お願いです!年に一度は子宮頚癌検診を!

2007/6/1  0:09 | 投稿者: Author

また、「子宮頚癌」という言葉がマスコミをにぎわしましたね・・・
私たちの世代なら、誰もがいろんな思い出を持っている、ZARDの坂井泉水さんが亡くなりました。直接の死因ではないけれど、子宮頚癌の肺転移で闘病中だったとか・・・。詳しいことはわかりませんが、きっと毎年の子宮がん検診を受けていたらこんなことにはならなかったのではないかと、本当に残念で、悲しいことだと思います。心からご冥福をお祈りします。
 子宮頚癌に関しては、今は代理母問題で有名な(?)向井亜紀さんも、もともとは検診を受けていなくて、妊娠して初めて産婦人科を受診したときに子宮がん検診を受け、子宮頚癌が見つかり・・・結局子宮も赤ちゃんもあきらめなければならなかった、ということがあったそうです。(詳しくは、向井さんの著書に書かれています)

子宮頚癌に関する知識は、「オレンジクローバーキャンペーン」のHP http://www.orangeclover.org/
に詳しく載っていますので、是非是非読んでみてください。
(私もまだ活動はしていませんが、会員になりました。)

長くなりそうなので、Read Moreで!


 子宮頚癌の原因の多くは、ヒトパピローマウイルス感染であることがわかってきました。実はコレ「性感染症」の一つなのです!・・・性感染症と聞くと、「おりものもにおいもかゆみも何の症状もないから大丈夫!」とか、「私は真面目だから関係ない!」とか、「遊んでいる人がなるんでしょ?」とか大きな誤解を持っている人が多いのですが、決してそんなことないんです!!
 このウイルス、性質がいいのか悪いのか?、においもかゆみも、おりものも出さない。さらに腹が立つことに(?)男性にはなんの悪さもしないんです!!だから現在みたいな自由恋愛の世の中では、性交渉の経験がある限り、誰が感染してもおかしくない位のありふれたウイルスなんです。でも、感染した人が全員子宮頚癌になってたら、女性の死因のトップは子宮頚癌になるはずですが、そうではないですよね・・・どういうことかというと、このウイルスにかかっても、癌になる前に治ってしまう人がほとんどなんです。癌のせいで不正出血などの症状が出るのは、ほとんど癌になった後。検診を何年も受けずに、不正出血などの症状が出てあわてて受診しても、「癌だから子宮を取りましょう」なんて話になってしまうわけです。
 そんな事態を避けるためには、症状が無いうちに、検診を受けておくのがとても大切。
じゃあ、子宮頚癌検診は何をしているかというと、子宮頚部(膣に顔を出している子宮の出口)を綿棒でこすって顕微鏡で見てるだけ。きれいな細胞が、癌細胞に変わるには、普通数年はかかるといわれていますから、年1回検診を受けていれば、癌にかかる前に見つかるし、その場合は子宮の出口(患部)だけをレーザーで削るだけで治るので、大切な子宮を守ることができるというわけです。

 検診は、20歳以上なら会社や市区町村でも受けられますし、会社の検診でも受けられるところが多いでしょう。こういう公的な検診でなくても、婦人科では一番初歩的な検診ですから、どこの病院に行っても受けられます。

 20歳を超えたら、そして性体験があれば10代からでも、必ず年に一度は頚癌検診を受けましょう!!
 私から、心からのお願いです!!
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2007/6/22  6:04

投稿者:江夏

桜井先生
こんにちは。いつもありがとうございます。
ブログ、拝見しました。ちょっとびっくりしましたが、もちろん大歓迎です。
日本の子宮がん検診の受診率の低さ、なんとかしないといけませんよね!!
私たち産婦人科医が、自分の言葉で噛み砕いて検診の大切さを伝えないと本当に大変なことになってしまうと危惧しています。
このブログを読まれた方も、是非、桜井先生のブログの文章、読んで参考にされてください。私が書ききれなかった情報(HPVワクチンとか、公的検診が2年に1回になってしまったことなど)までしっかり書いていらっしゃいますので・・・。

2007/6/22  1:31

投稿者:桜井明弘

先生、ご無沙汰しております。
私も産婦人科医の端くれとして、この事件に心痛しました。
先生と一緒に啓蒙活動を繰り広げたいと思います。
ブログに引用させていただきますが、構いませんか?

http://cl-sacra.seesaa.net/


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