2010/9/4

おねえさんへ 届かぬ手紙  

お姉さんへ

お姉さん、元気ですか?

今年の日本は特別暑いです。
台湾も暑いでしょうね。

お姉さんと空港で別れたあの日からもう24年も経ちました。
あの日も暑かったですね。
空港の滑走路の陽炎を今でも覚えています。
お姉さんの白い帽子も。

お姉さんは今でもお元気でしょうか?

バーテンダーなんて全く合ってない仕事をしていた僕にいつも親切にしていただいたご恩は今も忘れていません。

お姉さんは僕が弟さんに似ていると言って可愛がってくれましたね。

よくご飯を食べさせてもらった。
蛍光灯の電灯を取り替えて欲しいとか、用事を作って言いつけては過分なお礼。ああ、あの時、僕はどん底の生活で食べる事もままならなかった。そのことを知った上で、僕に記を遣わせまいと、いつもわざと用事を言いつけて・・・そんなお姉さんの優しさに気づかない振りをしていました。それが優しさに応えることだと思っていました。

弟さんの写真を見せてもらったら、顔は全然似てなかったですね。
その笑った目が寂しくて。
でも、弟さんを大学に行かせるために日本で働いていたお姉さんはきっと、僕の頼りない笑顔に弟さんの面影を見ていたのかもしれませんね。

その弟さんが突然亡くなって、その訃報が届いた夜、お姉さんはいつも通り店で楽しくお客さんをもてなしていた。
ママも店の人たちもそのことを誰も知らなくて。
洗面所ですれ違った僕の顔を見るなり、あんなに強いお姉さんのあの大きな瞳から大きな涙がぽろぽろこぼれて、僕を抱きしめて泣きましたね。
弟さんが自ら命を絶ったことを告げられて。
僕はどうしてよい良いか分からなかった。

洗面所から出てゆくとお姉さんはお客さんの前ではニコニコしていた。

僕はそれを見ていると僕の方が涙を堪えられなかった。

そしてお別れ。

空港には誰も見送りがいなくて。

お姉さんの白い帽子の下から真っ黒な大きな瞳が僕の目をじっと見て、
そして微笑んだ。

「辛い事はたくさんある。でも、生きていてね、ぜったい死なないで。そして偉くなって。」

約束した。
生きています。約束は守っていますよ。
まだ偉くなってないけど、お姉さんごめんね。
まだ、がんばります。

お姉さん、いつか会いたい。
会ってお礼が言いたい。

お姉さん、今もお元気ですか?

いつもかき氷を食べた、あのお店、今もあるのかな?
今もあの白い帽子をかぶっているのかな?

ありがとう、お姉さん

いっぱい、いっぱい、ありがとう

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2010/8/25

許すことは  

怒ることは簡単でも

許すことは難しい

でも

許すことは

新しい出発につながる
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2010/8/23

ねばならない  

この世の中には「ねばならない」が散在して、それに踊らされてばかりいる。

しかし「ねばならない」と人間の根本的な存在との間にどれほどの関わりがあるのだろうか?

良い学校へゆかねばならない
良い会社に就職しなければならない
結婚しなくてはならない
子供を持たなければならない

しかし、誰が決めた「ねばならない」?

「ねばならない」は本来存在しないと思う。

「してもいい」が正しい選択じゃないのかな?

主体は自由で進学、就職、結婚、出産、家、など勝手に決められた「ねばならない」は存在しているように思うだけでそれは極めて曖昧だ。

誰のための「ねばならない」?
自分のための「してもいい」はどこに行ったの?
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2010/8/21

オレカノ詐欺  

オレカノ詐欺について昨日はどこのネットニュースでも一斉に配信していた。

なにやら、お国からの啓蒙的なものを感じるのは僕だけか?

婚活ブームは少子化対策に役立つがオレカノ詐欺は逆に婚活ブームの障害になる訳だ。
これを犯罪たる「詐欺」と名付けるのは行き過ぎだし、そもそも「オレオレ詐欺」とは全く性質が違う。そもそも男女の間のトラブルは詐欺なのかな?

この記事で最も重要なポイントが抜けている。というより意識的に言及していない。

それはパートナー・マッチングサイトの危険性。
オレカノ詐欺の大部分がインターネットのマッチングサイトで起きている。
女性の相談センターでも日増しにこの手の問題の相談件数が増え、またオレカノショックで精神的な病や男性恐怖症になる人も多いそうだ。

以前からこの問題に関して日記にも書いていたけど「オレカノ詐欺」被害者は何人も知っているし、どうして騙されたかも聞いた。

みんなが言うのは、
サイトに登録すると一日に百人くらいの男性からメールが来て、自分がモテてると勘違いするそうだ。その中でも手馴れた手合いに騙される。

騙す方も騙される方も悪いから、どっちがどっちやら・・・。

ただ、サイト運営側にも問題があると思う。

既婚、未婚を確認するのは難しいかもしれないが、やはり自己責任で済ませるのもどうかとも思う。

ともかくこのオレカノ詐欺はネットの病んだ世界の一端なのかもしれないと思った。



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2010/8/20

愚か者  

愚かなのは僕だけではない

生きている人間全てに愚かさは付きまとう

どうすれば愚かであることを少しは楽にできるのだろう?

