2010/1/22
古楽コンサート 満員御礼!(1月22日更新) 古楽のおと
古楽器奏者 竹内太郎氏をお迎えしての古楽コンサート&講習会、
無事終了しました!

あまりにも濃い2日間だったので、一度にご報告は無理
この項、少しずつバージョンアップしますから、
何回かチェックしてくださいね。
とにかく、師匠の演奏は素晴らしく、お話も楽しく、
お客さんと大盛り上がりの、充実した2日間だったのでした!

休憩時間の調弦中も、カメラ撮影の嵐

夢のように美しい音たちに囲まれた、幸せな時
使用楽器
バロックギター:マーシャル作 1760年ころ パリ
バロックギター:マスト作 1780年ころ パリ
リュート(6コース): アルバン作、 スイス、
ゲレル(1580年ころ)による
リュート(7コース): ゴレット作、イギリス、
ヒーバー(1590年ころ)による
テオルボ:ティム・ガスター作、オーストラリア、
ヴェネーレ(1630年ころ)による
もちろん、オリジナルフルート(竹内氏の「趣味」であり、私のリュートの「ライバル」)も、「特別出演」。
注:竹内氏は、私が1年半前にリュートを始めた時と、全く同じ時期に、フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)を始められました。つまり、初心者仲間。私は勝手に「ライバル」と見なして、対抗意識に燃えてます。過去の成績(つまりどっちが上手に演奏できるか)は1勝1敗1引き分けです。ちなみにこれはご本人には、ナイショです。
コンサートプログラム
注:( )内はプログラム用紙には記載されなかったもの
*印は、私が共演したもの
アンサンブル構成 L(リュート)、G(ギター)、Vo(歌)、T(テオルボ)
サンス:スパニョレッタとカナリオ (G)
コルベッタ:シャコンヌ (G)
フレスコバルディ:そよ風吹けば * (2G、Vo)
(パーセル:バラよりも甘く) * (T,Vo)
(カプスベルガー:パッサカリア) (T)
叶わぬ恋/グリーンスリーブス * (2G,Vo)
ダウランド:私の窓からでておいき (L)
ダウランド:流れよわが涙 * (L,Vo)
鐘の音による20の変奏 * (2L)
心の慰め (L)
(ラ・ヴォルタ) * (2L)
スペインのフォリア (G)
(パーセル:夕べの讃歌)* (T,Vo)
プログラムノートより
ご挨拶
今回、宗像の地でコンサートと講習会を行えることを嬉しく思います。
中世の昔からルネサンス、バロック時代を通じて、ギターとリュートの仲間はソロ楽器、伴奏楽器として愛好されてきました。また特に声楽の伴奏にはその音色と音量の多彩さが理想的とされました。
今回のコンサートでは、聴きやすくまた高い内容を持つ作品を選びました。
この公演の実現にご尽力いただいた吉住さと子さんとスタッフの皆さんに感謝いたします。(竹内太郎)
解説
「バロックギター」は現代のギターの直接の先祖にあたる楽器で、17世紀に黄金時代を迎えました。フランスのルイ14世、マリー・アントワネット、イギリスのチャールズ2世などはギターの熱心な庇護者であり、ギターはバロック時代にヨーロッパ全土で爆発的に流行しました。
サンス、コルベッタ、ムルシアいずれもこの時代に活躍したギタリスト/作曲家です。
リュートは日本の琵琶とその祖先を同じくし、ヨーロッパでは16世紀から18世紀に至るまで文字通り「楽器の女王」として君臨しました。
特にイギリスでは、リュートはエリザベス朝時代にその全盛期を迎え、ダウランド、ロビンソンといった名手・作曲家を輩出しています。またシェイクスピアの作品にもリュートは多く言及され、実際のステージでも用いられました。
テオルボはアンサンブル用に特化した大型リュートで、もともとはオペラなど音楽劇の声楽の伴奏用に開発されました。バロック時代を通じて使用され、ヴィヴァルディやヘンデルもこの楽器を指定しています。
曲目などの詳しい解説はコンサートの中で致しましょう。最後まで楽しんでいただければ幸いです。(竹内太郎)
(ここからは、わたしの「作文」です。お暇な方はどーぞ。)
お題「リュートソングとわたし」
古楽小学校 1年 よしずみさとこ
今回のコンサートで、私の夢が2つ実現しました。
1つ目は、「ダウランドのリュートソングをリュートで歌いたい」ということ。
ダウランドを・・・というのは、私がルネッサンスリュートを始めたきっかけでもあったわけですが、始めてすぐに知ったこと、それは、「ダウランドはすっごく難しい
