五月からの二か月半で、たくさんの子どもたちと野原を歩いた。
一歳から五歳までの幼い子どもたちと十回、短大生と四回で、計十四回。多いときは週三回も歩いたので、ここのところ少しバテ気味である。
明日、地元の小学校で虫の先生をすると、一段落といったところだ。
雨が降ると虫が動かないし、私自身、濡れるのが苦手なので、雨の日はできれば中止にして、日程を組み直したい。
ましてや一緒に歩くのが一歳などの幼い子どもであれば、「雨の日もまた楽し」と言える年齢ではないだろう。
そのため子どもたちとのお散歩があるときは、数日前から落ち着かない。どうか晴れてくれ、と祈るような気持ちだ。
ある保育園の園長先生から、
「三歳や四歳の子どもたちにとっては、一週間の延期は、途方もなく遠いことに感じられるようです」
と伺ってからは、なおいっそう、その思いを強くした。
だからこのニか月半、お天気に恵まれたことは幸いだった。
十四回のうち、雨で日程を組み直したのは二回だけ。あとはいずれも、すんなりと終えることができた。
* * *
先々週から週に一回、年少、年中、年長さんとお散歩に同行した幼稚園は、キリスト教系の園だった。
約束の時間より少し早く着くと、子どもたちがまだ礼拝をしている。
園庭に腰を下ろして、子どもたちの歌声に耳を澄ますと、何かしら懐かしい気分になる。
先週、聞こえてきた歌の歌詞が素敵だった。
なんて きれいな はなでしょう。
なんて きれいな そらでしょう。
みんなで おれいを もうしましょう。
みんなで おれいを もうしましょう。
私も、まったく同じ気持ちである。
晴れてくれてありがとう。