日本の家庭では、奥様が夫の財布の管理をして、夫の可処分所得を全てお小遣い制にしているようなケースも多い。しかも、その額が月5万円以下、例えば3万円とかそういう額で管理されていたりする。
しかし、こんな額でお小遣い管理されてしまうと、本当にやることはたかが知れている。このような場合、会社に食堂がなく昼飯が外食だったりすると「お小遣い」の中から昼食代も出るから、都市部で1食800円〜1000円を相場とすれば2万円ぐらいがまず消えてしまう。そして、好きな文庫本やCDを1〜2枚でも買えばたちまち
「お小遣い」は底をついてしまうだろう。乗り鉄趣味はおろか、私鉄有料特急や通勤ライナーの料金すら夢物語の状態になってしまい、彼等はモバイルアスレチックジム状態の通勤地獄を渋々甘受することになる。実際問題、JRも最近はライナーを削減気味だし、どちらかと言えば通勤電車全体に着席性よりは輸送力重視に出ているのはこれが一つの原因かもしれない。こう考えると日本の鉄道文化を発展途上国状態のまま足を引っ張っているのは、サラリーマン夫婦の「財布を管理するワイフ」が一因かも知れない。なぜ日本のワイフの多くは財布まで管理してしまうのだろう。ワイフが強すぎないだろうか。やはり家計の運用の主導権は夫がするべきである。そうすればもっと有料特急やライナーの利用者が増える。それからお小遣い制であれば、夜行列車や宿代の捻出が非常に困難と思われるが、結婚した上で1人鉄道旅行をやりながら円満家庭を築いている夫はどれぐらいいるのだろうか。