阪神大震災から10年。

2005/1/17  17:06 | 投稿者: Author

 今日で阪神大震災からちょうど10年が経ちました。当時私は大学5年生、鳥取県米子市のアパートにいました。あの日の朝、ちょうど小児科のポリクリ(臨床実習)前試験に備え、明け方5時過ぎまで勉強し、試験の時間まで仮眠を取ろうと横になってうとうとしていたところ、地面から突き上げられるような縦揺れで飛び起きました。その後、しばらくして長い横揺れが・・・。何事が起こったのかわからず、とりあえずテレビをつけ、テロップで震度4を確認。でも、よく見ると当時兄が住んでいた岐阜でも同じ震度が観測されているのです。「なにかおかしい」と思いながら、試験を受けに学校へ。無事に試験を終え、学食へ行くとテレビの前に人だかりができていて、覗き込むと、とんでもない映像が!阪神地方の揺れが大きすぎて朝の時点では報道されなかったのです。
 場所柄、大学の同級生や先輩・後輩には関西の出身者が多く、ご家族をなくされた方もおられ、とても他人事ではありませんでした。でも、試験や実習に追われボランティアに行くどころか、何もできないことがもどかしく、「きちんと医師免許を取って、力をつけて、こういうときに働ける人間になりたい」と思ったものです。
 さて、あれから10年が経ち、このところ、また台風による水害、新潟の地震、スマトラ沖の大津波など天変地異が続いています。「救急医療」とは少し違った進路に進んだ私。「大地震が襲った大都市の救急病院」を舞台にしたテレビドラマも始まりましたが、さてそのような極限の状況下で自分に何ができるのか、考えさせられています。しかし、日ごろの「平和な」外来でも「その人の健康や幸せのために役立ちたい」と考える気持ちは一緒であるような気がします。その気持ちが災害時に限らず、緊急時の「瞬発力」につながるものと信じつつ、医師としても人間としても力になれるように備えておきたいと思っています。
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