「play groundって何ですか?」
日本からニュージーランドにやってきて間もない高校生に、こう聞かれた。
プレイもグラウンドも意味はわかるのだけど、プレイグラウンドというのがどういうものなのかがわからないのだそうだ。
なるほど。

プレイグラウンドというのは、いわば公園の遊具コーナーである。

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考えてみると、日本の公園の遊具は、公園の周囲に散らばっており、真ん中の開いたスペースで走り回れるようになっていたような気がする。そう考えると、日本の公園にはプレイグラウンドは付属していない。公園自体がプレイグラウンドぐらいの大きさしかなかったりもする。
私たちの子供の頃と違い、人口が増えた今では公園の中でも走り回れるスペースはすくないのかもしれない。日本の公園ではボール遊び禁止、犬の散歩禁止、そのうちに「公園内では走らないでください。」のようになるのかもしれない。


ニュージーランドの、それもロトルアの公園はとても広い。そして必ずと言っていいほど、土やコンクリートでなく広大な芝生となっている。
遊具は、公園の一部に固まって設置されている。その部分をプレイグラウンドと呼ぶ。

プレイグラウンドは、芝生でなく、木のチップや柔らかいゴムフロアが敷かれていたりし、子供が遊具から落ちても怪我をしないように配慮されている。
滑り台(=スライド)、ブランコ(=スイング)、うんてい(=モンキーバー)、なわばしご(ロープ)など、子供の心をくすぐるものがたくさん設置されている。

子供はみんなプレイグラウンドが大好き。
6歳5ヶ月になったうちの娘もしかり。
「プレイグラウンドに行く」というのは、おうちでテレビ観るよりもずっとスペシャル。
大人にとっても、無料で子供を遊ばさせられるプレイグラウンドは、財政面でも心強い味方なのである。

お天気の良い日、娘やその友達を連れてプレイグラウンドに遊びに行く。
文庫本を1冊持って。
子供たちがロープにのぼったり、サルのようにぶら下がったりしている横のベンチでポカポカと日向ぼっこしながら読書する。
なかなか、いい。
「ブランコを押してくれ」だの「こんなすごいことができるのを見てくれ」だの子供に言われるのが面倒だが、「しゃーないなあ」といいながらも、子供の背中を押してやったり、自分もロープにぶらさがったりして、「ひゃほー」などと言ってみるのも愉快。

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プレイグラウンドはここ、美しいタラウェラ湖のほとり


空が青くて山が緑で、両方がどこまでも広がっているから。
楽に大きく呼吸できる。
「ここに住んでいるんだな、ここに暮らせてよかったな。」と感じるのは、プレイグラウンドでだ、ということが度々あるように思う。



7

ニュージーランドで、どんじゃらほい  気のままニュージー

ブログタイトル変更しました。
ブログまたやってみようと思います。



4

本はいつでも新しい  気のまま雑記

古い昔の歌を聞くとその当時のことを思い出す。
その当時の気持ちが風景とともに浮かび上がる。
古い本を読むと、新しい発見がある。
前に読んだときには、起こらなかった気持ちがわきあがったり、これはこういうことなんだとあらためて思ったりする。
本はいつでも新しい。
ボロボロでも新しい。新しい言葉を発見し、新しい気持ちがわいてくる。
だから本は素敵。


本の好きな人に自分の本を貸すのは楽しい。
この人はどう感じるだろう?と。
好きな人から本を薦められるのもうれしい。
その人の心が少し理解できたような気がするから。


昔、学校の図書館がまだ貸し出しカードをつかっていた頃、好きな人の読んだ本を探しだし、自分も借りた。
この本をあの人が触ったのだ、この文字をあの人が読んだのだ、行間に彼の視線が残っているような気がした。

最近読んだ本を書き留めておこう。
ここ1年で読んだ本
2

小さい頃のおはなし  気のまま家族

「小さい頃のおはなししてー」と毎晩写楽は言う。
一日も欠かさず毎晩である。
「お願い!小さい頃のはなしー。3歳以下!」と言うときもある。

自分が小さい頃どんなだったか、どんなかわいかったか、そういう話を毎晩本を読んで明かりを消した後に、必ずせがむ。
「そんなん毎日違う話を覚えてへんよー。」と言うと、
「同じ話でもいいのー。してー。う○ちの話、してー。」とくる。

