“ミントスポット北見 オープン!!”
それとともに、6月29日北見競馬場での馬券の販売が終わった・・・。
北見競馬場には大切な思い出があった。
私にとって、2頭の馬との出会いが人生を大きく左右した・・・。
1頭は
“おばあちゃん” (「忘れられない名馬」参照)
そして、もう1頭の名は・・・。
“ダイヤブライアン”
みなさん、こんな名前のばんえい競走馬をご存じだろうか?今から13年前くらいのばんえい競走馬である。
その
“ダイヤブライアン”は私が大学4年生になり、外科の研究室に所属したときの最初の入院患者であった。
“ダイヤブライアン” 通称
“ブ〜ちゃん”
“ブ〜ちゃん”の病名は小腸捻転。
開腹手術を行い、一命を取り留めた。
それから長い入院生活。私は
“ブ〜ちゃん”の世話に没頭した!!
私たち獣医の学生にとって、
“動物を世話する”ということはすごく重要なこと。馬房の掃除をし、手入れをし、先生方の治療のお手伝いをする。
そして、元気になっていく姿を目の当たりにして、
“外科医のかっこよさ!!”も痛感した。
(あんなに死にそうに暴れていた馬が元気になるんだもん!!)
そんないろんなことを教えてくれた
“ブ〜ちゃん”が退院。
そう競走馬として、復活するために!!
場所は北見競馬場。
私は研究室の先輩たちと
“ブ〜ちゃん”の応援に走った。
自分で言うのも何だが、ばんえい競馬で横断幕を掲げたのは13年前の私が最初ではないかと思う・・・。
(写真の帽子をかぶったダサい男は13年前の私)

白い布きれにスプレーで書いた質素な横断幕・・・。恥ずかしい気持ちもあったけれど、それ以上に涙が出るほどうれしかった。
掲示板には、しっかりと
“ダイヤブライアン”の文字。

(昔はどこの競馬場にも、手書きの掲示板がパドックにあったんですよ!!)
そして、この復帰初戦。
“ブ〜ちゃん”は
見事1着でゴールインしたのだ!!
今思うとこの瞬間だったのだろう・・・。
私がばんえい競馬に行くことが決まったのは!!(笑)
私は今でも
“外科医”というもの、
“手術ができる獣医”にあこがれている。大変なプレッシャーの中で仕事をしているのだろう・・・。しかし、その達成感とはどんなものなのだろうかと常々考える。
私は今、帯広畜産大学に手術を依頼したり、ときには一緒に参加させていただいている。不謹慎かもしれないが、手術に参加させてもらえるときは楽しい。だが、術後長く馬の回復を見ていられるのは、私のような獣医の特権なのかもしれない。
これからも“外科医”にうまくバトンを渡せる獣医になっていきたい。
“ブ〜ちゃん”が教えてくれたことである。
“ブ〜ちゃん” 俺、ばんえい競馬にいるよ!!

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