雨ニモマケズ、風ニモマケズ… そんなルームランナー  

 雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ… は宮沢賢治の詩だが、雨ノ日モ、風ノ日モ、雪ノ日モ、夏ノ暑サモ、深夜デモ気ニスルコトナク使エ、健康ナ体ヲ保ツ、ソンナ ルームランナーヲ私ハ欲シイ という人に最適な製品がある。  
 これさえあれば、天候に関係なく自宅でランニングやウォーキングが手軽にいつでも好きな時間にできる。さらに心拍数を維持しながら調整してくれるプログラムが使えるから専属のトレーナーがいるような感じで適切な運動を行うことができる。
 配送だけでなく、組み立て・設置まで商品代金だけで対応するというから本当に手軽だね。


ルームランナー 効果
0

アイヌの碑/先住民族アイヌの現在  

 この両著を読むと、とても情けなく、申し訳なく思ってしまう。
 アイヌに対してシサム(アイヌ語で、隣人、転じて和人をさす言葉)は、アイヌモシリ(アイヌ語で、人間の静かな大地)を勝手に奪い、北海道の正当な主であるアイヌを迫害し続けてきた。
 私は北海道の生まれで、小学校の社会科でも過去のアイヌに対する仕打ちや追いつめられたアイヌがほう起した事件などについてはある程度知っていたが、認識が浅かったということに気が付いた。
 われわれの祖先がアイヌにしたことは、白人がアメリカ原住民を殺戮したり、黒人をアフリカから連れてきて強制労働の末大量に殺したのと変わりのないことをこの両著によって知った。しかも日本ではこの過去に対する反省がなされていないに等しい。
 現在世界の少数民族・先住民族は復権のためのさまざまな方策が先進諸国の間で近年取られているが、アイヌの復権策というのものが日本にはない。しかもシサムがアイヌに与える差別や貧困といった不幸はいまだに続いている。北海道はアイヌに返すべき土地だ。
 だがしかし、私にも大切な故郷である。もちろん北海道に住む奥の人にとって故郷だ。共生したい。個人的な意見だが、借地料をアイヌに支払うというのはどうだろうなどと思う。
 この両著に収録されているのだが、萱野氏の少年時代、父親が鮭を密猟し、逮捕される話などは読んでいてとても辛かったた。アイヌが自由に、しかも採りすぎることなく節度を持って採っていた川を遡上してくる鮭を、後から来たシサムが勝手に法律を作り、鮭を捕ってはいけないときめたのだ。
 その一方で、シサムの漁師は河口に網をしかけ鮭を一網打尽に採りつくす。こんな勝手極まりない話はない。
 また、萱野氏の祖父がまだ幼い少年時代に強制労働に駆り出され、親元に帰して欲しいためにわざと自分の指を山刀で切断する話などは涙なくしては読めない。
 しかしまたこの両著、特に「アイヌの碑」からはすばらしいメッセージを受け取ることもできる。この著は、流暢なアイヌ語を使うことのできるおそらく最後のアイヌであり、現在国会議員でもある萱野氏の自伝なのだが、自然とともにある、豊かで穏やかなかつてのアイヌの暮らしぶりを垣間見ることができ、一種の憧れさえ感じる。
 日本人として、目をそらさずに読んでもらいたい本である。

※この記事は1997.1.20日に書いたものに一部加筆しました
0

地名のいわれが一気にわかる本  

 地理・地名にうとい私。小・中・高校とまったく興味のなかったのが災いしてか、いまだにこの分野での知識の蓄積が少ない。
 面白く読めて、地理的知識が身につく本がないかなと古本屋の棚を物色したときに見つけたのが本書。
 タイトル通り一気に分かるかというと、全260ページを一気に読まない限り一気には分からないわけだが、ただ地名を憶えるより、いわれがあったほうが遙かに知識として定着しやすいし楽しい。
 例えば、鎌倉市の化粧坂は「けわいざか」と読み、遊女と縁があるとする言い伝えの他、戦場から戻ってきた兵士が、討ち取ってきた平家の武将の首をここで化粧して首実検した。という説が書かれている。華やかな印象とはうらはらの歴史的いわれ。記憶にすり込まれやすいと思うがどうだろう。
 馴染みの深い地名もあった。「地球岬」私の故郷の室蘭市にある太平洋に面した岬だ。
 本書の説明を要約すると、“チキュウとは地球のことではない、岬を表すチケウエ(チケップとも)というアイヌ語からチキュウに転化して、それに地球の漢字をあてはめた。”ということが書かれている。そんなことは地元では良く知られたことだけど。
 地球全部を見ることはできないけれど太平洋を一望することはできる。初日の出の名所としても有名だ。かつては飛び降り自殺の名所としても有名だったが。
 三重、吾妻など日本武尊の伝説にちなんだ地名が各地にあるのも興味深い。
 保土ヶ谷、金精峠などいわれを知ると赤面してしまうようなものもある。
 青森県の戸来村(現・新郷村)はヘブライ語起源で、キリストはここで106歳の天寿を全うしたという伝説も面白い。
 こんな話が140以上も収められており、地名と地域性について楽しく知ることができるの請け合い。
0