写楽が、ゲラゲラ笑いながら何度もせがむ小さい頃の話とは、こうである。

写楽がまだ2歳になってすぐの頃、テコテコと私のところにやってきて舌たらずな声でこう言った。
「かあちゃん、きて。んこがあるのー。んこがあるから、きてー。」

え?今、なんとおっしゃいましたか?う○こがあるから来いと言いましたか?
見ると写楽は、お尻丸出しである。

言われるがままに、写楽のあとについて私らの寝室にはいっていく。
ウォークインクロゼット(洋服置き場)の中に、プラスチックの簡易イスがあり、な、な、なんとその白いプラスチックのイスの上に、「んこ」があったのだ。

「あのときの衝撃は忘れられへんわあ。」というと、写楽ゲラゲラ笑う。

トイレトレーニング中だった写楽は、おそらく私らの寝室のトイレに入ろうとズボンを脱ぎオムツをはずしたまではよかったが、ドアノブが回せずにトイレの中に入れなかった。
どうしよう、う○ち出ちゃうーと考え、クロゼットの中にあったイスによじのぼり、おそらくはイスの上でしゃがんで用を足したのであろう。
白いプラスティックが便座ににていなくも、なくも...ない。
母にそのことを言わなくては、このままこれをほっておくわけにはいくまいと幼いなりに考えたのであろう。リビングにいた母のところにやってきて、「んこがあるから、きてー」と言ったのだと思う。

「ひゃー」と思わず声が出た。

イスの上のモノをみて、私がまず思ったのは、近所の猫か犬がクロゼットに入り込んで用を足したのか?ということ。

そんなわけはない。
いたしたのは我が家の2歳児であることにすぐに気がついた。わははと思わず笑ってしまうできごとであった。


その話を現在5歳の写楽は、何度も何度も聞きたがるのである。
「う○こがあるから、やて!自分でしたんやんかー!おもしろい!」とゲラゲラ笑う。「でもえらいよね、自分でちゃんと言いにこられて、えらいよねー。」これも毎回母が言う台詞を先回りして言う。

この話は、50回以上写楽にしている。
でも、「毎晩の小さいときのお話してー。う○この話がいい。」とよくリクエストされる。

そうやって、自分がどれだけ愛されていたかを確かめているんだね。
愛していたよ。
今も大好きだよ。

今5歳の写楽は、自分でトイレにはいるが、大きいほうだった場合は「んこ、出たーぁっ!」と、母がトイレにやってきてふいてくれるまで、繰り返し叫び続ける。「自分でふけるけど、ママにふいてほしいんだもん。」だそうだ。

いつまでこんなことをするのか。
難儀なやっちゃ。

今のこのことも、何年かしたら小さいときの話になるのかな。
それとも、もう何年かしたら「小さいときの話してー」も「抱っこしてー。」も言わなくなるのかな。

小さいとき、きみはこんなかわいかったんだよ。
小さいとき、きみはこんな大事にされてたんだよ。
小さいとき、きみはこんなに愛されていたんだよ。
そして、今も大好きなんだよ、きみのこと。


小さいときの話をベッドの中でするのは、私にとっても確認であり充電でもある。

「小さいとき、○○(写楽の名)は、ゆりかごの歌が好きやったでー。ゆりかごの歌を歌ったらすぐに寝てしもた。これね、♪ゆーりかごーのうーたを♪(歌う)」

4番まで歌い終わったら、5歳の写楽も寝てしまった。
この歌の魔法はまだ効くのか。
明日は、昨日ゆりかごの歌をきいて一瞬で寝てしまった今日のきみの話をしよう。




4

写楽の足の裏  気のまま雑記

5月3日
娘の足の裏、1ヶ月前に木のささくれがささった。数日前から化膿して腫れて、痛くて泣いて寝られないほどだった。今朝、学校に行く前に医者に連れて行った。
腫れているところを切って膿をださないといけない。ドクターが。「針をさすと痛いから、very very gentleにそっと切ってあげる。ガマンできる?」と聞く。娘、すでに半泣きになりながら「うん」とうなづく。
右手で母に抱きつき、左手のこぶしをグーににぎりしめて、足の裏を切ってもらう。娘、動かない。「ううう」といいながら、ポロポロ涙をこぼしながらじっとしていた。すごいぞ。えらいぞ。「いたいー。no−」といいながらも動かないこちらのほうが泣きそうだった。
ドクターに「Well done! You are so brave!」とほめてもらった娘、はじめてにっこり。ご褒美にジェリービーン2つもらう。「やったー!今日はデイビー(医者のこと)が2つジェリービーンくれたー」と大喜び。I am proud of you!