」ということでした(泣)。
1年半前リュートを入手して、さあ練習するぞ、と意気込んだものの、調弦で弦は切るは、肝心の竹内先生ははロンドンで、習おうにも習えないは。少々めげかけていた頃、ネットで阿蘇の小国での、つのだ先生の講習会を見つけ、まずは波多野先生のレッスンを本業の声楽で受けるために早速参加しました。(注:このご夫妻、日本の古楽界のBig Name です。)
レッスンの合間に、つのだ先生に、「リュートの構え方」をコーチしていただきながら、「ダウランドの弾き語りがしたいんです〜
」と無邪気に言う私に、先生はとっても悲しそうな(?)目で、気の毒そうに「あのね〜、ダウランドはね〜、ムズかしいんだよ〜。」 きっと、あ〜かわいそうに、この人は古楽のこと、なーんにも知らないんだ。と思ってらっしゃったことでしょう。 それ以来、合宿の間中、すれちがうたびに、「ダウランドは、難しいよ〜」「ダウランドはね〜・・・」とまるで、呪いの言葉のように耳元でささやかれます(笑)。負けず嫌いの私に、つのだ先生は図らずも、火を点けてしまったのでした。
あきらめないと心に誓ったものの、やっぱり1,2年で何とかなる代物では有りません。それどころか、肝心の歌が相当難しい。
この時代のものは、「歌詞の重要性」がどの時代よりも大きいようで、まず意味が隅々まで分かっていないと、表現出来ません。ハーモニー、音色、音質、テンポ、その他音楽的なものが全部それに乗っかってくる、でもって、時代も文化も、もちろん言語も、相当違うので、内容を理解するのに広範囲の勉強が必要、とまあ、1曲をマスターするのに必要な労力はハンパではありません。そして、伴奏者であるリューティストにもそれは最低限の素養であり、たとえ自分で歌わなくとも、歌手以上に歌を知っていることが要求されます。
竹内先生は、本場ヨーロッパでの、その道でのプロ中のプロです。だから先生の伴奏で歌うのはとっても怖い。世界のこれまたトップクラスの名歌手と何人も共演しておられるので、目指す方向が明確で、妥協なし。私もアメリカで勉強していたので、「意味が分からない」などの言い訳は通用するはずもなく、少しでも中途半端な解釈で歌おうとすると、すぐ見抜かれてしまい、厳しく指導されます。最初の一音のタイミングにOKが出るまで、10分近くかかったこともありました。
また、相手の音にしっかりと耳を傾け、一緒に音楽を作っていくスタイルを(ジャズでは当たり前なのですが)、クラシックでやるというのも慣れていなくて、かなりとまどいました。クラシックは分業制(?)で、それぞれのパートが自分のところを楽譜どおりにキッチリやると成り立つ、みたいなところがありますから、ボス(指揮者とか、ソリストとか)に他の人はしっかりと「伴走」してくれれば良いわけです。ソロ歌手は・・・伴奏なんか聞いてません。相手がミスしたときくらいかな〜、相手の存在を意識するの。「何やってんのよ!!」みたいな。(衝撃の告白
!)だから、「互いに聴け」といわれると、ど〜して良いやら、途方に暮れたりします。
でも、勉強が進み、曲の理解が深まると同時に、自分なりの表現が少しずつ出来るようになると・・・た、楽しい。音符の長さとか、強弱記号とか、休符とか、テンポとか拍とか・・・今まで縛られていた楽譜から開放されて、本当に自由に歌えます。
「これで、いいんだもんね、そういうスタイルの音楽なんだから。誰も文句ないよね?私、ちゃんと根拠があって、こーゆー風に歌ってるんだしー」
・・・てな具合で自由に飛び回ってふっと横を見たら、同じく楽しそうに飛び回っているリュートの音たちが。「わーい、一緒に遊ぼー?」(ここは「のだめカンタービレ」風の映像を想像して、勝手にお楽しみください。)
非常に緊張して、恐る恐る望んだのですが、終わってみれば、
あ〜、リュートソング楽しい。大好き。
みたいな、コンサートでした。
おわり
ps. ちなみに歌ったダウランドの Flow My Tears 「流れよわが涙」は、
とっても悲しい曲です。「演奏者にとっての、表現の喜び」優先の作文に
なってますので、あしからず
。
次の作文「初!歌なしの演奏(仮題)」をお楽しみに。
古楽ネタの過去ログは、こちらをどうぞ ↓
http://happy.ap.teacup.com/applet/yoshizumisatoko/msgcate6/archive
12
無事終了しました!

