この時の焦りを時間軸で表すと、さながらリアル『24(トゥエンティーフォー)』である。
「チッ、チッ、チッ♪」てなデジタル音が脳裏をこだまする。
やってることは実にアナログなのだが。
留年が確定してから、卒業式までもう20日もないのだ。
いや、現実には逆転などない。この際、日数を数えるなんて無為である。
いやいやしかし、ここで普通なら手紙やレポートを出すのであろう。
多少の期待と、己の精神安定剤的役割として。
ご多分に漏れず、私めもそうするのである。
お手紙、お手紙・・・っと・・・って誰に出すのだろう?勿論、コレの担当教諭に決まっている。
この一大事に、アイドルにお手紙(ファンレター)を出していられる程、私には心の余裕などナイ。
で、担当教諭はと・・・「松居道雄」・・・??松居さん・・・?って誰?
((こんな先生いたかなぁ?聞いたこと無いぞ。って履修登録した覚えもないぞ。。どちらさん?))
理解とは常に“後”からやってくる。
そうなのである、これまた後から分かるのだが、私は、同名の2つの科目を、「登録した方」ではなく、「登録していない、もう片方の授業」に出続けていたのである。
最も、年間で2回しか出ていないのでどちらでも大して変わらないのだが・・・これが、後々トンデモないことになろうとは。。

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