5月4日
驚いた。今朝、娘の化膿した足の裏の傷の絆創膏をとりかえてやるために、はずしたとたん、小さな噴火口のようになった傷口からむくむくと何かが出てきた。黒い細いものだった。ひゃー、虫かと思ったら、なんと木のささくれだった。2センチほどもある木のとげ?が自然に出てきた。
「なんか出てきたー」と傷口に押し戻そうとする娘。あかん、あかん、戻したらあかん。ピンセットで引っ張り出すと、2センチほどもある木のささくれだった。これがはいっていたから、化膿したのね。すごいね、人間の体。ちゃんと自分で異物を出そうとするのね。これでよくなるだろう。

5月10日
足の裏の皮がうきあがり、むけてきた。これでもう大丈夫。
抗生物質も効いたのだろう。今後も木のささくれには注意。
2

雪女がくる  気のまま家族

雪女がこわいのー。雪女がきたら、いやだー。
と写楽が朝言った。

「ロトルアは雪降らへんから、雪女けえへえんよ」というと、「じゃ、雪女は日本にくるの?」と写楽。

「雪女さん、日本に行ってください!」と空に向かって叫ぶ写楽。


妖怪大図鑑という児童書をおじいちゃんに買ってもらったのに、こわくて開くことさえできない。
「妖怪大図鑑は、15歳になったら読むのー。」だそうだ。

昨日は、右足の裏に木のささくれがささって、痛くて右足をかばって歩いていたら、今度は左足がつってしまい大泣きしていた。
「今度は、こっちの足まで痛い〜。」とポロポロ涙をこぼしているので、左足をみてみると、みごとにふくらはぎがこむら返りしていた。
ああ、このスジがつっているのね、とわかるほどに。

「今日はひとりで寝られない〜」と泣くので一緒に寝た。
すると、今度は「お腹が減ったー」と泣く。
学校で鍛えられすぎたのか、足が痛くて疲れたのか、昨日は午後6時に寝てしまっていたからだ。
午後10時に足がつり、泣く。
マッサージしてやって足の痛みがとれたら今度は腹が減ったと、泣く。
ガマンできない、と泣く。


オレンジ1個8つに切ってやって、食べる。
泣いて赤くなった鼻の上にしわをつくって、むしゃむしゃと食べる。
ピチャピチャと音をたてて果汁をすする。
ほんまにサルみたい。



かわいいなあ、きみは。

「なんか顔についてるで。」と鼻をつまんでやる。
そして「あ、ゴミやと思ったら鼻やったわ。」と言ってやる。
すると、写楽「ママ、なんかついてるで。」と私のほほをつまみ、
「あ、しわやったわ。」と言う。
5歳児なかなか、あなどれないぞ。



1

他人に優しい子ら  気のまま雑記

日本から短期語学研修にきていた高校生が今日帰った。
総勢29人。男子校なので当然男の子ばっかり。

私の高校生の頃って、自己意識のかたまりみたいで、大人になりきれずでもそんな自分を外にみせたくない大人ぶっていたとき。
自分に注目してほしい、でも注目してほしい自分には気づかれたくない。
屈折した自己意識をもてあますようなそんな頃だった。

自意識過剰。それを指摘されると傷つく弱さ。
今考えると、子どもっぽい高校生だった。
ちゃんと他人をリスペクトして話をすることができていなかった。
優しくなかった。

若者たちと話していて思った。
みんなずいぶん優しい。
自然なのだ。
私に対しても先生に対しても友達に対しても。
もちろん、それぞれの立場があるから対等ではないのだが、その立場をきちんと把握した上で、自然に話している。先生に話しかけられても自然。
敬語もしっかり使える。
他人の失敗や他人の欠点(ともいえない欠点)を笑うことで仲間意識を高めるような、そんな子どもっぽいところがない。
他人のいうことを肯定する。そのうえで、自分の考えを言う子が多かった。

素敵な子らだ。

今回は私が引率する機会が少なかったので、あまり話せなかったのが残念。
それでも、「医学部に行きたい」「ピアノを習う意義」「自分の好きなこと」「自分の名前について」「自分はこういうひとだと自分で思う」などなど、話ができた。
高校生と話すの大好き。

