今日は映画の感想を書いてみます。
「チェンジリング」
「7つの贈り物」
「オーストラリア」
この三本を観てきました。
「チェンジリング」
1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。
だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。
誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き
クリスティンは眠れない夜を過ごす。
そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き
クリスティンは念願の再会を果たす。
だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく
彼によく似た見知らぬ少年だった。
(goo映画より)
かいつまんで言えば、行方不明になった息子が帰ってきたけど別人だった。
それなのに、ロス市警は母親の思い違いと断言し
逆らおうものなら精神異常者に仕立てあげるのです。
母親が自分の産んだ子供を、間違えるはずがないでしょうがぁ。
これは、実話です。
原作も脚色なしだそうで、映画も殆ど忠実に描いたとのこと。
泣ける映画だという前評判でしたが
イーストウッド監督は泣かせるような演出はしていません。
この映画は客を泣かせることを目的としてるのではなく
運命の残酷さと人生の不条理、救いのない現実世界を描こうとしてるのだと思います。
涙よりも怒りがこみあげてきました。
古き良き時代と言いますが、人権もなにもあったもんじゃない。
実話だけに、恐ろしいです。
自分の子供のことだけでなく
社会の不正と闘っていく母親の強さと優しさなどが
無駄無く、しかも丁寧に描かれています。
クリスティンの立場に立って作品にのめりこみ
一緒に驚き、悲しみ、怒り、時には彼女の強さに敬服させられた、あっという間の2時間22分でした。
今年観た映画の中でNO1ですね。(今のところ)
次は
「7つの贈り物」
過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマスは
ある計画を立てていた。
親友のダンにだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。
そして計画実現のためには、その7人でなければならない特別な理由があった……。
(シネマトゥデイより)
私はウィル・スミスが好きです。
サービス精神旺盛で、楽しくて、何よりカッコいい。
だから、カッコよくて元気なウィルが見てたい。
「幸せのちから」のようなハッピーエンドならいいけど
苦渋に満ちた顔のウィルは見たくないのです。
感想はこれだけです(逃)
最後に
「オーストラリア」
第二次世界大戦を目前に控えたオーストラリアを訪れた
英国貴族レディ・サラ・アシュレイ。
サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し
土地を守るために粗暴な現地のカウボーイと手を組み
遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。
反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹かれあっていく。
(シネマトゥディより)
これは、オーストラリアの壮大さが売り物なので
大きなスクリーンで観るべき映画ですね。
すごく面白いというほどでは無いけど、それなりに楽しかったです。
スケールの大きな作品で、何度も盛り上がるシーンがあるので最後まで飽きずに観ることが出来ました。
ニコール・キッドマンはとても綺麗。
ヒュー・ジャックマンも素敵なんですよ。
オーストラリアの原住民、アボリジニの男の子も可愛いの。
この映画も人間には音楽が大事なんだなぁって教えてくれてます。
音楽は人の心を結びつけ、偉大な力を発揮するんもんですね。
まあ、歴史の問題などで突っ込みどころの多い作品ですが
美男美女のラブストーリーと広大なオーストラリアの大自然は
素直に楽しめたような気がします。
この春も観たい映画が目白押し。
オダギリジョーくんの映画もあるし忙しいわ〜

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