夏休み最終日と言えば  

 夏休み最終日と言えば、嫌な事後回しで夏休みの宿題をすっかり溜めてしまい、親に叱られながら深夜までかかってやるというのが少年時代の私の恒例だった。
 その血は我が家の小僧共にも脈々と流れておった。
 北海道旅行中も少しづつ宿題を進めていた上の小僧(中1)は、数学や英語に躓きながらも昨日までに水彩画1枚と読書感想文を残すのみとなっていた。
 下の小僧(小3)も書きかけの読書感想文と自由研究を残すのみ。
 今年は楽勝〜!!
 と思いきや。
 バッテリー(浅野あつ子著)全5巻の感想文を書くはずの上の小僧は、3巻目で投げ出した。
 下の小僧と来た日には、改めて宿題のプリントを確認したら、自信満々でほとんど終わっていると言っていたにもかかわらず、3分の1くらいしかやっていない。本人は全部やったつもりだが、プリントを見ると漢字書き取り、計算ドリル、ホウセンカの観察、読書10冊などが未着手。
 4教科の復習ドリル、漢字プリント2枚、読書感想文、自由研究のみだと勝手に思い込んでいたのだ。
 ぐらぐらとめまい。
 もう教えながらなんてレベルじゃないね。
 上の小僧には、「他の本にしろ、水滸伝がいい、横山光輝の漫画で読んだろ、それで書け。父さんの本棚の水滸伝(岩波書店刊全10巻)読んだことにしておけ」と言い、下の小僧には「計算ドリル、母さんに内緒で電卓使っていいから、とっとと終わらせて漢字も終わらせろ」とインチキをやらせる。
 ホウセンカの観察は、インターネットで写真を見て私が下絵を描き、それを小僧に写させた。
 しかも、1日目:葉っぱが増えた。2日目:北海道から帰ると枯れていた。の2枚だけ。旅から帰ると枯れていたのは事実だからもうそれでOKってことに。
 さらに読書ときた日にゃ、「本棚から10冊持ってきてタイトルだけ書け。読むのは明日からのツケにしてやる」と指示する私。
 自由研究は初めから手伝うつもりだった「北海道いきもの図鑑」。北海道旅行中に撮影した動物の写真を元につくる図鑑だ。
 写真はほとんどが私の撮ったものをプリントアウトして台紙に貼り付けるが、調べ物は自分でやらせようと思っていた。しかし、もうそんな暇はない。文章も書き写すだけの状態にまで私が持って行く。
 そうしたら今度は上の小僧が読書感想文で躓いて一歩も勧めない。作文がとことん苦手なのだ。
 仕方がないので、私の頭にある水滸伝の感想を言って書き取らせる口述筆記に。
 さらに、それだけで疲れ果てて昼寝してしまった小僧に代わって、水彩画のスケッチまで私がっっ!
 最後まで残った、自由研究の北海道生き物図鑑のテキストを完成したのは夜1時過ぎ。明日の朝早くに、このテキストを小僧の手で書き写させねば〜!!
 ああ〜 疲れた。
0

ニホンザリガニ  

 武蔵村山市は東京都にあって緑豊かな所だ。
 その人里近くに、小さな沢があった。
 実は、ここでニホンザリガニを発見したという話があって、目撃者に案内されてやってきたのだ。
 現在は、北海道と東北地方北部でしか見られないというニホンザリガニが、ここ武蔵村山市に棲んでいたとしたら大発見だ。
 早速、細い水の流れでザリガニのいそうなところを探ると、いた。
 北海道生まれの私は、子供の頃からニホンザリガニを見慣れている。
 現在は絶滅危惧種と言われているニホンザリガニだが、少なくとも30年前までは、住居近くの墓地脇の小さな沢に棲んでいたし、ある時は秘境とも呼ばれる場所の急斜面から流れる細いわき水で、ハサミを除き体長約8センチという最大級の個体を捕まえたこともある。今思えば、あいつはそのまま逃がすべきだった。
 そんな私が見間違えるわけがない。
 間違いない。
 間違いなく、アメリカザリガニの子供だ。
 お終い。
0




AutoPage最新お知らせ