当然だがひとりひとり個性があって、生活や環境が違って、ひとりひとりが目指す方向が違う。
30人いれば30通りの夢がある。
それがすごく素敵。



かげで、私を「おばはん」と呼んでめっちゃ(私に)怒られた子もいた。
ははは、ほんまのこと言うただけやのにね。
本当はそんなに怒ってなかったのだよ。


10年後が想像つかないって、すばらしいことだ。
優しいきみたちの10年後の日本が、世界が、生きていて楽しい環境でありますように。

ありがとう!
優しい言葉をたくさんありがとう。自分に向けられた言葉でなくても、優しい言葉は聞いていて心地よかった。
きみたちに会えてよかった。
Good Luck for your future!
1

ママはなんでもできるよ(5歳2ヶ月語録)  気のまま家族

5歳になって、2月から小学校1年生となった写楽。
毎日、よくがんばっている。毎日、1冊本を読み、朝学校に行くとすぐに先生に聞いてもらう。そして、リーディングが終わったらすぐに勉強がはじまる。
始業前から、勉強しだすクラス。
厳しい良い先生の指導が行き届いているのか。

「ママのつくるご飯は世界一おいしい!」と言う写楽に、
「おかあちゃんは料理ぐらいしかできないからね。あとは何もできへんからね。」と返すと、写楽こう言った。
「そんなことないよ。ママはなんでもできるじゃない!ちゃんと歩けるし、走れるし。後片付けだってできるじゃない!」
...ほめられているのか、けなされているのかよくわからない慰め方をされた。

そうやね、歩けるし、走れる。そして自分で後片付けもできる。
東北地震やクライストチャーチ地震で被災された方々のことを考えると、自分で歩ける、走れる、そして片付けられることのありがたさをよくかみしめないといけない。
しっかり歩いて前を向いて生きていけという神様の言葉なのかな、と思った。

幼稚園では大きくて、下の子の面倒をみたりしてお姉さんぶっていた写楽、学校ではやっぱり一番ちっこくて心もとなくて、1年生な感じだ。
「一人で教室まで行けるから、ママはずーっと後ろからついてきて。」といい、はねるように走っていく。大きなリュックが背中でゆれ、ずりおちそうになる。


母を「かあちゃん」と呼んでのに、いつのまにか「ママ」と呼ぶようになった。自称プリンセスだから、「かあちゃん」と呼ぶのはプリンセスに似合わないと判断したようだ。

4歳2ヶ月から約1年の写楽の言葉の数々。
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朝起きると、  気のままニュージー

朝起きると、冬がきていた。

リビングの空気が冷たかった。
窓を閉め忘れたのだろうか。
いや、ちゃんと閉まっている。

昨日の晩までは、初秋だったのに、今朝起きると冬がきていた。

写楽を起こす。暖かいからだ。
抱っこーと抱きついて、泣きそうな声で「おはよー」といい、「ブランケット!ブランケットかけてー。タオルケットは、いやー」といいながら、毛布につつまれ抱っこのままでまた寝てしまう。

暖かい。
人間湯たんぽ。


そろそろ冬の支度をしなくてはいけない。
暖炉の木を準備しなくては。重労働。
河童は、近々えんとつ掃除をすると言っている。


急に寒くなってきた。
ニュージーランドの夏は短い。
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クライストチャーチ地震  気のままニュージー

2月22日、クライストチャーチで大地震が起きた。
市街地はたくさんの建物が崩壊し、中に取り残された人も大勢いる。
発生から3日目の今日、まだ安否の確認がとれていない人が300人いるらしい。
日本から語学研修にきていらっしゃった短期語学留学の学生さんたちも行方不明になっている。
救助活動が続けられている。


ここロトルアは、クライストチャーチから飛行機で1時間半。まったく被害はありません。日本からたくさんのメールや電話をいただきましたが、私たちはみんな元気ですのでご安心ください。ありがとうございます。
お世話している留学生のみなさんも全員ご無事です。
被害はクライストチャーチに集中しており、それ以外の街、特に北島にはまったく被害はありませんのでご安心ください。
非常事態ではありますが、ニュージーランドがすべて危険というわけではありませんので、ご安心ください。

安否のわからない人、建物に閉じ込められている人がどうかはやく救助されますように。それだけを祈るばかりです。
留学生の親御さんの心痛はいかほどかと、胸が痛みます。


日本にいる友達がこれほどまでに心配してくださっていること、ありがたく思います。ブログでのご連絡が遅れてごめんなさい。
北島は、全く被害はありません。
元気です!無事です。

クライストチャーチ地震については、ツイートしています。
http://twitter.com/BeeHappyNZ


同じニュージーランドに住むものとして、被災された方に自分は何ができるだろう、何をしたらいいだろう、と考えています。
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