田んぼの稲刈りが始まり、松茸の炊き込みご飯が恋しい季節になってきました。
この時期になると、当院でもインフルエンザの予防接種を開院以来ずっと行なっておりました。
しかし、今年はすでに近隣で学級閉鎖も出るほど新型インフルエンザが流行っています。厚労省からの指導はまだありませんが、いつもならすでに注射を始めている時期なので、当院の当面の方針についてまとめてみました。
Q1: 季節性インフルエンザの予防注射、今年は受けるべきなのでしょうか?
季節性のインフルエンザとはAソ連型、A香港型、B型のいずれかで、その3種類に抵抗力ができるように作られているのが季節性の予防注射です。
例年のインフルエンザの流行のピークは1,2月頃が多いのですが、予防注射を受けてから体内にその効果ができるまで最短でも1カ月はかかるので、10月初旬から打ち始めて12月までにお子さんには2回の注射をしていました。
もし、今冬、新型インフルエンザしか流行しないのであれば、季節性の予防注射は受けてもあまり意味がありません。
しかも過去の新型が流行した年度の経歴では新型だけだったので、真冬になってから新型以外の季節性が流行する可能性はおそらく低いであろうと、僕は予想しています。
もともと日本のインフルエンザの予防注射の効果はさほど強くなく、大きな集団で見た場合に高齢者の死亡率を下げる程度のものです。
つまり、ちゃんと注射していたけど罹ってしまったという場合が多々あります。
ですから、麻疹風疹(MR)などの定期接種の予防接種と比較すると、予防効果も、注射を受ける意味も、根本的に全然違うとお考え下さい。
もっと効果の高いインフルエンザの予防注射を開発してほしいなぁといつも思っています。
Q2: では、話題になっている、新型用の予防注射の効果はどうなのですか?幼稚園児には優先して早くしてもらえるようですが、小学生はどうなの?
新型用の注射も基本的には季節性と同じ製造方法なので、同じくらいの効果しかないだろうと言われています。
ですから、
注射さえしておけば新型のインフルエンザには罹らないものとは決して思わないで下さい。
注射で重症になるのを防げるのかどうかも今のところはっきりしていません。
予防注射の国内生産量が少ないために、医療関係者、妊婦、1歳〜就学前の幼児、乳児を持つ両親、慢性疾患をお持ちの方に優先して行うようです。小学生はその後です。
また、接種する時期が心配です。
新型の予防注射が出回り始めるのは早くて10月末、大半は11月以降です。
推計による新型インフルエンザの患者さんが最も多いであろう時期とピッタリ重なってしまっています。
もちろん、実際のピークが予想通りになるのか、今後何度も流行の波があるのか、誰にもわからないことなので、受けておく意味が無いとは言えません。
ただ、できることならもう少し早く予防注射を作ってほしかったですよね。
Q3:では、実際の予防注射の受け方は?
海外から新型のワクチンを輸入してまで、国はできるだけ多くの人に受けさせようという方針です。
それなのに!季節性も新型もどちらも任意接種で、自費扱いになります。
具体的に新型用をいつから始められるかの連絡はまだありませんが、接種が可能になり次第、ここでもご連絡する予定です。
季節性の予防注射については10月初旬から接種が可能です。
こんな事情でもいいからやっぱり受けておきたいという方のために、
当院では正規の診療時間以外にインフルエンザの注射のみをする日時を以下のように設定して実施したいと思います。
日程:10月2日(金)〜12月末までの、火曜日・金曜日
時間:14時〜15時
(ただし、11月3日の祝日、6日のポリオ出務日、11月17日の健診日、12月15日のポリオ出務日は、除きます)
接種希望の方は13時45分から14時45分を受付時間 とします。
予約は必要ありませんが、限られた時間帯なので希望者が多過ぎる場合は受付時間を早くに締め切る場合もあります。
接種費用は、大人も子どもも、季節性は1回3.000円です。
新型の料金はまだ決定していません。ご家族によっては無料の場合もあるようです。
お子さんの場合は、母子手帳も必ず一緒にご持参ください。
この時間帯、病気の方の診察や、注射のついでの投薬などは一切行ないません。
あくまでインフルエンザの予防注射のみの時間とさせて頂きます。
厚労省が許可すれば、季節性と新型の同時接種は行いますが、ほかの予防注射とは同時には行ないません。
正規の診療時間中はインフルエンザの予防注射は行ないません。
今はすごく暇なのですが、今後インフルエンザの患者さんの増加も予想されますので、どうかご理解、ご協力の程よろしくお願いします。
どうしてもこの時間帯では来れない方のために、木曜日・土曜日の空いている時間帯で接種日を設定することも、後日に検討いたします。
ご不明な点があれば、ご遠慮なく受付窓口へどうぞ。

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