ついに本ブログ初登場、相模原のメジャー店です。ところがメジャーなんですが行列店かというとそうでもない(^^;。熊本ラーメンといえば、今は<なんつっ亭>の方が有名かも知れませんが、ここマスターは昔八王子で大ブレイクした(らしい)のです。

熊本ラーメン(普通)600円
場所は淵野辺stと矢部stの中間、線路沿いにあります。そして線路に架かる陸橋のすぐ下にあります。電車からは見えるけど、どちらの駅からも同じくらい。車だと建物の屋上に取り付けられた『顔』の看板が目印ですが、それを見つけた時には通り過ぎてしまう。そして土地勘がないと辿り着けない、なんとも微妙なところにあります。『顔』の隣のパトランプが点灯していれば営業中、しかし営業時間は長くはなく、しかも週休3日制。夏休みは1ヶ月、冬も2週間近く休んでしまい、とても客商売をしているとは思えません。なお今まで気付きませんでしたが、『顔』をよく見ると、取り付けるの為の紐か針金が『×』になっているのは笑っちゃいました。

店内はカウンターのみで7席、とどこかのグルメサイトに書いてありましたが、いいとこ5人が限界です。入口の左手に給水器がありますが、普通あるべきものはない。戸惑いながら捜すと、紙箱の底を破いて半分見える紙コップが発見できます。

壁にはいろんな貼り紙があります。カウンターの上には古びた『能書き』、後ろには世界地図と逆さまの日本地図(初めから逆さまに作ってあります)、有名人のサイン色紙(八代亜紀や萩本欽一など)、昔のメニューも貼ってあります。剥がせばいいのに、わざわざ『不評のため休止』なんて張り紙が上から貼ってあったりする。そういえば昔『漢方薬麺』も食べたことあるなぁ。『休止』ってのはまたやる気なのかな?などと勘ぐってしまいます。

そしてカウンターの目の前には↑こんな張り紙。おいおい本当に3日でいいのかよ!?こういうのって普通修行に半年とかかからないのかよ?と思ってしまいます。その辺を聞いてみると「いやあノウハウだけなら3日で十分、後は自分で練習すればOK」と言っていたけどねぇ。「今度外国人に教えるんだ。あっちはビジネス、タイムイズマネーだから2日で教えなきゃならない。でもシンガポールのやつは1日だった。」そうです。でも前に「味の差ってちょっとしたところにあるんだ。それを子供の頃から見ているのは自然に覚えるんだ。経験がないのが真似しようとしてもダメだ。」とも言っていたのに。まあ本人次第で努力とセンスが必要なんだろうけどね。
それでもこの店のお弟子さんで独立し(3日坊主ならぬ3日弟子かもしれませんが)、繁盛しているお店もたくさんあります。この近辺では
<分田上>、座間の<不知火【閉店】>などは、今や本家以上に有名かも。その他各地に展開しているようです。
ラーメンができるのを待つ間、店内をキョロキョロ見回していると、「興味あるんならこれやるよ」とCD−Rを頂きました。昔の八王子時代、TVの取材などをまとめたものだそうです。マスター曰く「当時はラーメン屋をマスコミが取材するなんてなかったんだ。俺がそのはしりだ」と豪語してました。
ここまででもマスターの話し好きは、察っせられると思います。前は近くのダ○○マから強力懐中電灯を買ってきて「北朝鮮の工作員は...」なんて話もしました。人と話すのが大好きで、学生とか来るとすぐに「大盛りサービス」とかしちゃうし(^^;。しかも店内は飲料をはじめ弁当だって持ち込み可。ほんとに商売っ気はありません。ちなみにメニューは普通と大盛り(700円)しかありません。
さて、ラーメンの方はトッピングから紹介しちゃいます。チャーシューは4枚ぐらい入っていました。サイズは小さめですが厚みがあり、柔らかでおいしいです。柔らかいと言っても箸で解れるようなのではなく、ちゃんと肉らしい食感に仕上げてあります。ロースの煮豚、薄塩味ってとこでしょうか。九州系らしくキクラゲ、ニンニクチップ、長めの浅葱、子供も大人も嬉しいコーン、のり、味付玉子。そして何より目をひくのはスライスチーズ。これが溶けて麺に絡むと一段と旨いんだなぁ。最後に粉末をふりかけていたので、何かと思ったら白コショウでした。
麺は白いストレート、九州系にしては柔らかめ。自家製で一説によると1日50食しか作っていないらしい。完売しても3万円の売り上げにしかならないじゃん。もとよりこれだけ具が載って、600円は絶対安いと思う。喉ごしもボソボソとはいかず、九州系にしては加水率は高め(もちろん平均より低め)だと思う。ちょっと白い感じの味が微妙に気になります。
スープはもちろん豚骨、頭骨を時間かけて煮出すらしい。丁寧に処理されていて、濃厚なのに意外なほどあっさり。麺もそうですがチーズのコクが加わって、ちょうど良くなるかんじです。それとマー油がしつこくなく、いい具合にアクセントなっています。卓上には九州系らしく紅生姜、とすでに結構入っているけど自家製ニンニクチップがあります。
道楽でやっているようなお店ですが、話の種に(?)一度は行ってみる価値ありですよ!
個人的評価 6.5(10段階)
おすすめ度 A(5段階)
《お店紹介》
肥後っ子
大石家
住所:相模原市鹿沼台1-1-1
電話:042-754-3990
時間:1200-1500,1800-2100
休み:火、水、木
P :1台(2台分ありますが、奥は店主の車が駐まっています)