コロンビア大の発表によると、 7〜9時間眠る人に比べると、4時間以下しか眠らない人は、73%も肥満になりやすいという報告されております。5時間程度でも50%、6時間でも23%それぞれ太りやすいという結果でした。
また、アメリカのスタンフォード大の発表によると、5時間眠る人は8時間眠る人に比べて、血中の食欲刺激物質グレリンが14.9%も多く、食欲抑制物質レプチンの量が15.5%も少ないことが報告されております。
このように、睡眠時間が短い人は食事を食べ過ぎ、肥満になりやすい傾向があることが科学的に証明されております。
グレリンとレプチンが食欲を調節する仕組みは太古の昔からあるものだと思います。
狩猟や農耕で食料を獲得できるのは主に夏から秋にかけてです。
この間に食料をなるべくたくさんとり、身体に栄養を蓄えて来るべき冬に備えるのです。
そして冬はなるべく食べなくてもすむような仕組みが生きていくうえで不可欠だったのです。
これを睡眠時間の観点からみると、夏は昼が長く夜が短い、冬は夜が長くて昼が短い。つまり、夏は睡眠時間が短く、冬は長い。
睡眠時間の短い夏の間は、食欲刺激物質のグレリンが多く分泌され、睡眠時間の長い冬は食欲抑制物質のレプチンが多く分泌されるというシステムは生物学的には非常に合理的です。
適切な睡眠時間は人により異なりますが、一般的には6〜8時間と考えられます。
規則正しい生活のリズムをとるのが何よりも大切なのだと思います。
睡眠を調節しているホルモンにメラトニンという物質があるのですが、朝起きたときに太陽の光を浴びると脳で合成されて、夜になって分泌され眠気を促します。
すなわち、朝おもいっきり日の光を浴びることが夜の眠りにつながるわけです。
太り気味のかたは睡眠時間を見直してみてはいかがでしょうか。
きくち内科クリニック
郡山睡眠呼吸センター

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