合歓(ねむ)の花は、夢のようにキレイだと思う。
10才くらいの記憶。
学校帰りに道草をしていて見つけた、生まれて初めて見る、それはそれはキレイな花。
なんてキレイなんだろう…とうっとりと、その場に立ち尽くしていたように思います。
そんなわけだから、大人になって、ねむの木を見つけた時は、結構うれしくて、
「この木の花はすんごくきれいなんだよ」と人に教えたりしてました。
この時期、車で山の方に行くと、よく咲いているのです。
でも、車から、咲いてるのを見ても、なんかあんまり感動しない。
キレイはキレイなんだけど、あの時「うわぁ…」と思ったほどではない。
子供の頃の思い出って、美化しちゃうこともあるもんなぁ…と、すこし残念な気持ちでいたんだけど。
このあいだ、いつも通らない道を歩いていたら、ねむの木発見。
ねむの木は、背が高いので、花を近くで見るのが難しいんだけど、たまたま低いところに花が咲いているやつがあって、子供の頃を思い出しながら、ようく見てみたら。
あれ? やっぱり…すんごくキレイだよ?
近くで見るねむの花は、ふわふわとこぼれそうでやさしくて、やっぱり夢のようにきれいでした。
「ほらね! だから言ったでしょ!」
と10歳の私が、いばっている声が聞こえるようでした。
おじぎ草は合歓のミニチュアみたいですよん→