それは愚かな者をよく見ることであり

愚かでない者をよく見ることである

最後に自分の愚かさをよく見ることである

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2010/8/17

いのち  

神様、どうぞ私の命をこの死にかけた小鳥にお与えください。

ルンドリは神様にそう祈った。

神はルンドリの頭を青い光で照らしながらおっしゃった。

お前の命と引き換えたところでこの小鳥はあと半年しか生きることは出来ないのだ。お前は後何十年も生きられるというのに。

神様、それでもどうぞ私の命をこの死にかけた小鳥にお与えください。
今にも小鳥の命は消えそうです。

お前はこの鳥よりも長く生きて何かを成し遂げようとは思わないのか?
この鳥は何も成し遂げようとは思ってはおらぬ。

ルンドリは静かに顔を上げた。
その顔に青い光を受けて。

神様、私が何年、生きようとも、私の命が役立つとも分かりません。
しかし、この鳥は今、一人ぼっちで、私の力を必要としています。

神様はじっと黙ってルンドリの瞳を見つめた。

この鳥は今日命を失うように私が定めたのだ。
それを動かす事は出来ぬ。
お前がそれを成し遂げるしかないだろう。

そう言って神様は消えて行きました。

翌朝、真っ白な雪の上でルンドリが眠っていました。
ほとんど冷たくなったその体のぬくもりに守られた懐の中で、
小さな一羽の小鳥が小さな小さな目を細めて羽づくろいをしていました。

その様子を見届けて、ルンドリの魂は高く高く誰も知らないうちに
空へ昇ってゆきました。
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2010/8/15

終戦の日  

イタリア、ドイツそして日本。

細かく言えばハンガリーやルーマニアなど・・・
もっと細かく言えばヴィシー政府やユーゴの王党派など。
枢軸と呼ばれる中で負けだと認めるのが最後になった国がニッポンだった。

ベルリンの様に市街戦こそ無かったけど、空襲によって街は破壊され、日本の主要部分が壊滅した。

戦争は悪だと、これだけ世界中が叫んでもこの巨大な殺人システムは絶対になくならない。

ならば何故戦争が起きるのか?

国を守るとはどういう事なのか?

守るべきは人
愛すべきは人

それを国家と入れ替わった時、歪ができるように思う。

愛国心は国家を愛するのではなくて、国を作った人々の文化や命を愛する事だと思う。

その国の郷土があって、人がいて、言語があって、文化が生まれて民族が出来る。
しかし、最終的には国家が出来る。

国家が戦争を選択する。

だから戦争は間違いだ。
いつ間にか大切にしなくてはいけない民族の構成分子たる人の命を戦争で失わせる。
多くの言語使用者や個別の文化も意識も消してしまう。

大切なのは相手をよく知る事。
相手を知らないうちに偏った報道や、戦争を賛美または娯楽にした映画やテレビ、ゲームで繰り返し見続ると、戦争で人を殺すことも簡単になるのかもしれない。

戦争をなくす道は

平和教育と多文化交流。

言い古されたことだけど、この二つしかないと思う。

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2010/8/6

ゲンバク  

アメリカ人は大嫌い・・・原爆で罪もない人を殺したから。
そんなことは日本人は誰も言わない。

もうあんな事が起こらないで欲しいと願ってるだけだ。

なのにアメリカ人たちは自分たちは正しかったといつもこの日になると騒ぎ始める。

怒っていない僕たちだって怒りたい。

アメリカ人は大嫌い!

そう言ってしまえれば簡単なんだけど。

祈るだけなのだ

日本人ってだから好きなんだ


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2010/8/3

ひとりで  

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結局、人は一人で生きられない

だから群れる

群れると争う

争うと離れる

延々と繰り返されるこのサイクル

だから一人で生きようとする人もいる

でも

僕は一人より二人がいい

三人以上はちょっと難しくなるかな?



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2010/8/3

女々しくても  

ウォーターポットの中

水に小さな虫が浮いていた

慌てて割り箸を持ってきて

すくい上げる

紙の上に乗せてみる


動かない


10分ほど経ってつついてみる

動き出した・・・

嬉しかった


こういうことで

僕は

女々しいといつも言われる

でもそのほうがいい





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2010/8/2

誕生日  

昨日は誕生日だった。

また歳をとった。

大切な人たちからの祝福を受けた。

今日からまた新しい人生のひとコマだ。

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2010/7/30

これでいいのだ  

ちょっと悩んだが

考えたら深みにはまらなくて良かったのかもしれない

幸福とは後から「あの時は幸せだった」と懐かしく思い出すものらしい


何を求めて何を探して人は生きるのか?

その答えは見つからない

明日はその答えが見つかるかも

180度気持ちを転換させるよ

明日からは

昨日までの事は

すっかり忘れて


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2010/7/27

悩める時も  

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何を悩んでいるの?

何を迷っているの?

あなたの苦しい気持ちは

鉛色の空よりも重く

闇に落ちた海よりも深い

どうすれば

どうすれば

その迷いから抜け出せるの?

その悩みから抜け出せるの?


もう
迷わなくてもいい
悩まなくてもいい


そっと足元をみてごらん

そこに小さな蟻が生きているから

それが幸いだと気づけば

心は青空になる







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2010/7/25

小さな小さな宝物  

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小さな蟻の命を

青い絵の具にすると

天の一面を青で染め上げる


小さな宝物

僕たちがすっかり忘れて来た

小さな宝物



ああ

いつの日から僕たちは

足元の小さな宝物を忘れてしまったのだろう



小さな蟻の命を

青い絵の具にすると

天の一面を青で染め上げる



小さな蟻の涙を

青い絵の具にすると

すべての海を青で染め上げる


それは小さな宝物



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2010/7/24

幸福になること  

幸福になるのは
自分が幸福な気持ちになること

人に幸福にしてもらうより
自分で幸福になる方が
より幸福だと思う

人に幸福にしてもらおうと
思い始めると
いつの間にか幸福から遠ざかってばかりいる自分が見える

だから幸福は自分で作る、自分で幸福になろうと思う

それは難しいし、自分との孤独な闘いだ

でも、それで幸福は近づいてくる

一人だったのが気が付くと二人になっている

そういうものだと思う

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