あいりの夢を見た。
私はまだ学生で、教室にはたくさんのクラスメートがいて、
あいりは知らない人の中でおびえていた。
あいちゃんが大変、と私は白い大きな布を机にかけて隠れる場所を作った。
あいりはその中でゆっくり座って、安心した様子で毛づくろいを始めた。
久しぶりに見た元気なあいりは、まんまるで毛がふさふさでおひげもあった。
幸せな気持ちで目を覚ました。
あいりの居る部屋はとても寒い。
でも一緒に過ごす最後の夜だから、厚着して羽毛布団を引っ張り出して、あいりの棺の隣で寝た。
だから夢に出てきてくれたの?
夢の中であいりにかけた布は、あいりの棺にかけてある布と同じものだった。
夢の中でくつろぐあなたを、今眠っているあなたに重ねて見ていいの?
今は安心してくつろいでいるよ、だから悲しまないで、というメッセージだったのかな。
あいちゃんは優しいね、ありがとう。
ティコとあいり、最後のお別れ。
パパママとも、ここでお別れでした。
あいりが昇っていった初秋の青い空。
あなたの命のきらめきのように、木漏れ日がまぶしかった。
小さくなって帰ってきたあいり。今日もティコと一緒。

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