生徒会祭だよ!2011

2012/4/22  22:22 | 投稿者: おるん

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◇◆◇生徒会祭だよ!2011

今日は11月23日。勤労感謝の日だ。
白薔薇学園では生徒会感謝の日ということになっている。
え?何かあるのかって?いや、それが何もないんだ。
むしろ、俺達が働かされる日になっている。
これのどこがどう生徒会感謝の日なのか、決めたヤツを小一時間問い詰めたい気分だ!
(わー!!リアルで決めた人すみません。ネタに感謝しているのですよ!by作者)

朝から祝日だというのに登校する。
他の役員達も続々と生徒会室に集まってきた。
俺の次にやってきたのは総務のモエだ。
「会長、おはようございますー。」
「ああ、おはよう。」
続いて副会長のサトシがやってきて、そのあとに書記のショーコがやってきた。
「で、今年は何をやるんだ?」
「去年は戦隊ごっこしたよね。」
(過去小説by作者⇒http://happy.ap.teacup.com/orum/70.html)
「ああ、あの忌まわしき戦隊ごっこか…。
今年はあんな凝ったコトはやらないぞ。何の準備もせずに当日を迎えてしまったからな!!」
(作者都合を会長に喋らせるw)
「…ん?1人足りないぞ?」
「「「…。」」」
4人でため息をついた瞬間、部屋の外でドンガラガッシャンとデカい物音がした。

「うあーーー!いてぇーーーーー!!」
叫び声に驚いて、全員で廊下に飛び出す。
「ノ、ノリオ!?」
廊下で見事にすっ転んだ会計のノリオが手に何か持っていた。
「か、会長、こんなものが…。」
赤い薔薇の絵が付いた真っ黒い封筒。
「………。これって、アレだよな??」
全員でゴクッと生唾を飲んだ。
「…いや、見なかったことにする。あれは不毛だ!!」
転んだノリオをそのままに、踵を返して生徒会室に戻る。

生徒会室の黒板の前で4人輪になって考え込む。
「…さて、今日は何をしようか。」
そこにノリオが何事もなかったように生徒会室に入ってきて、俺達の輪に加わって言う。
「そうだなー。焼き芋大会とか、どう?」
「焼き芋…?」「ですって…?」
女子達の目が光った。
「ほら、校舎裏とか落ち葉がたくさんあるから、掃除がてら落ち葉焚きして…。」
ノリオが黒板に学校の見取り図を描いて説明した。
「火の始末さえキチンとすれば、いける…か?」
俺の頭の中で必要な物をピックアップする。その様子を見てサトシがパンと手を叩いた。
「よし、じゃあ焼き芋大会で決まりだな!!」

まず国語準備室だ。芋を買うのに資金が必要だからな。
「綾川の説得はモエとショーコに頼む。出来るだけたくさん金を引き出せ!」
それから軍手とアルミホイルとマッチが必要だ。
「ノリオ、生徒会経費で出していいから、100均に行って買ってきてくれ。」
最後に落ち葉焚きの準備だ。
「俺とサトシで熊手と火バサミと水を汲んだバケツの準備を。行くぞ!」
おー!と元気良く声を出して全員、生徒会室から飛び出した。

サトシと二人、落ち葉掻きをしているところに、ノリオがやってくる。
誰かを連れてきたようだ。
「ん?」
「あー、店の帰りに出会ってしまって…。」
「ねー、今年は焼き芋大会なんだって?おいしいよねー、焼き芋♪」
ひょこっと顔を出したのは相葉駿。
「…まぁいい。スポンサーは綾川先生だからな。だが、タダでは食べさせない。しっかり働いてもらうからな。」
そして相葉に熊手と塵取りを渡す。
「向こうの校舎裏からしっかり落ち葉を持って来るんだぞー。」
「わかったよぅー。」
相葉が去っていって、入れ違いでモエとショーコがやってきた。
案の定、綾川先生も一緒だ。
「ただいまー。お芋、いっぱい買ってもらっちゃった♪」
「先生、ありがとう♪」
「いいえ、どういたしまして。」
にこやかな先生に背を向けて呟く。
「…金だけで良かったのに…。」
「草間会長、何か言いましたか?」
先生の目が微かに光って見えた。
「い、いいえ!先生、いつもありがとうございます!」
「たくさん買いましたから、竜士くんも呼んであげましょう。」
そうして携帯電話を持って先生が去っていった。

