このホームのベンチを見て下さい。
座り心地悪そうですよね。おしりを置く面積が狭くて、平らじゃなくて。実際座り心地悪いです。マジな話、これ意地悪でやってるんです。
誰に特に意地悪しているかと言うと、浮浪者の方々にです。
日本では切符を買わないでホームに入ることは不可能に近いですが、こちらでは簡単なんです。以前は下をくぐり抜ければいいので、超簡単でした。でも今はほとんどの自動改札機がドア付きになったのでちょっと難しいです。それでも方法はいくつかあります。
* 前の人にぴったりくっつく様にして、いっしょに素早く入ってしまう。
* 「このチケットなぜか通らないんですけど、(磁気の問題でこうゆうことは実際よくあります)いっしょに入っていいですか?」と誰かにお願いする。
* よじ登って、乗り越える。
すぐ横に切符売りの窓口があって、その中の人がじっと見ていても関係ないんです。その人は検察官ではありませんから、取り締まる資格はありません。
出る時はパリ市内のメトロは切符いりませんから、全く問題ありません。
ということで簡単に入れるので、浮浪者の方々がホームのベンチを占領し、ベッドにしている光景を以前は良く見かけました。だから、いかに寝せないベンチにするかを必死で考案している分けです。
こんなのベンチと言えるのか?