あまりにも濃い2日間だったので、一度にご報告は無理
この項、少しずつバージョンアップしますから、
何回かチェックしてくださいね。
とにかく、師匠の演奏は素晴らしく、お話も楽しく、
お客さんと大盛り上がりの、充実した2日間だったのでした!

休憩時間の調弦中も、カメラ撮影の嵐

夢のように美しい音たちに囲まれた、幸せな時
使用楽器
バロックギター:マーシャル作 1760年ころ パリ
バロックギター:マスト作 1780年ころ パリ
リュート(6コース): アルバン作、 スイス、
ゲレル(1580年ころ)による
リュート(7コース): ゴレット作、イギリス、
ヒーバー(1590年ころ)による
テオルボ:ティム・ガスター作、オーストラリア、
ヴェネーレ(1630年ころ)による
もちろん、オリジナルフルート(竹内氏の「趣味」であり、私のリュートの「ライバル」)も、「特別出演」。
注:竹内氏は、私が1年半前にリュートを始めた時と、全く同じ時期に、フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)を始められました。つまり、初心者仲間。私は勝手に「ライバル」と見なして、対抗意識に燃えてます。過去の成績(つまりどっちが上手に演奏できるか)は1勝1敗1引き分けです。ちなみにこれはご本人には、ナイショです。
コンサートプログラム
注:( )内はプログラム用紙には記載されなかったもの
*印は、私が共演したもの
アンサンブル構成 L(リュート)、G(ギター)、Vo(歌)、T(テオルボ)
サンス:スパニョレッタとカナリオ (G)
コルベッタ:シャコンヌ (G)
フレスコバルディ:そよ風吹けば * (2G、Vo)
(パーセル:バラよりも甘く) * (T,Vo)
(カプスベルガー:パッサカリア) (T)
叶わぬ恋/グリーンスリーブス * (2G,Vo)
ダウランド:私の窓からでておいき (L)
ダウランド:流れよわが涙 * (L,Vo)
鐘の音による20の変奏 * (2L)
心の慰め (L)
(ラ・ヴォルタ) * (2L)
スペインのフォリア (G)
(パーセル:夕べの讃歌)* (T,Vo)
プログラムノートより
ご挨拶
今回、宗像の地でコンサートと講習会を行えることを嬉しく思います。
中世の昔からルネサンス、バロック時代を通じて、ギターとリュートの仲間はソロ楽器、伴奏楽器として愛好されてきました。また特に声楽の伴奏にはその音色と音量の多彩さが理想的とされました。
今回のコンサートでは、聴きやすくまた高い内容を持つ作品を選びました。
この公演の実現にご尽力いただいた吉住さと子さんとスタッフの皆さんに感謝いたします。(竹内太郎)
解説
「バロックギター」は現代のギターの直接の先祖にあたる楽器で、17世紀に黄金時代を迎えました。フランスのルイ14世、マリー・アントワネット、イギリスのチャールズ2世などはギターの熱心な庇護者であり、ギターはバロック時代にヨーロッパ全土で爆発的に流行しました。
サンス、コルベッタ、ムルシアいずれもこの時代に活躍したギタリスト/作曲家です。
リュートは日本の琵琶とその祖先を同じくし、ヨーロッパでは16世紀から18世紀に至るまで文字通り「楽器の女王」として君臨しました。
特にイギリスでは、リュートはエリザベス朝時代にその全盛期を迎え、ダウランド、ロビンソンといった名手・作曲家を輩出しています。またシェイクスピアの作品にもリュートは多く言及され、実際のステージでも用いられました。
テオルボはアンサンブル用に特化した大型リュートで、もともとはオペラなど音楽劇の声楽の伴奏用に開発されました。バロック時代を通じて使用され、ヴィヴァルディやヘンデルもこの楽器を指定しています。
曲目などの詳しい解説はコンサートの中で致しましょう。最後まで楽しんでいただければ幸いです。(竹内太郎)
(ここからは、わたしの「作文」です。お暇な方はどーぞ。)
お題「リュートソングとわたし」
古楽小学校 1年 よしずみさとこ
今回のコンサートで、私の夢が2つ実現しました。
1つ目は、「ダウランドのリュートソングをリュートで歌いたい」ということ。
ダウランドを・・・というのは、私がルネッサンスリュートを始めたきっかけでもあったわけですが、始めてすぐに知ったこと、それは、「ダウランドはすっごく難しい
