カーンさん、ザキさんコメントありがとうございます!☆お二人のご意見を読んで「なるほどなあ」と納得しました。
そこでお二人のご意見を読んで私が連想したことを書いてみます。まず、一つの興味深い事実として、脳科学の知見をご紹介します。
現代の脳科学によれば、男性と女性の脳はそれぞれ異なることが証明されています。さらに記憶の仕組みにも男女差があることが分かっています。おもしろい例題として、遊園地に行ったカップルに、「今日どんな順序で乗り物に乗ったか」という質問をすると、男性は女性よりもスラスラ答えられます。もう一つ「今日、遊園地で楽しかった乗り物を順に言ってください」という質問には女性が男性よりもスラスラ答えられます。
この違いが生じるのは、男女で記憶の仕組みが異なるからです。これは、男性はいわゆる「事実」の部分で記憶を整理しますが、女性は「感情」の部分で記憶を整理するからというものです。
男性の脳というのは「思考」「論理」という要素が強く、一方、女性の脳というのは「感情」という要素が一般的に強いとされています(もちろん、男性的な女性もいますし、女性的な男性もいますので、あくまで一般的な傾向としてです)。
そこで話を「悩み」についてに戻します。
カーンさんのコメントにあった「じゃあ次どうするか」というのは「論理」の発想で、男性に強い要素だと思います。一方、ザキさんやなのはなさん、私のコメントなどは「感情」を大切にした発想だと思います。これはどちらも正しいと私は思っています。
ただ、気をつけなければいけないのは、相手がどういう人かによって、対応も変わってくるだろうということです。
カーンさんの発想は、問題解決療法(認知行動療法の一種です)の考え方に近く、「男性」のClに関わる際には重要だと思います。しかし、「女性」のClの中にはそもそも「解決をすること」を望んでいない場合もあります。それは、そのClにとって、今の問題というものは「解決すること」ではなく、そういった「悩み」自体を「抱えていく」ことがテーマになる方もいらっしゃると思うのです。女性の悩みを聴いていて、「それは意味ないだろ」と思わず男性が思ってしまうようなことでも、大脳生理学的に、女性には「意味がある」ものであったりします。
相手が「感情」の部分に関わることを望んでいるのに「論理」で関わってしまうと、それは「落とし穴」にはまる可能性がありますし、その逆もしかりだと思います。
Clの求めているニーズと、自分の関わりの「傾向」というものを把握しておくことが心理臨床家には必要だと思います。大脳生理学の知見というものは多くの示唆を得ることができますし、全てを「心理」的に見てしまう心理職の「視野の狭さ」という問題を回避することにも繋がると思います。私もまだまだ勉強不足ですが、今回は一つ興味深かった話を取り上げてみました☆またご意見をお待ちしています(^_-)