2月1日、会社の全体朝礼の当番でした。以前は年に2〜3回合ったのですが最近は、人数が増えて年に1回の当番となっています。
先ず、最初に1月度の会社の業績報告を済ませて・・・
「今日は事故に関するお話を致しましょう。1月13日の金曜日にイタリアの豪華客船
コスタ・コンコルディア号11万2千トンが、地中海のジリオ島の近くで座礁すると言う事故が発生しました。最近の船は航路がコンピューターでインプットされているので、人間が余計な事さえしなければコースを逸れる事は無いのですが、船長が島民にサービスをする為に接近しすぎた訳です。午後9時45分頃、船体をライトアップさせ、霧笛を鳴らしながら島に接近しました。島の出身者の給仕長を甲板に読んで・・・「ほら! 君の島だよ♪」と、語りかけた。「大変だ!島に近寄り過ぎている!」と給仕長が叫んだが後の祭り。
船は暗礁に乗り上げて座礁しました。乗員乗客4200人の内、今日現在 死者が17名、行方不明者が15名となっています。この時、たまたま船内に流れていた曲が、皆様ご存じ♪
セリーヌ・ディオンの『
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』映画
タイタニックのテーマ曲でした。出来過ぎのようですが本当の話です(笑)。

そのタイタニックの事故の時も、数々のミスが重なっていまして・・・先ず、双眼鏡を入れたロッカーのカギの受け渡しが出来なかった。だから見張り役は双眼鏡を使う事が出来なかった。サウサンプトン港出港の際、トラブル発生で1時間遅れたため、船長が船を全速力22〜23ノットで航行させていた。氷山発見の報せが複数の船から寄せられていたにも関わらず安全策を取らなかった。船長が無線に対して「ウルサイ!」と、叫んだという記録が残っています。見張り役が肉眼で450メートル先に氷山を発見し、一等航海士
マードックが“取り舵一杯”の指示を出したが操舵員に正確に伝わらず、退避が間に合わずに衝突してしまったのです。でもタイタニックの場合は、衝突してからの処置は完璧でして・・・一等航海士と二等航海士がそれぞれ船の左舷と右舷に分かれて、乗客の避難誘導を行いました。しかし救命ボートは乗員乗客2200人の半分の人数分しか備え付けられていなかった。二等航海士の
ライトラーは船長の『
婦女子優先』の命令を忠実に守り、女性と子供しか救命ボートに乗せなかった。だから家族もバラバラとなった訳です。一等航海士のマードックの方は比較的柔軟に対処した為、生存者750名の中には、男性の生存者も居たという訳です。約1500人が船と運命を共にしましたが、船には『
ウォレス・ハートリー楽団』が乗っていまして、船が沈没するまで演奏を続け、ラストは『
讃美歌320番』で閉めたというエピソードは有名です。これは映画やアニメ(銀河鉄道の夜)でも紹介されていました。この辺がコスタ・コンコルディア号との大きな違いですねえ。コスタ・コンコルディア号の場合は、船長以下、乗組員が真っ先に避難してしまったのですから・・・「
沈没するかもわからないので船には戻れない」と、船長が叫びました。この事から解るように、いくら立派なマニュアルやルールが有っても、人間が守らなければ何にもならない。人間の資質が問われる訳です」と、ここまで一気に喋って・・・
今後の、工場監査の日程を発表し、整理・整頓・清掃・服務規律遵守の重要性を訴えて終わりました。
昼休み・・・
食堂のT嬢「タイタニック号の話、面白かったです。私、船の先で両手を広げている画面しか知りませんでした(笑)。タイタニックって何処の船ですか?」
MT○「イギリスの船だよ」
T嬢「それで紳士的なんですね?」
MT○「アメリカ人で我先に避難しょうとした男達がいたが、乗客達が取り押さえた」
T嬢「さすがはイギリス♪ もう一つの座礁した船は何処の船ですか?」
MT○「イタリアだよ」
T嬢「やっぱり・・・ねぇ(笑)」
文学シングルマザーのS嬢が・・・
「昨日、
ストロベリーナイトを観ました」
「観たの? 僕は録画しているから・・・」
「この前、借りた『
シンメトリー』の中の『
過ぎた正義』を読んでいたのですよ。そしたらテレビの内容も同じでした」
「そうだったの? 前は『
右では殴らない』で、姫川警部が右手で壁を殴って腫れあがり、始末書が書けなくなったと言うお話でした(笑)」
「だから右では殴らないなんですか?(笑)私〜
竹内結子のイメージが変わっちゃいました」
「テレビ番組は、あの短編集を順番にドラマ化しているんだよ」
「今朝のMT○さんの朝礼、随分なめらかに次から次へと喋っていましたけれど・・・あれ、絶対、趣味の世界に入り込んでいましたでしょう?」
「タイタニックの話題はイッパイ有るから、選ぶのが大変だったよ(笑)」
「
セリーヌ・ディオンの曲が出てきたから、絶対、楽しんでいるなあ〜♪ と思いながら聞いていました」
「
セリーヌ・ディオンは随分聴いていたからなぁ・・・貴女もフアンでしょう?(笑)」

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