先生が去っていったのを見届けて、女子達にコソコソと話しかける。
「お前達、芋の分け前が減るじゃないか!」
「だって、来るなって言えないじゃない。」
「そこがお前達の腕の見せ所だろう!?」
「えー、だってー。」
「あぁ、もういい。確かに大量に買ってくれたようだからな…。芋を洗って、アルミホイルで包んで来い。」
「「はーい。」」

しばらくして、相葉が戻ってきた。何故か姉も一緒だ。
「お姉ちゃん、たまたま学校の近所に来てたんだって。」
「今年もきっと何かあると思ってたのよ!!」
次に先生と綾川。
「あぁ、相葉さんも来たのですね。焼き芋、楽しみですね。」
「だるー。芋食わせてくれるって言うから出てきてやったぜ。」
最後に芋、いや、モエとショーコが戻ってきた。
「通りかかった人も連れてきちゃった。」
七瀬ななと西園寺綾乃と伊藤一弥だ。
「こんにちは。焼き芋大会って初めて!草間くん、ありがとう!」
「私も初めてだわ。焼き芋自体食べたことがないもの。」
「西園寺さん、焼き芋ってホクホクして、甘くっておいしいですよ。」
礼を言うなら、俺ではなく、言いだしっぺのノリオと資金源の綾川先生なんだが…。
なんだかんだで総勢12人になった。

「じゃあ、火を入れるぞ。」
大量の落ち葉に火を点け、焚き火に当たる。
冷えた体が温かくなってくる。
火が落ち着いた頃に芋を投入。焼けるまでに小一時間掛かるだろう。
「寒いな、もう一つ焚き火をするか…。」
サトシに焚き火を作らせる。
その間に相葉とノリオが近くの教室から机と椅子をいくつか出してきて、女子達を座らせる。
「紅茶を淹れたが、飲むか?」
椅子に座っている女子達に勧める。
紙コップでちょっと色気はないが、こうやって外で飲むのも悪くない。
紅茶をすすっていると、横で綾川が文句を言う。
「俺、コーヒーが良かったなー。」
「文句言うなら飲まなくて良いぞ。」
「ちぇっ、お前、男には冷てぇよな。」
「男に優しくしてどうなるっていうんだ。」
「それもそうか。」

焚き火をしながら、芋が焼けるのを待っていた。
相葉は古典が赤点だったらしく、綾川先生が懇々と和歌の意味を教えている。
女子達は机を囲み、相葉姉の占い話で盛り上がっている。
サトシとノリオは焚き火の番をしていて、俺と綾川は校舎の壁にもたれてその光景を眺めていた。
「今年はのんびりだな…。」
「そうか?」
「去年の戦隊ごっこは疲れた。」
「お前、まだ良いじゃん。俺、マジでヤバかったぞ?」
「ふふっ、そうだったな。」
「この1年、色々あったじゃん。生徒増えたり、学校移転したりとかさ。」
「あぁ、そうだったな…。いろんなことがありすぎたな。」
そうか、学校移転からまだ2ヶ月程なんだな。
今、こんなにのんびりしたひとときが過ごせるなんて、奇跡のようだ。
「来年も出来るといいよな、生徒会祭。」
「ああ、そうだな。」

サトシが叫ぶ。
「もうぼちぼち、焼けたんじゃないか!?」
「あちっ!あちっ!」
相葉がいち早く焼き芋を取り出して、焼けたか確認している。
「ん!焼けてるみたい!おいしー!!」
その声を聞いて皆が集まっていく。
「じゃあ、食べようか!ほら皆並んで!」
ノリオが一つずつ芋を取り出して配っている。
「熱いですからね、火傷しないように気をつけてくださいね。」
綾川先生も皆の輪に入っていく。
「さてと、早く行って、焼き芋食わねーとなくなるぜ。」
「そうだな。」
甘い焼き芋の香りが漂う校舎裏。たまにはこういうのも良いものだな。

-終-
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2012/4/22  22:41

投稿者:おるん

すみません。
ギャグと見せかけて、何もないです。

やまなし、意味なし、オチなし。
やおいじゃないけど。

今年もいろんなことがありすぎて疲れました。
やっと落ち着きつつあるかなって感じです。
今後もカレたちとまったりした時間が過ごせると良いなー^^

(白薔薇学園仮校舎より転載 2011/11/23 小塚彩霧 as 奥崎おるん)

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