです。
だから海外旅行はしたがらない方が多いようですが、透析出来る病院がある町なら問題なしだそうです。
もちろんちゃんと
病院を予約する必要はありますが、
パリは問題なしなようです。
その辺の事情はもえさんのブログ
「
透析したって Bon nappetit !」でご覧下さい。
もえさんが普段透析されている熊本の病院は、
レシピ本も出すぐらい、病院食に力を入れていて、それを食べるのが、病院に行く大きな楽しみらしいですよ。
そのメニューはブログでも紹介されています。
もえさんが透析を始めた当時は、
大好きなデザイナーの仕事も辞めなければならなくて、とても辛かったようですが、今は
透析のお陰で出会ったさまざまなこと、出会った人達とのご縁を楽しんでいるようで、
「透析生活は気に入っているの!」とまでおしゃる。
そう言えば、
15歳も年下の好青年な夫もゲット!
障害者手帳は海外でも通用するらしく、
フランスのたいていの観光名所は並ぶ必要もなく、フリーパス。因みに付き添いの方も無料になるそうです。
そうゆう特権は大いに利用すべきですね〜!
もえさんは
「同じ問題を持つ人たちを励ますのが私の使命かも!?」 っておっしゃいますが、
同じ問題を持たない人も励ましてますよ〜!!
って思いました。
フランス生まれのロマンチックな生地、トワル・ド・ジュイを買えるもえさんのブティックは
こちらです。