昨日に引き続き泉南市の地車研究第9回、岡田西組,岡田中組に続いて岡田北組のやぐらです

。岡田北組は今の処、全51台の中で一番新しいやぐらで非常に大型のやぐらです。管理人も入魂式へ行きましたし、記念誌も購入しました。故にやぐら情報は沢山あるので研究し易い反面、「彫物図柄解説」を転記するのに肩がこりそうでした

。
…
●
岡田北組 (おかだきたぐみ・泉南市西信達地区)
・新調:平成16年(同年9月19日日曜日入魂式)
・大工:有限会社畑谷建設
・彫師:木彫工房筒井,木彫白井
・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
・本幕:株式会社谷尾
・太鼓:株式会社太鼓正
・宮入:里外(ぐげ)神社
◎ やぐらの歴史
先々代のやぐらは昭和10年頃に新町に3台あったうちの1台を購入したもので昭和50年頃から曳行休止、先代やぐら購入時(平成2年頃)に解体処分。先代やぐらは昭和10年頃に新調された先代石田宮本のやぐらで平成2年1月14日日曜日に昇魂式後購入、平成14年9月29日に昇魂式を実施しみさき連中へ売却。平成15年1月12日日曜日にみさき連中のやぐらとして入魂式が行われました。
◎ 現在のやぐら
平成16年に大工:有限会社畑谷建設、彫刻:木彫工房筒井,木彫白井によって新調、同年9月19日日曜日に里外神社にて入魂式を行いました。提灯は正面に「北組」、屋根周りには「岡田」と角に「三ツ巴」。
◎ 彫物図柄解説(岡田北組やぐら新調記念誌より抜粋)
【正目】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 鳳凰
・車板 − 夫婦岩初日之出
・木鼻 − 右:鈴を抱く唐獅子、 左:子を抱く唐獅子
・桝間 − 天之岩戸
・欄間 − 富士の巻狩り、源頼朝本陣
・柱巻 − 右:昇竜、左:降竜
・小脇板 − 右:児島高徳、櫻木に赤誠を記す
左:新田義貞、金造りの太刀を竜神に捧ぐ
・脇障子 − 右:本能寺の変、織田信長
左:本能寺の変、森欄丸
・犬高欄 − 左右:牡丹に唐獅子
・擬宝珠高欄 − 右:十二支 戌,亥、 間:力士束、
左:十二支 子,丑
・内高欄 − 賤ケ岳の合戦 加藤清正、山路将監を討つ
・板高欄 − 右:賤ケ岳の合戦 片桐且元の勇戦
左:賤ケ岳の合戦 加藤嘉明の勇戦
・縁葛 − 牡丹に唐獅子
【右前屋根・胴廻】
・箱棟 − 雲海
・垂木 − 上:区の頭文字「岡」、 下:獅子
・桝組 − 阿吽龍・松竹梅・獏・象・獅子・牡丹
・桝合 − 素盞鳴尊大蛇退治
・木鼻 − 小槌を抱く唐獅子、巾着を抱く唐獅子
・欄間 − 富士の巻狩り、獅子の活躍
・兜桁 − 丸に三つ巴
・擬宝珠高欄 − 十二支 午,未,申,酉、 間:力士束
・板高欄 − 賤ケ岳の合戦 鬼玄蕃、秀吉本陣急襲
【右後屋根・胴廻】
・桝間 − 日吉丸矢矧橋の出逢い
・木鼻 − 前:鈴を抱く唐獅子、 後:牡丹を咥える唐獅子
・欄間 − 忠臣蔵、清水一学奮戦
・幕板 − 大坂夏の陣、真田幸村勇戦
・板高欄 − 藤吉郎 初見参
・縁葛 − 唐子遊び 司馬温公甕割り
【左前屋根・胴廻】
・桝間 − 日本武尊 野火の難を逃れる
・木鼻 − 前:牡丹を咥える唐獅子、 後:瓢箪を抱く唐獅子
・欄間 − 富士の巻狩り、仁田四郎猪退治
・兜桁 − 丸に三つ巴
・幕板 − 関ヶ原獅子奮迅鬼左近大乱戦
・擬宝珠高欄 − 十二支 寅,卯,辰,巳
・板高欄 − 賤ケ岳の合戦 福島正則勇戦
【左後屋根・胴廻】
・桝間 − 醍醐の花見
・木鼻 − 前:牡丹を咥える唐獅子、 後:鈴を抱く唐獅子
・欄間 − 忠臣蔵 上野介召捕
・幕板 − 大坂夏の陣 木村重成勇戦
・板高欄 − 藤吉郎 一夜城用材調達
・縁葛 − 唐子遊び 宝車曳き
【後面】
・前屋根懸魚 − 鷹
・前屋根車板 − 雲海
・前屋根桝間 − 神功皇后説話 応神天皇平産す
・前屋根木鼻 − 右:鞠を抱く唐獅子、 左:宝珠を抱く唐獅子
・後屋根懸魚 − 雲龍
・後屋根車板 − 風神・雷神
・後屋根桝間 − 樫井川の合戦、塙団右衛門出師
・太鼓ぐるり − 牡丹に唐獅子
◎ 曳行パターン
パレード:ところ曳き、西信達パレード(りんくう南浜公園にて)
宵宮:ところ曳き、オークワ泉南店にてかち合い(岡田3台,陸宮本,北野と連合曳き)
本宮:ところ曳き、里外神社へ宮入、
オークワ泉南店にてかち合い(岡田3台,陸宮本,北野と連合曳き)
◎ その他の補足
岡田北組は平成15年までは「岡田参号」と称されてました。平成16年のやぐら新調に合わせて、現在の「岡田北組」と変更されました。
…

平成2年1月14日
先代石田宮本やぐら昇魂式の様子です。その後先代岡田北組として嫁がれました。

平成15年1月12日
先代岡田北組のやぐらは、みさき連中へ譲渡されました。入魂式の際には、岡田のハッピを着た人がみさき連中のやぐらを曳いてます。

平成16年9月19日
入魂式後、りんくう南浜公園にて御披露目会を兼ねて新調記念式典が行われました。

平成17年4月吉日
やぐら新調を記念して、記念誌が発刊されました。