1年半前リュートを入手して、さあ練習するぞ、と意気込んだものの、調弦で弦は切るは、肝心の竹内先生ははロンドンで、習おうにも習えないは。少々めげかけていた頃、ネットで阿蘇の小国での、つのだ先生の講習会を見つけ、まずは波多野先生のレッスンを本業の声楽で受けるために早速参加しました。(注:このご夫妻、日本の古楽界のBig Name です。)
レッスンの合間に、つのだ先生に、「リュートの構え方」をコーチしていただきながら、「ダウランドの弾き語りがしたいんです〜
あきらめないと心に誓ったものの、やっぱり1,2年で何とかなる代物では有りません。それどころか、肝心の歌が相当難しい。
この時代のものは、「歌詞の重要性」がどの時代よりも大きいようで、まず意味が隅々まで分かっていないと、表現出来ません。ハーモニー、音色、音質、テンポ、その他音楽的なものが全部それに乗っかってくる、でもって、時代も文化も、もちろん言語も、相当違うので、内容を理解するのに広範囲の勉強が必要、とまあ、1曲をマスターするのに必要な労力はハンパではありません。そして、伴奏者であるリューティストにもそれは最低限の素養であり、たとえ自分で歌わなくとも、歌手以上に歌を知っていることが要求されます。
竹内先生は、本場ヨーロッパでの、その道でのプロ中のプロです。だから先生の伴奏で歌うのはとっても怖い。世界のこれまたトップクラスの名歌手と何人も共演しておられるので、目指す方向が明確で、妥協なし。私もアメリカで勉強していたので、「意味が分からない」などの言い訳は通用するはずもなく、少しでも中途半端な解釈で歌おうとすると、すぐ見抜かれてしまい、厳しく指導されます。最初の一音のタイミングにOKが出るまで、10分近くかかったこともありました。
また、相手の音にしっかりと耳を傾け、一緒に音楽を作っていくスタイルを(ジャズでは当たり前なのですが)、クラシックでやるというのも慣れていなくて、かなりとまどいました。クラシックは分業制(?)で、それぞれのパートが自分のところを楽譜どおりにキッチリやると成り立つ、みたいなところがありますから、ボス(指揮者とか、ソリストとか)に他の人はしっかりと「伴走」してくれれば良いわけです。ソロ歌手は・・・伴奏なんか聞いてません。相手がミスしたときくらいかな〜、相手の存在を意識するの。「何やってんのよ!!」みたいな。(衝撃の告白
でも、勉強が進み、曲の理解が深まると同時に、自分なりの表現が少しずつ出来るようになると・・・た、楽しい。音符の長さとか、強弱記号とか、休符とか、テンポとか拍とか・・・今まで縛られていた楽譜から開放されて、本当に自由に歌えます。
「これで、いいんだもんね、そういうスタイルの音楽なんだから。誰も文句ないよね?私、ちゃんと根拠があって、こーゆー風に歌ってるんだしー」
・・・てな具合で自由に飛び回ってふっと横を見たら、同じく楽しそうに飛び回っているリュートの音たちが。「わーい、一緒に遊ぼー?」(ここは「のだめカンタービレ」風の映像を想像して、勝手にお楽しみください。)
非常に緊張して、恐る恐る望んだのですが、終わってみれば、
あ〜、リュートソング楽しい。大好き。
みたいな、コンサートでした。
おわり
ps. ちなみに歌ったダウランドの Flow My Tears 「流れよわが涙」は、
とっても悲しい曲です。「演奏者にとっての、表現の喜び」優先の作文に
なってますので、あしからず
次の作文「初!歌なしの演奏(仮題)」をお楽しみに。
古楽ネタの過去ログは、こちらをどうぞ ↓
http://happy.ap.teacup.com/applet/yoshizumisatoko/msgcate6/archive
12
2010/1/19 23:29
投稿者:Sarah
2010/1/19 22:21
投稿者:suupaasyuhu
本当に綺麗で、また情熱的演奏で
素敵でした。
先生の歌声もばっちり合ってましたし。
テオルボがね〜
ものすごく惹かれましたが我慢我慢。
素敵でした。
先生の歌声もばっちり合ってましたし。
テオルボがね〜
ものすごく惹かれましたが我慢我慢。
2010/1/19 9:51
投稿者:Sarah
いずれ撮り貯めたものを、ハイライトにして、
DVD化出来たら良いなと思っとう。
あんな凄い演奏、
お蔵入りには出来んやろ?
DVD化出来たら良いなと思っとう。
あんな凄い演奏、
お蔵入りには出来んやろ?
2010/1/19 9:10
投稿者:明信より
今回の映像はDVDになるん?


ものすごく惹かれました<
低音がステキでしょう?
伴奏に聞き惚れて、歌うのをつい、
忘れてしまいそうになる時があります。(笑