昨日、母から聞いた話。
写楽は、短縮ダイヤルに登録してある金沢の実家に勝手に電話することがある。
いつの間にか、ひとりで電話できるようになっておる。3歳児あなどれない。
「KとZのはいってるのが、かなじゃわ(金沢)おじーちゃんのおうちだから、それからonを押すんだよ」などと言っておった。
電話に出た母にいきなり唐突にこう言ったらしい。
「かあちゃんの一番うれしかったことは、○○(自分の名)が生まれたことなんだって。次にうれしかったことは、かなじゃわおじいちゃんとかなじゃわおばあちゃんが、二人でニュージーランドにきてくれたことなんだって。涙が出るくらいうれしかったんだって。ニュージーランドにきてくれて、ありがとっ!」
そんなこと、私、写楽に言うたっけ?
写楽がそこまで詳しく話せるなら、そう言うたんやろな。
自分ではあまり覚えていない。
「○○がきてくれて本当にうれしいよ。かあちゃんのところに生まれてくれてありがとう。」とはいつも言っているが、自分の両親がニュージーランドにきたことがうれしかったと写楽に話した記憶がない。
でも、きっと話したんやろな。
おじいちゃんとおばあちゃんが二人でニュージーランドにきてくれて、うれしかったのだということを。
それを写楽は覚えていたのだ。
また別の話。
写楽が通っているスイミング教室で、写楽は5〜6歳ぐらいのマオリの女の子に「あんたはウンコだ」といわれたらしい。
You are gunというスラングで、「ガンっていうのは、プープー(うんち)のことなんだよ。」と写楽。
なんで写楽がそんな言葉を知っていたのかを聞くと、「you are gunていうのはプープーっていうことだから言ったらだめだよって、ミッシェル(先生)が言った。」らしい。
プールサイドで観ていた私は、写楽がマオリの女の子に顔を指差されて何か言われていたのは知っていたのだが、そんなことを言われておったとは。
写楽はそれほど気にしていなかったのに、後から聞いた私のほうが頭にきてしまって「う○こだと?う○こ、言うもんがう○こじゃ!」とぷりぷり怒っていたら、写楽は笑っていた。
「かあちゃん、怒ってへんてこりーん。」だと。
なんで、4歳や5歳の子がそういう言葉を知っているのか?
なぜ、初対面の知らない子に向っていきなりそういう言葉をいうのか?
きっと、その子が親から言われているからだろう。
そして、周りの大人が誰かにそう言うのを聞いているからだろう。
そういう言葉を聞かされて成長する子。
かわいそうに。
「そんなことを言ってはいけないよ。みんなひとりひとりが違って、ひとりひとりがスペシャルなんだよ。」
そう教えてやる大人はそばにいないのか。
何を話すか、大事である。
何でも覚えているからね、こどもは。
できれば、うれしい話、うれしかった話をたくさんしたい。
同じく、こどもの心に残るのであれば。

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