さあ、映画の感想を書こう!
だいぶ時間が経っちゃったので忘れかけてるかも・・・

一応観たのは
「スラムドッグ$ミリオネア」
「花の生涯 梅蘭芳」
「ミルク」
「グラン・トリノ」
「バーン・アフター・リーディング」の5本です。
その内、「バーン・アフター・リーデイング」は半分以上寝てたので(笑)感想が書けるほど観てません。
だから、パスです
もうひとつ「ミルク」も、寝てました(大汗)
これは、1970年代のアメリカで同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマです。
主演のショーン・ペンが今年度のアカデミー主演男優賞に輝いた作品ですね。
土曜日の昼間だったのに、観客は私を入れて5人でした。
私以外は男性ばかり。
それもカップルの(笑)
やっぱり映画が映画だからでしょうか・・・
これも睡魔との戦いで感想は書けません。
でも、この映画はもう一度観てみたいと思ってます。
たぶんDVDになってからだけど・・・
それでは残りの三本の感想を簡単に。
「スラムドッグ$ミリオネア」
インドのスラム出身の少年ジャマールは
人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し
あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。
しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。
彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。
そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。
(goo映画より)
これはご存知の通り、今年度のアカデミー賞で
作品、監督賞など8部門を独占した映画です。
なぜ、スラム街で育った少年が、教育も受けていない少年が
次々と難問に正解していくのか・・・
それは彼が育ってきたスラムでの生活が大きく影響しています。
現在のジャマールと子供時代のジャマールが交差していき
彼が辿って来たきた過酷な運命に、どんどん引き込まれていきました。
1人の少女との出会いや淡い恋心。
大人たちの残忍さ、悲惨なスラムの状況。
その中で子供たちは、とても逞しく力強く、そして悲しい・・・。
決して綺麗な映画ではないけれど、絶対見ても損はない作品だと思いましたね。
エンドロールに???と首を傾げる人もいそうだけど
私は好きだなぁ。
インドという国が持ってるパワーを感じました。
それはぜひ映画館でお確かめください。
お勧めします。
次は・・・
「花の生涯 〜梅蘭芳〜」
中国の伝統芸能、京劇界で最高の女形として語り継がれる梅蘭芳は北京の京劇一家の三代目として生まれるが
早くに両親を亡くし叔父とも少年の頃に死別する。
その後、美しい青年になった梅蘭芳は女形のスターに成長するが、伝統重視の京劇の世界に疑問を抱いていた。
ある日、彼は海外で学んだチウ・ルーパイの講演を聞き感銘を受け、これからは京劇にも改革が必要だと思い知る。
(goo映画より)
これは、特別料金2000円という事と上映館が少ないので
興味を持たれる方もいないとは思いますが・・・(汗)
私は、この映画を撮ったチェン・カイコー監督作品の
「さらばわが愛 覇王別姫」を何年か前にDVDで見てから
京劇という世界に興味を持つようになりました。
むかしむかし好きだったジョン・ローンという俳優が
京劇出身だったので、その頃も京劇の公演を見た事があったのですが
正直、どこがいいのか良くわかりませんでした。
でも、それから後に観た「覇王別姫」で、また京劇の魅力に触れ天才的な女形といわれる梅蘭芳の映画なら、是非観なくっちゃと2000円を握り締め(笑)観にいきました。
この映画のうたい文句は「あの覇王別姫を超える・・・」だったけど
正直、「覇王別姫」は超えていません。
というか、全く別物の作品でしたね。
これは、実在の人物梅蘭芳の伝記ですから
そうそうドラマチックな展開ばかりじゃないし・・・
でも、梅蘭芳の若い頃を演じてた役者は綺麗だった〜。
後半、レオン・ライになってから京劇のシーンは少なかったのが残念だったかな。
また機会があれば、本物の京劇の舞台を観たいと思っています。
ラストです。
「グラン・トリノ」
朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職し
妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。
彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は牧師の勧めも断る。
そんな時、近所のアジア系移民のギャングがウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する
1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向けるウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を変えていく…。
(goo映画より)
朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が
近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して
自身の偏見に直面し葛藤する姿を描いています。
監督、主演のクリント・イーストウッド・・・78歳、渋いです。
ずっと苦虫を噛み潰したような顔をしてるんだけど
とっても素敵♪
偏屈だけど、自分の思うダンディズムに忠実で
時におちゃめですらあるウォルト老人。
彼の唯一の汚点、朝鮮戦争での忘れる事のできない命との戦い。
その贖罪のようなものが
ラストで彼が取った行動に集約されてるようでした。
普通に暮らす現代のアメリカ人の抱えている問題を
ストレートに扱った秀作で
自動車産業凋落を憂うアメリカの声なき声
過ぎ去った良き時代へ想いといったものを1台のグラン・トリノに託す演出も見事でした。
これも、お勧めですよ〜〜。
さあ、また映画館に行かなくっちゃ〜



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