パリをお散歩

前々回でご紹介した、近所の有機食品のチェーン店にある日本語食品は、他にこんなのもあります。





いつの間にか、アズキをあちこちで見かける様になりました。

以前は「豆が甘いなんて気持ち悪い」　が一般的なイメージだったのに、

樹木希林さんの映画、「あん」の影響もあってか？あんこが好きなフランス人がさらに増えました。

人間の嗜好って変わるものです。

さらに、

以前は「ほうれん草の汁みたいで気持ち悪い」　が一般的なイメージだったものがあります。

それが今益々ブームです。





値段の安い順に、バンチャ、ゲンマイチャ、センチャがあります。

なるほど。でもこれで終わりじゃないです。

もっとお高いお茶がありますよね。




ギョクロです。




マチャもありますね。




ご丁寧に縦書きで日本語の字で、「スイート抹茶」
ーが横棒(笑)

「抹茶ココ」も日本のドリンクだそうです。

ココナツ入りって、飲んだ記憶がありませんが(笑)


とにかく、

免疫力アップ、癌予防にも緑茶が最強！

と唱えている人達がいます。

コロナ禍で益々の売れ行きが期待されそうです。




ところで、ジスカールデスタン元大統領が亡くなりましたね。94歳でした。

シラク元大統領もミッテラン元大統領もすでに亡くなっているのに

コロナが死因なのは残念ですが、長生きされました。ご冥福をお祈りします。

私の知り合いの方(フランス人男性)も最近コロナで亡くなりました。85歳でした。

その方は実は癌の末期で、自宅で逝きたいと退院の準備を進めていた矢先にコロナ検査で陽性だったので、すぐにコロナ病棟に移され、直後に昏睡状態になり、亡くなりました。ご自宅に帰れなかったのはお気の毒でしたが、苦しまないご様子だったので、奥様はホッとされていました。

フランスでもコロナで亡くなる方は他の深刻な病気に罹っている方がほとんどです。日本の知り合いの院長先生が言われていましたが、「癌患者さんは最期は肺炎に感染して亡くなる場合がほとんどです」と。コロナで亡くなると言っても、寿命で亡くなられるのでしょうね。そう思いました。


ところで、私達夫婦はありがたいことに、まだ寿命があるのか、お陰様で今回コロナでは死にませんでした。　

この度はご心配ありがとうございました。

ご参考にして頂くために、私達の症状を振り返ると

夫 : 最初の3日間ぐらい38度代の熱と関節痛。その後1週間ぐらい夜になると微熱。時々倦怠感。

私 : 最初の3日間ぐらい37度代の微熱、時々下痢、時々咳？、嗅覚障害。

と、こんな感じでした。

ただの風邪でもありそうな症状ですが、印象としては、風邪より楽でした。喉や鼻周辺の不快感、あの苦痛が全くなかったからです。嗅覚障害は痛くも痒くもありませんし。でも話を聞くと、もっと軽症な人の方が多いようです。私達は歳を考えるとそんなものなのか？しっかり症状があったので、軽症とも言えないでしょう。かと言って重症ではないです。中症と言ったところでしょうか？

「風邪にしては楽だから変！せっかくだから検査受けてみようか？」

ってことになり、本当のことを知りたい欲求にも駆られ、主治医に電話で症状を説明して処方箋をメールで送っていただきました。診察料も発生していません。検査はもちろん無料です。つまり嘘言っても簡単に検査は受けられます。

あの症状だったら、もし外で働いていたら、風邪ってことにして職場に行けるレベルでしたし、隠すことは風邪と違って簡単でした。

でもあの程度の症状だったら日本では無料では検査を受けられないかもしれませんね。(今どんな基準か良く知りませんが)

しかも日本では差別の問題もありますし、会社に陽性者が出たら大変！だそうですし、日本人は「人様に迷惑をかけられない！」という国民性ですし、

かなり多くの人が症状があっても隠しているのではないかと思います。

その点、フランスでは陽性になったら「大手を振って仕事を休める」という理由で検査をする人がかなりいそうです

だいたい、簡単に無料で検査を受けられないって、国ぐるみで隠しているとしか思えません！

陽性者となったスポーツ選手や芸能人たちの話題が出ますが、陽性になると試合に出れなかったり、舞台やコンサートを直前に中止にせざるを得ない場合がある様ですね。検査は逃れられない、検査結果によっては多くの人に迷惑をかける、収入も断たれる。となれば、死活問題です。戦々恐々とされていることでしょう。

だから私は陽性者の芸能人のコメントには時々違和感を感じます。たとえ軽症でも、かなりネガティブな発言をする人が多いです。軽症でしかも運良くそれほど迷惑をかけない状況で陽性になったらありがたいはずなのに、しばらくは感染する率も減るだけで嬉しいだろうに、そんな発言はほとんどないのです。不謹慎なのでしょうね。

コロナ関係の記者達には「とにかくネガティブな印象に記事をまとめなければいけない！」という義務があるかの様です。ニュースはネガティブな内容でないと多くの読者を獲得出来ないとも聞きました。重症者ばかりをクローズアップすれば不安は広がる一方です。

でも、それが悪いって言うんじゃないです。そうすれば、皆が必死で注意しますし。感染を阻止する方向にいくでしょう。

ただ、こちらに住む日本人達は「日本はかなり変！」と心配しています。

正直な陽性者が職場に居られなくなったり、村八分になるのは異常です。

また、症状を隠して悪化する様なことにもなりかねません。

その方が心配です。

ほとんどの人にとってコロナは風邪より楽な病気で、亡くなる方は寿命で亡くなるのです。


ところで、私の個人的なコロナの後遺症について打ち明けます。

2キロ体重が減りました。去年とりあえず5キロ減が目標で、食生活の習慣を変え、3キロは成功したものの、それから先が半年ほど進みませんでした。「あとなんとしても2キロ！」と言ってたら今回簡単に2キロ減りました。そりゃ、下痢や嗅覚障害による食欲減退とかありましたし。でも不思議なことに前と同じように食べているのに、2キロが戻らないのです！！　おつうじ事情がコロナ前と比べても良くなったのは事実なので、それと関係しているのか？　

それと、これから挑まなくてはならないことがあるのですが、それに関して、以前はやや逃げ腰でしたが、今はやる気満々！ コロナで何か毒を出したイメージです。夫にしても今挑んでいることがコロナ後に急ピッチで進み、それに関して近々お知らせがあります。

コロナは結局私達にはありがたかった。かも。

な〜んてことは大きな声では言えない、どころか口が裂けても言ってはならないことなのですが　


次回は恒例のアレをご紹介します。

今年のも華やかですよ！！

ちょっといつもと違ったテイストで、ちょっと奇妙かもしれませんが。